段ボールと腐葉土を使った生ごみの堆肥化(段ボール腐葉土法)
用意するもの
- ビニールのごみ袋(30~45リットル入り)
- 段ボール1箱
- 腐葉土(半乾燥したもの)
- 米ぬか
- 不織布などのカバー(扇風機を冬季収納する袋など)
この方法は小家族1~2人向きです。
手順
- ビニール袋を段ボール箱に入れ、上に出た部分だけ外側に折り曲げます。半乾燥(触っても手にべたっと付かない程度)させた腐葉土を段ボール箱の半分位まで入れ準備します。
- 生ごみは、野菜くずだけで腐ったところは入れません。
- 野菜は洗う前に要らない部分を除くと水がかからず、乾かさないで済みます。水がかかってしまったら乾かしてから処理します。
- 果物、いも類は先に洗って水を切ってから皮を剥くようにします。これを小さめに切っておきます。
- 三角コーナーを使うと折角乾いている生ごみが濡れてしまうので、流しの中で処理せず、要らない広告の紙などを作業に使うと良いです。
- 手順2の生ごみに米ぬかを少しまぶしてから、手順1で準備した段ボール箱の腐葉土に穴を掘っていれ、腐葉土をかけます。
- 次のときは前に入れたところを避けて入れます。これの繰り返しで生ごみは消え、増えません。なるべく暖かい所に置くようにします。
- 不織布で出来ている大きな袋などに段ボール箱ごと入れ、上を結わえておくと虫が入らず台所にそのまま置けます。入れるものが無い日でも、旅行などで留守にしても、そのままで大丈夫です。
生ごみ堆肥成功のコツ
- 匂いは夏も冬も土そのもので、素手で触っても一年中部屋に置いても少しも気になりません。水で濡らさないのと新鮮なうちに処理するのが成功のコツです。
- 鉢植えの土として使いたいときは、ビニール袋ごと出し、雨水が入らないよう輪ゴムで止め、ベランダなど暖かい所に1~2か月寝かせて置くとそのまま使えます。
段ボール法の疑問にお答えします!
Q 段ボールの中にビニール袋を入れたのでは発泡スチロールの箱を使うのと同じになってしまい吸湿性を利用しないことになりますね。野菜の90パーセントかあるいはそれ以上といわれる水分の逃げ場がなくなって水分過多になり醗酵が阻害されると思いますが、解決法は?
A 段ボール箱法の手順の(2)に、「水がかかってしまったら乾かしてから処理します」とあるようになるべく乾かした物を入れることが重要です。段ボール箱そのものに吸湿効果を期待すると、箱が水分を吸収して、すぐに膨らんでぐずぐずになって崩れてくるので長持ちしません。したがって内側にビニールかポリエチレンなど水分を通さない袋を張ることは必要です。水分調整のために、さらにその内側に新聞紙を数枚張るやり方もあり、その新聞紙を縁より高く出して新聞紙が吸収した水分をそこから蒸発させる方法もあります。しかし、この方法では新聞紙が早くぼろぼろになり長持ちしません。なんといっても濡れている場合はかなりしっかり乾かしてから入れることが大事です。野菜くず、ミカンの皮、バナナの皮など、濡らさなければ500円玉くらいに小さくしてそのまま入れて大丈夫です。発泡スチロールの箱を使うのと基本的には変わりませんが、段ボール箱のいいところは、ふたを立てて使えば、縦・横・深さの寸法が比較的同じくらいなので容量の割に場所を取らないことでしょう。そのために混ぜやすいという利点もあります。
(監修:ごみを活かす会)
A 段ボール箱法の手順の(2)に、「水がかかってしまったら乾かしてから処理します」とあるようになるべく乾かした物を入れることが重要です。段ボール箱そのものに吸湿効果を期待すると、箱が水分を吸収して、すぐに膨らんでぐずぐずになって崩れてくるので長持ちしません。したがって内側にビニールかポリエチレンなど水分を通さない袋を張ることは必要です。水分調整のために、さらにその内側に新聞紙を数枚張るやり方もあり、その新聞紙を縁より高く出して新聞紙が吸収した水分をそこから蒸発させる方法もあります。しかし、この方法では新聞紙が早くぼろぼろになり長持ちしません。なんといっても濡れている場合はかなりしっかり乾かしてから入れることが大事です。野菜くず、ミカンの皮、バナナの皮など、濡らさなければ500円玉くらいに小さくしてそのまま入れて大丈夫です。発泡スチロールの箱を使うのと基本的には変わりませんが、段ボール箱のいいところは、ふたを立てて使えば、縦・横・深さの寸法が比較的同じくらいなので容量の割に場所を取らないことでしょう。そのために混ぜやすいという利点もあります。
(監修:ごみを活かす会)