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花ゆらす風、禽鳥のたわむれ―― 小田原藩の絵師 岡本秋暉展 2004年2月7日(土)-2004年3月22日(日) 企画展 主催 平塚市美術館 企画 平塚市美術館 協賛 財団法人寺島文化会館 後援 小田原市教育委員会、神奈川新聞社 ●内容 岡本秋暉(おかもと・しゅうき1807-1862)は幕末の花鳥画家として、まず関東文人画の末流とくに渡辺崋山の門人として理解され、ついで大西圭斎(ルビ:けいさい)に師事したこと、小田原藩士だったこと等が明らかになりましたが、その基準的作例が位置づけられず、その画業と画風展開についての作品に即した実証的評価は充分ではありませんでした。この展覧会は先行する研究や岡本秋暉をとりあげた展覧会をふまえつつ、秋暉作品の基礎調査による比較検討を行い、より広く、より優れた作品を集めた秋暉展として準備されました。 会場では第一章 前期の作品、第二章 大画面制作、第三章 干支印作品群とその周辺、第四章 後期の作品、第五章 制作と交友、以上五章により、初公開作品約半数を含む秋暉の屏風、板戸、軸、巻子など八〇点を展示、その画業と作品の全容を見直し、江戸時代後期の長崎派画風を展開させた主要な画家として、その全体像を紹介しました。展覧会によって、秋暉の作品制作の領域が濃彩から墨画、大画面から小画面まで、花鳥画のほか走獣画や藻魚図、まれには人物画を含んでおり、御用絵師ではないが画家としての幅広い活動を行っていたこと、また風や光のなかであそぶ禽鳥や走獣のあいだで交わされる視線や感情の交錯の表現がその優れた美質であることがうかがえました。遠在の作品などは紹介できませんでしたが、岡本秋暉という画人が各方面から再評価、また再検討される機会になりました。 |
| ●関連事業 ○講演会「岡本秋暉と江戸絵画」 2004年2月29日(日) 河野元昭氏(東京大学文学部教授) ○友の会レクチャー「想像・絵画―岡本秋暉展案内―」 2004年3月6日(土) 福田徳樹(平塚市美術館館長) ○展示解説「岡本秋暉の画業と作品について」 2004年2月14日(土)、2004年2月28日(土)、2004年3月13日(土) 郡司亜也子(平塚市美術館学芸員) |
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●展覧会図録 花ゆらす風、禽鳥のたわむれ―小田原藩の絵師 岡本秋暉展 ○2004年2月 2500円 ○29.7×22.7cm、216頁 ○挨拶 福田徳樹(平塚市美術館館長) ○テキスト 「岡本秋暉の画業と作品」郡司亜也子 ○図版 約80点 ○資料等 出品作品解説 郡司亜也子 関連主要資料・文献 年譜 郡司亜也子編 出品作品署名・印章 出品作品目録 協力者一覧 ○制作 光村印刷株式会社 ○発行 平塚市美術館 |
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