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平塚市の被害想定

平塚市の概況

 神奈川県は、太平洋プレート、フィリピン海プレート、北米プレートが錯綜する地域に位置するため東海地震、南関東地域直下の地震、そのひとつとして神奈川県西部地震の発生の切迫性が指摘されるとともに、長期的には南関東地震の心配も指摘されています。

 また、県内には活断層が約30本確認されており、そのうち活動度が高いとされるA級活断層及び主要起震断層が11本あります。

 平塚市は、相模川を中心としたその両岸に広がる平坦な段丘と低地からなる県の中央地域に位置し相模川の河川流域や海岸の沿って広がる沖積地では比較的新しい年代に海や川の作用で堆積した粘土や砂、さらには湿地に堆積した軟らかい腐会土層が地表近くにみられます。岩盤より上にある地層は比較的軟らかく、地震の揺れに大きく影響するとみられ、沖積層の地盤の中には砂層の分布もみられるため地盤の液状化を起こす可能性があります。

 相模湾沿岸区域、相模川、金目川沿岸では、津波による浸水の危険も心配されます。地震によりがけ崩れの発生も予想され神奈川県が急傾斜地崩壊危険区域と指定した危険箇所は3箇所あります。

地震のしくみ

〈プレート型の地震〉
 日本列島が乗っている大陸側のプレートに、海洋側のプレートが毎年数センチもぐりこんでいます。その時に大陸側のプレートが引きずり込まれて、プレート同士の境目にひずみが蓄積されて、限界に達したときに、もとに戻ろうとして急激に動いて地震が発生します。

〈活断層の地震〉
 日本列島の乗っている大陸側のプレートが絶えず他のプレートによって押されているために、圧力に耐えきれなくなり、蓄積されたひずみのエネルギーがプレートの内部で破壊を引き起こして断層ができて地震が発生します。

震度とマグニチュード

 実際の地震の揺れの大きさを震度といい、地震のエネルギーの規模(大きさ)をマグニチュードといいます。
 また、マグニチュードが大きくても、震源が深い場合や遠い場合は震度が小さく、逆にマグニチュードが小さくても、震源が浅い場合や近い場合は震度が大きくなります。

地震と揺れ等の状況(気象庁震度階級)

平成21年3月31日より、「気象庁震度階級関連解説表」が新しくなりました。
詳しくは、気象庁関連HP

震度0 人は揺れを感じない。
震度1 屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。
震度2 屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。
震度3 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。
震度4 ・ほとんどの人が驚く。
・電灯などのつり下げ物は大きく揺れる。
・座りの悪い置物が倒れることがある。
震度5(弱) ・大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。
・棚にある食器類や本が落ちることがある。
・固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。
震度5(強) ・物につかまらないと歩くことが難しい。
・棚にある食器類や本で落ちるものが多くなる。
・固定していない家具が倒れることがある。
・補強されていないブロック塀が崩れることがある。
震度6(弱) ・立っていることが困難になる。
・固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。
・壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。
・耐震性の低い木造建物は、瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある。倒れるものもある。
震度6(強) ・はわないと動くことができない。飛ばされることもある。
・固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。
・耐震性の低い木造建物は、傾くものや、倒れるものが多くなる。
・大きな地割れが生じたり、大規模な地すべりや山体の崩壊が発生することがある。
震度7 ・耐震性の低い木造建物は、傾くものや、倒れるものがさらに多くなる。
・耐震性の高い木造建物でも、まれに傾くことがある。
・耐震性の低い鉄筋コンクリート製の建物では、倒れるものが多くなる。
気象庁HP 震度と揺れ等の状況(概要)より一部抜粋

平塚市に被害が予想される地震と被害想定

(1)東海地震
 駿河トラフを震源域とするマグニチュード8クラスの地震です。発生の予知が可能とされている地震でその発生の切迫性が指摘されています。

(2)南関東地震
 相模トラフを震源域とするマグニチュード7.9クラスの地震です。関東大震災の再来型で今後100年から200年先には地震の発生の可能性が高いとされています。

(3)神奈川県西部地震
 神奈川県西部を震源域とするマグニチュード7クラスの地震です。南関東地域直下の地震の1タイプとして地震発生の切迫性が指摘されています。 

(4)神奈川県東部地震
 神奈川県庁直下を震源とするマグニチュード7クラスの地震です。南関東地域直下地震の1タイプとして危機管理的に想定した地震です。

(5)(参考)神縄・国府津ー松田断層帯地震
 断層帯とその海域延長部を震源域とするマグニチュード8クラスの地震です。現在を含み今後数100年以内に発生する可能性があるとされている地震で、地震学上未解明な点が多いことから今後調査が必要されています。

(6)首都直下地震
 北米プレートとフィリピン海プレートの境界で発生するマグニチュード7.3の東京湾北部地震です。この地震はある程度の切迫性が高いと考えられ、都心部の揺れが強く、強い揺れの分布が広域的に広がっており、首都直下地震対策を検討していく上で中心となる地震です。

平塚市被害想定(首都直下型地震については、神奈川県における被害数)

 

東海地震

南関東地震

神奈川県西部地震

神奈川県東部地震

(参考)
神縄・国府津ー松田断層

首都直下型地震

木造大破棟数

1,900

31,000

2,700

2,500

43,000

全壊棟数
34,000

非木造大破棟数

180

1,200

320

170

1,400

木造中破棟数

5,500

21,000

7,100

6,500

16,000

非木造中破棟数

350

2,400

670

330

2,800

焼失棟数

20

17,000

20

1,400

86,000

り災者数(人)

7,200

150,000

11,000

15,000

160,000

死者数(人)

20

2,200

40

30

880

1,200

負傷者数(人)

470

6,370

540

510

7,590

210,000

避難所避難者数(人)

2,400

56,000

3,600

5,200

49,000

4,600,000

疎開者数(人)

3,200

62,000

4,800

6,200

61,000

2,400,000


※想定条件 平成11年3月
発生時間:午後6時、 季節:冬

平塚市地域防災計画(平成21年4月)より

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