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展覧会 伊藤彬展 モノクロームによる現代の表現 2008年9月27日(土)〜11月9日(日)
●内容 本展では、日本画家・伊藤彬(1940-)による墨と木炭を使ったモノクロームの現代的表現を紹介しました。 伊藤彬は、兵庫県西宮市で生まれ、現在は神奈川県秦野市で制作を続けています。1963年、東京藝術大学を卒業し、その直後から新制作協会展で入選。72年、同会会員となり、74年には創画会創立メンバーとして加わることとなりました。1984年「横の会」結成に参加、また、96年グループ「目」結成に参加。創画展とともに、横の会展・目展を主な活動の場としてきました。 展示では、まず、大学在学中の制作から80年代の後半までの多様な作風の展開を概観し、現在まで一貫して追求されているモノクロームの表現への志向、「うつろいゆくもの」への関心について紹介しました。 《祖母に聞いた話1》(1969年)や《花粉》(1974年)などの初期作品では、日常的風景を題材としながら、幻想的なイメージが表現されています。80年代になると、女性像や古典的モチーフが多く描かれるようになります。また、《雨上がる》(1981年・東京都現代美術館蔵)、《秋思》(1982年・埼玉県立近代美術館蔵)などは、後半で示される作品の傾向を予見させるものでした。ついで、90年代から最近作までを展示し、作家の代表的な作品を紹介しました。《帰林鳥語》(1989年・京都国立近代美術館蔵)、《火》(1990年・立川市蔵)、《くずるる》(1991年・埼玉県立近代美術館蔵)などにみられるように、朽ち果てていく枯野、火、水などをモチーフに、うつろいやすい自然を生と死の象徴性をこめて表現する作品を制作し、墨と木炭による表現を深化させていきます。 幻想の世界を描くフランスの画家オディロン・ルドンに傾倒する伊藤彬は、その版画の黒の美しさに強くひかれ、現在の表現方法に辿り着いたと言います。近年の作品を中心とし、初期作品も含めた約40点で、その画業を回顧しました。 |
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●関連事業
○学芸員によるギャラリートーク
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●展覧会図録 伊藤彬展 モノクロームによる現代の表現
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