里山モデル事業活動記録ー2017.11.19

11月19日に実施した里山モデル事業について報告します。
天気は晴れ、参加者14名、オオムラサキの越冬環境の整備を実施しました。
11月19日に実施した里山モデル事業について報告します。
天気は晴れ、参加者14名、オオムラサキの越冬環境の整備を実施しました。

オオムラサキの越冬環境の整備

土屋頭無では数年前までオオムラサキの越冬幼虫が確認されていました。しかし近年発見の事例がなく、オオムラサキ復活を目指し、本事業を実施しています。

オオムラサキの幼虫はエノキを食樹としており、夏に孵化した幼虫は3~4回の脱皮を経て、冬になると根元の落葉下で越冬します。ちなみにオオムラサキの幼虫はゴマダラチョウ等(同様にエノキを植樹とする)と比較すると、乾燥に弱い傾向があるそうで、越冬には適度な湿り気が必要となります。
しかしながら本事業実施区域のエノキの多くは尾根部に生えているため、根元が乾燥しやすく、なおかつ落葉が堆積しにくいという課題があります。そこで、エノキの紅葉が始まり、落葉を目前としたこの時期に、幼虫の越冬しやすい環境を整えました。

 

下草刈りの実施

  • 下草刈りの様子
本事業実施区域のエノキの根元にはササ等の下草が生えているため落ちた葉が浮いてしまい、風で飛ばされることで、堆積が浅くなります。また、風が吹き抜けると落葉下が乾燥するので、オオムラサキの越冬が難しくなります。
下草刈りを行うことで、落葉が堆積しやすく、適度に湿度が保持される環境を作ることができます。

落葉の集積

  • エノキの根元に集めた落葉
下草刈りを終えたエノキの根元には、既に落ちている枯れ葉を集めました。オオムラサキの幼虫は越冬場所として食樹としているエノキの落葉下を好みますが、それ以外の植物の葉裏でも越冬可能です。エノキの落葉に対する選好性よりも湿度を優先し、今落ちている葉を集め、簡易的なベッドを作りました。

アカギカメムシの発見

  • アカギカメムシ(Cantao ocellatus)
アカギカメムシ(Cantao ocellatus)という熱帯域から亜熱帯域に分布する南方系のカメムシが観察できました。
日本では琉球列島で多く見られ、近年においては本州でもいくつか採集例が報告されています。

 

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