普段鑑賞の機会の少ない東京都現代美術館の近代日本画コレクションの中から約30点の名品を紹介します。

概要

横山大観《帰牧図》1902-03年の写真 横山大観《帰牧図》1902-03年
東京都現代美術館コレクション 近代日本画名品展
2017年3月4日(土)~4月9日(日)


■主 催 平塚市美術館
■開館時間 9:30 ~ 17:00( 入場は16:30 まで)
■休 館 日 月曜日(ただし3/20 は開館)、3/21 日(火)
■観覧料金 一般200(140) 円、高大生100(70) 円
※( ) 内は20 名以上の団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳の交付を受けた方と付添1 名は無料
※65 歳以上の平塚市民は無料、市外在住者は団体割引
 
■開催日数 32日間

■担当   江口恒明(当館学芸員)

詳細

松林桂月《松泉》1947年の写真 松林桂月《松泉》1947年
 東京都現代美術館は、国内外のさまざまな現代美術の展覧会を開催し、5000 点余の作品を所蔵する日本有数の美術館です。同館のコレクションには、現代の美術以外にも、戦前戦後の日本美術を代表する作品も多数含まれています。本展では、東京都現代美術館の所蔵作品のうち、近代から現代に至る日本画の名品を紹介いたします。
 明治大正期から戦前の日本画壇には、岡倉天心が主導して1898(明治31)年に結成された日本美術院(院展)と、1907(明治40)年に開設された文部省美術展覧会(文展・帝展)のふたつの大きな団体がありました。明治・大正期の作品の中から、院展を代表する横山大観、文展出品作家では橋本関雪などの作品を展示します。
 文展は美術の国民的な普及に役割を果たしましたが、作品審査をめぐる問題など組織的な矛盾をかかえていました。大正・昭和初期になると、これに対抗する形で新しい表現を模索する画家たちが出てきました。
 たとえば、京都においては、1918(大正7)年に、文展審査に対する不満から国画創作協会が結成され、土田麦僊、村上華岳・小野竹喬らがこれに参加しました。また、東京では、1928(昭和3)年に院展を脱退した川端龍子が「健剛なる芸術」を唱えて青龍社をつくり、その中から落合朗風・横山操ら異色の作家が生まれました。また、第二次世界大戦が終わると、パンリアルや創造美術など、従来の伝統的な表現によらない革新的な日本画をめざす動があらわれました。
 近代の日本画は、長い伝統を背負っているために、外来の美術と比較されるとともに、硬直的な画壇組織の矛盾も抱えていました。その中で、画家たちは常に革新的な表現を求めてきました。本展では、東京都現代美術館のコレクションを通じて、そうした日本画表現の革新と創造の一端をご覧いただきます。ふだん目に触れる機会の少ない、同館の近代日本画コレクションをお楽しみいただければ幸いです。

関連事業

下田義寛《蜃気楼》1978年の写真 下田義寛《蜃気楼》1978年
■当館学芸員によるギャラリートーク
日時 3月19日(日) 14:00-14:30
※要観覧券、展示室1

■絵を見て発見!春のおしゃべり美術館
対話による美術鑑賞ボランティア「ひらビ・あーつま~れ」のメンバーと一緒におしゃべりをしながら作品を鑑賞しましょう。
日時 毎週火曜日、集合11:00 解散12:00 展示室1前にお集まりください。
対象 6才~一般(高校生以上は要観覧券)

親子鑑賞サポートタイム(PDFファイル248KB)
親子で作品を鑑賞する際のポイントについてレクチャーを受け、実際に展示室で展覧会を鑑賞します。
日時 3月10日(金) 集合10:00 (1時間程度を予定) ミュージアムホールにお集まりください。
対象 未就学児とその保護者(保護者は要観覧券)