公益信託 ひらつか市民活動ファンド
平成23年度審査会・報告会
平成23年3月12日(土)ひらつか市民活動センターで、公益信託「ひらつか市民活動ファンド」公開審査会が開催され、平成23年度の助成対象団体が選考されました。このファンドは、平塚市内で行われる市民活動を助成により資金面で支援するもので、年間の助成総額(限度額)は、入門コースと発展コースを合わせて300万円です。
今回は、入門コースに3団体、発展コースに5団体の応募がありました。各団体が模造紙を使った発表のほか、パフォーマンスやパステル画の実演など、活動の一部を披露する団体もありました。自分たちの活動への熱い思いと、公益性や必要性を理解してもらうため、工夫を凝らしたプレゼンテーションが行なわれました。
ファンド運営委員の皆さんは、各団体の申請書とプレゼンテーションを総合的に審査し、活動の発展性や実現性のほか、「活動がどれだけ多くの市民のためになるか」といった公益性などの視点で評価しました。
すべての団体のプレゼンテーションが行われたあとに、同じ会場で審査が行われました。審査ではまず、会場に張り出された審査表に、各運営委員が支持する団体の欄にシールを貼っていく方式で投票され、基準得票数以上の票を獲得した団体が助成候補団体となります。各コースで助成限度額(入門コース50万円、発展コース250万円)に達しなかった場合は、得票数が、基準に1枚または2枚足りない団体を対象に追加審査を行います。
審査の結果、入門コースは3団体に合計24万円、発展コースは4団体に合計98万円、総額で122万円の助成をすることが決定しました。
今回の審査会では、湘南平の里山保全を行う「湘南の森」が、子育て中の若いお母さんを中心に活動を行うパステルアートの会「ほん和か」と連携して活動したいとコメントをしたり、また、ボランティアで健康体操を行う「やよい会」が、学生の視点から平塚の活性化を考える学生団体「Apas」のメンバーに健康体操への参加を呼びかけるなど、それぞれの団体が活動の助成金に加え、新しいつながりを得るきっかけとなりました。
市民活動センターとして、今後の団体同士が連携した活動の成果が聞けるのを楽しみにしています。
≪運営委員からのアドバイス≫
「今年の審査会は学生団体や若いお母さんもいて、平均年齢がぐっと下がりました。いろんな世代の人が、平塚の街を元気にしてくれるのを応援したいと思います。」
「今回、追加シールを貼っているとき、会場から拍手が起こりました。そんなコミュニケーションや暖かいやり取りができた良い審査会になりました。落選団体は審査会の意見を活かし、次につなげて欲しいと思います。」
「一番大事にしているのはネットワーク。個人と団体、団体と団体、団体と企業や大学が繋がることが大事。どこかと一緒にできると活動に広がりが持て、お互いに得るものがある。皆さんもどこかと一緒にコラボしていく事を頭の隅っこに入れて、活動して欲しい。」
「情熱やパワー溢れる話もあり、皆さん真剣に取り組んでいるのが、ひしひし伝わってきました。審査した基準は特に公益性。つまり多くの市民に享受できるか、あるいはそれが広がっていくかが大きな要素。また、計画にそって支出し、必ず計上するといった費用の妥当性や透明性に気を付けてください。」
≪助成決定団体からのコメント≫
「パステルはどんな年代にも楽しんでいただけるアートです。高齢者へのアート療法というアドバイスをいただき、子育て世代のお母さんたちから団体が育って、一緒に高齢者へつなげていけたら良いと思います。これから少しずつ他の年代の方々に目を向けるよう努力したいです。」
「思いつきで始まった団体が、皆さんから支援や知ってもらえる団体になり、始めて良かった。お店から活動への協賛金をもらうなど、いろいろアドバイスをいただき、今までは自分たちが楽しめれば良いと思っていたが、これからはもう少し市民の方を巻き込み、市民の方のためにやろうと思う。」
「私たちの団体は発信の仕方が下手で、誤解を受けやすいが、確実に成果、効果を出して発展して、こういう形で発信できるのが嬉しい。去年、地域コーディネーター養成講座に参加し、アピール方法を学んで、早速実践し、自治会やPTAの協力を得たので自信を持ちました。これをきっかけに社会へつなげていきたい。」
≪運営委員長からの講評≫
「入門コースは、どの団体も取り組んでいる内容が高く評価されました。これを第一歩として、1年後には立派な成果が出たと示して欲しいと思います。そこにファンドの価値が見出されると認識しています。
発展コースは、過去に入門コースを受けた方が多くいます。発展コースは、入門とは大きな違いがある、そういった目に見えるような成果にしていただきたいというのが、今日の審査した私たちの大きな願いです。
来年4月に助成金の活動の成果、素晴らしい活動報告を期待したいと思います。」
平成24年4月21日(土)、平成23年度に助成を受けた団体の活動報告会が開催されました。
当日は、活動内容を模造紙にまとめたり、実際の活動を再現して説明するなど各団体とも工夫を凝らしての報告を行い、運営委員からも活動や団体の今後に関する質疑や、アドバイスが数多く飛び出しました。
今回報告があった中には、入門コースから平成24年度助成の発展コースへ進んだ団体、平塚市との協働事業を取り組み始めた団体がいるなど、活動をますます発展させています。
報告会の後には、運営委員からアドバイスを受けたり、団体間の情報交換や連携の可能性を探る交流の時間を設けました。会場内では、報告会で発表した団体と今年度のファンドの助成団体がお互いの活動内容を紹介し、何か連携して出来ることはないかなどを話し合う姿が見受けられ、新たな横の繋がりが生まれました。
≪運営委員から講評≫
「今回、細かい経費も報告していて大変でしたね。これからステップアップして大きな金額の助成を受けて活動していくので、この体
験が、いろんなことに役立ってくると思います。」
「広報紙を発行し、周囲の理解も深まってきているようですが、HP作成もあるが
WEB情報を発信した方が、多くの人の目に留まるので、どんどん活用してください。」
「
活動が多様化し、一方的にサービスを出す人だけ、受ける人だけでなく、その人たちが当事者になって居場所を作っていくのが、いいところだと思います。高く評価します。」
「審査のときの意見に対応してくださったことで、作成した情報誌の中身が
濃く豊かになったと思います。」
「
ネットワークづくり、他団体との協働を常々心掛けていることも大切だと思います。」
「報告書や発表準備が大変だったら、手伝って下さる人を増やすという方法もあります。」
「例えば市民に木のスポンサーになってもらうような活動も広がりが出ると思うし、苗木を自分で植えてもらう活動にしていくと、さらに
平塚市民の方々に活動が広まっていくと思います。」
≪参加団体の感想≫
「活動人数が少ないが、機会があれば、連携、理解して下さる会社、企業、団体と
ネットワークを広げていきたい。」
「これからも
成長していく団体でありたい。他の団体の活動ともリンクできると思うので、いろいろ一緒にやりたい。」
「この後もメンバーが平塚のいろいろな分野でつながって、
経験を活かしていきたい。」
「これからは木の苗を寄附してもらった
学園とも協働が出来るんではないかなと思う。これから
市との協働事業も行っていきます。」
「口コミでやってきたが、いろいろな所から視察も受けている。今後は
保健福祉事務所から応援を受けて活動することになりました。」
「活動の中で家族がお世話になったから、と言って団体に参加してくれる人が何人かいた。
お互い助け合わなければいけないなと思いました。」