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近世ヨーロッパ絵画の軌跡
-近代の二つの表現―アカデミーとバルビゾン派-展
2001年10月20日(木)-2001年12月2日(日)
企画展
主催 平塚市美術館
企画 平塚市美術館
後援 神奈川新聞社
協力 飯田画廊
企画協力 株式会社エーティー
●内容
16世紀から17世紀にかけてヨーロッパは、大きな社会変革期を迎え、神ではなく国王を権威の頂点とした中央集権政治が確立し、宗教ではプロテスタントが、また社会では市民階級が登場しました。時代の価値観は芸術表現に示され、異なる社会システムの成立は「描くに値する」絵画の主題にも、それぞれの影響を与えました。フランスでは、王立絵画彫刻アカデミーが、イタリア美術を権威とした芸術の正統派の規範を定め、「古典主義」絵画を確立しましたが、絵画主題は、聖書や古代ローマ、ギリシャ神話等の「歴史画」であり、眼前の事物の単なる描写とされた「風景画」のランクは低いものでした。 一方オランダでは革命に至る王権弱体化の過程で「理想」ではなく「現実」を把握しようとする姿勢があらわれ、市民階級が自分たちの日常の事物に主題を見出し「風景画」として確立し、バルビゾン派の先駆者に影響を与えました。そして19世紀初頭から半ば、市民革命と産業革命を経た近代フランス社会で、新しい美術表現を求めるバルビゾン派の画家たちは、フランス・アカデミーの規範では下位とされていた森や川辺といった自然や農民や労働者、家畜を描き、現実を感覚のままに捉え、次世代の印象派の登場へ道を切り開いていきます。
この展覧会では、16世紀から19世紀にかけてのこうしたヨーロッパ美術の流れを、「1近代市民社会の成立:オランダの絵画」、「2絶対王政とアカデミズムの成立:フランス・アカデミーとロココの絵画」、「3理想美を求めて:18〜19世紀アカデミーの画家たち」、「4自然を見つめて:フランス・バルビゾン派の画家たち」の4つのセクションにて展覧しました。
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