展覧会リーフレット

会場風景
展覧会

京都国立近代美術館所蔵品展
京都に花ひらく日本画

2006年4月22日(土)〜2006年5月28日(日)

種別 企画展
主催 平塚市美術館・京都国立近代美術館
観覧料 一般700円、大高生500円
※各減免をのぞく
日数 32日間
入場者数 9,361人
担当 郡司亜也子(当館学芸員)

●内容
 京都は平安京遷都以来日本のみやことして豊かな文化をはぐくみ、明治時代に首都が東京に移っても日本文化の中心のひとつであり続けました。絵画の領域でも同様で、とくに江戸時代中期に円山応挙が現実に存在するものを写しとる、つまり写実による制作方法を提唱したことが近代日本画誕生へつながる転換点となりました。
 江戸時代末期から明治時代初期にかけて森寛斎、岸竹堂、幸野楳嶺らが内国勧業博覧会や絵画共進会を舞台に伝統改良を試み、明治時代中期に竹内栖鳳、山元春挙らが西洋絵画の制作態度や技法を研究、吸収して新しい自然主義的な作風を示しました。1907(明治40)年に文部省美術展覧会(文展)が開かれると、都路華香、上村松園、菊池契月、西山翠嶂、橋本関雪、石崎光などの京都作家が数多く活躍しました。また土田麦僊、榊原紫峰、小野竹喬、村上華岳らは自由な制作と発表の場をもとめて1918(大正7)年、国画創作協会を創立し、西洋・東洋絵画の研究と大胆な実験によって強い個性をもつ作品を発表。1919(大正8)年創設の帝国美術院展(帝展)では堂本印象、福田平八郎、徳岡神泉らが熟成深化した作風を示しました。

 1963年に開館した京都国立近代美術館は、みやこ京都に位置する美術館として京都画壇を中心とする日本画作品の収集を特色のひとつとしており、そのコレクションは近代日本画の変遷をたどるうえで重要な位置を占めています。この展覧会では同館の所蔵作品から、竹内栖鳳上村松園をはじめ京都画壇を代表する35人の画家の作品68点により、大胆かつ穏和着実な革新の動きを繰り返してきた京都日本画の名品の数々を紹介しました。

●関連事業
○講演会「日本画にみる京都と東京」
日時 4月23日(日) 14:00-15:30
場所 ミュージアムホール
講師 草薙奈津子(当館館長)
参加者数 130人

○レクチャー「日本画の画材―岩絵具を中心に―」
日時 4月29日(祝) 5月4日(祝) 各日13:30-15:00
場所 アトリエ
解説 端山聡子(当館学芸員)
参加者数 60人

○作品解説会
日時 5月14日(日)、5月20日(土) 各日14:00-15:00
場所 展示室
解説 郡司亜也子(当館学芸員)
参加者数 120人

○子どもギャラリーツアー
日時 4月30日(日)、5月5日(祝) 各日10:30-11:15
場所 アトリエ・展示室
解説 郡司亜也子(当館学芸員)
参加者数 30人

○友の会作品解説会
日時 5月6日(土) 14:00-15:00 
場所 展示室
解説 郡司亜也子(当館学芸員)
参加者数 30人

●団体むけレクチャー
5月9日(火) 平塚史好会
5月18日(木) 平塚市立崇善公民館・松原公民館・富士見公民館・大神公民館
5月23日(火) 神奈川県収入役会
5月24日(水) 婦人会
5月25日(木) 平塚市立岡崎公民館・土屋公民館・神田公民館・藤沢市立明治公民館
5月28日(日) 平塚市立山城中学校
参加者数 計390人

図録 展覧会図録
京都国立近代美術館所蔵名品集〔日本画〕


発行年月 2004年12月
価格 2400円
体裁 26.3cm×19.2cm、284頁
テキスト 内山武夫「京都国立近代美術館の日本画コレクションについて」
図版 219点
資料等 作家略歴
所蔵日本画総目録
京都国立近代美術館の概要
編集 京都国立近代美術館
制作 ニューカラー写真印刷株式会社
発行 光村推古書院株式会社
※売切れました。

パンフレット ●展覧会パンフレット
京都に花ひらく日本画 鑑賞のしおり

発行年月 2006年4月
価格 400円
体裁 21.0cm×14.8cm、32頁
テキスト 解説 郡司亜也子
図版 24点
資料等 京都に花ひらく日本画 出品目録
制作 艸藝社
発行 平塚市美術館
※郵送での販売については こちら

●紹介記事・番組
3月26日・3月27日 郡司亜也子「京都に花ひらく日本画(上)(下)」神奈川新聞
4月1日 「京都に花ひらく日本画」広報ひらつか、2006年
4月7日 「京都に花ひらく日本画」湘南ホームジャーナル第1213号
4月28日 「京都近代美術館の名品68点を展示」読売新聞
5月1日 「京都画壇の名品集め 近代日本画の歩みたどる」神奈川新聞
5月7日 「京都画壇の68点を展示」朝日新聞
5月24日 (ニュース)テレビ神奈川

▲2006年度 事業報告