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展覧会

石田徹也展−ノート、夢のしるし

展覧会概要

石田徹也《飛べなくなった人》1996年、静岡県立美術館蔵

【企画展】
石田徹也展−ノート、夢のしるし
2014年4月12日(土)〜6月15日(日)


開館時間 9:30〜17:00(入場は16:30まで)

休館日 毎週月曜日(ただし5月5日は開館)

主催  平塚市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会

協賛   ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン・日本興亜損保、日本テレビ放送網、
     神奈川中央交通株式会社

観覧料  一般800(640)円、高大生500(400)円
       ※( )内は20名以上の団体料金。中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
       ※各種障がい者手帳の交付をうけた方と付添1名は無料
       ※65歳以上で、平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金

開催日数 51日

観覧者数 18,066人
    

展覧会詳細

石田徹也《燃料補給のような食事》1996年、静岡県立美術館蔵

石田徹也は現代社会を鋭く風刺する画風で知られる画家です。1990年代のバブル崩壊後、世の中の価値観が大きく変わろうとする中で、社会に渦巻く不安に目を向け、時に辛辣に、時にユーモラスに描き続けました。
1973年、静岡県焼津市に生まれた石田徹也は、武蔵野美術大学を卒業後、広告グラフィックを意識した作品で頭角を現します。気鋭の画家として徐々に注目を集めはじめた矢先、踏切事故により31歳の若さでその生涯を閉じました。没後は遺作展や遺作集、また多くのメディアでも取り上げられ、大きな反響を呼びました。
真骨頂ともいえる、さまざまな器物や風景と合体した「自画像」は、石田のまなざしを通した、現代社会における匿名のものたちの象徴であり、痛みや矛盾を抱えて生きる人々の表現として、見るものの共感を呼んでいます。
本展では、代表作約110点を核に、石田が遺した51冊ものノートやスケッチブックに描かれた、下絵やアイデアノートを初公開します。また、石田の言葉を随所に紹介し、制作の過程や思考の跡をたどります。
混沌とした現代社会と諧謔的に向き合い続けた石田徹也の作品は、高校生から40代を中心に、生きるとはなにか、本当の幸せとは何かを考え直すきっかけになるはずです。

なお本展は昨年秋の足利市立美術館を皮切りに、平塚市美術館ののち砺波市美術館、静岡県立美術館で開催されます。

関連事業・石田徹也のことば

石田徹也《めばえ》1998年、個人蔵

関連事業

ギャラリートーク

日時  参加:4月12日(土) 70人、4月26日(土) 70人、5月10日(土) 88人、6月7日(土) 90人 各回14:00〜15:00
場所  展示室1(人数によってはミュージアムホールで行います)※申込不要、要観覧券

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石田徹也のことば(アイデアノートより)

− 何を描こうか、考えるとき、目をつぶり、僕自身の、生まれてから、死ぬまでをイメージする。しかし、結果表れてくるものは、人や、社会の痛み、苦しみ、不安感、孤独感などで、僕自身をこえたものだ。それを自画像の中で描いていく。昨年出品したものと比べると、ギャグ、ユーモア、風刺とうけとめられるというものをなくす方向にきています。

−表現へ戻ろう。デフォルメや、ハッチで描けば、シンプルなものでももつ!
たくさん色をつかう。ベンシャーン

−新しく、方向も求めなければならない。今までやってきたことの中にその方向はあるような気がする。
僕らが生きている空間で、問題となっていること
欲望、他者と自己、不平等、生きている実感のなさ、まく、おろかさ、
幼児性、魂、死、救済、不安感、劣等感、教育、仕事、メディア、ニュース、自閉、個室

−わたしが不安感にこだわる理由は、現実を見えるようにするためです。

−僕の求めている(今)のものは、苦悩の表現であったりするのだが、
それが自己れんびんに終わるような、暗いものではなくて、他人の目を意識した(他人に見られて理解されることで存在するような)ものだ。
自分と他人の間のかべを意識することは、説明過剰を生みだすが、
そのテーマなり、メッセージが、肉声として表現されているならば、直情的にたたきつけた絵画よりも、ニュアンスにとんだ、コミュニケーションがとれるはずだ。

− 不気味なもの−抑圧を経て回帰してきた、慣れ親しんだ対象/ならば/不気味なものを考えることは、身近な事物に対する抑圧を考えることになる/どんな抑圧があるのか考える。/幸せになること/自分を責めない

 −二年位前から、意味をやめてイメージで描いている。メッセージとかあると、何か違うかなと感じて…。駅前で拡声器でワーワー言ってるのと変わらないのかなって思っちゃって…。うーん、自分の狭い視野で、押しつけてるような。何だかイヤになって。              
 結局絵って見る人によるんです。どんな風にでも。その人の生きてきた時間とか、その時の感情とかで、絵は絵じゃなくなるんですよ。僕の絵を見て、笑ってる、怒ってる、悲しがってる…そういう人が同時にいるのが理想。(「なぜ働くのか」、リクルート社内報『かもめ』、2001年11月号、通巻400号より)

展覧会図録

公式図録「石田徹也ノート」 全国書店にて好評発売中!

【価格】  3,000円

【体裁】  A4版、335ページ

【内容】    1章 起点「創作方法を探したい」・・・ 解説 石田徹也とその世代 川谷承子
           2章 漂う人「現実の何かに光をあてる」・・・ 解説 石田徹也の作風と変化−1 杉本 積
      3章 変化「他人の自画像」・・・ 解説 石田徹也の作風と変化−2 杉本 積
      4章 ユーモア「ナンセンスへと近づくことだ」・・・ 解説 石田徹也特有のギャグ性について 勝山 滋
      5章 再生「とにかく かく」・・・ 解説 石田徹也のノート類について 堀切正人
      6章 発想源 解説 福島 直
      資料 作品リスト、年譜、文献目録

【発行】  (株)求龍堂

※郵送分は終了しました。
 書店でご購入いただきますよう、お願いします。

展覧会動画

■「石田徹也展−ノート、夢のしるし−」展覧会紹介 
 

代替テキスト:石田徹也展会場風景、学芸員による展覧会紹介

 



展覧会の会場風景と、担当学芸員による展覧会の紹介です。

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