![]() 井上三綱《水辺の馬》1951年 当館蔵 |
展覧会 湘南と作家T 井上三綱 線描と文字の芸術 2008年7月25日(金)〜9月28日(日)
●内容 井上三綱は坂本繁二郎に影響をうけ、横浜、小田原、大磯などの教諭を務めながら絵を描き、小田原入生田にアトリエを構えて制作しました。 油彩画のみならず、日本画絵具を使った作品や屏風などにも描き、また、書や彫刻も手がけるなど、ジャンルにとらわれない絵画表現を生み出した画家です。 三綱は福岡県筑後市の竃門神社宝満宮神主の家に生まれ、小倉師範学校卒業後、小学校教諭などを勤めます。1923(大正12)年関東大震災で被災後、郷里の坂本繁二郎を訪ね指導を仰ぎ、以降生涯にわたって大きな影響を受けます。1926年第7回帝展に《牛》が初入選し、1950(昭和25)年、第4回美術団体連合展に《しゃがみかけた牛》を出品して、彫刻家イサム・ノグチや美術評論家エリーゼ・グリリーに高く評価されました。1961(昭和36)年から無所属となり、小田原市入生田で創作を続けますが、戦後はキャンバスや紙の上に胡粉を塗り、弁柄や墨、岩絵具で描き、ガラスで絵肌の表面を掻き落とすという新しい技法を用い、とくに牛や書、音をテーマにした屏風群に創造性を示しました。 今回は所蔵作品の中から井上三綱作品の大きな特色である線描の作品を中心に、画中に文字を取り込んだ作品までを紹介しました。 |
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