令和2年10月1日からロタウイルスワクチンが定期接種となりました。
最終更新日 : 2021年2月22日
令和2年8月1日以降に生まれた子どもを対象に、令和2年10月1日からロタウイルスワクチンが定期接種となりました。
※令和2年9月30日までに接種をお受けになった場合は任意接種(有料)となります。
※令和2年7月31日以前にお生まれになったお子さんは、定期接種の対象外(任意接種)となります。
※令和2年9月30日までに接種をお受けになった場合は任意接種(有料)となります。
※令和2年7月31日以前にお生まれになったお子さんは、定期接種の対象外(任意接種)となります。
ロタウイルス感染症について
ロタウイルス感染症とは、ロタウイルスによる急性胃腸炎です。
ロタウイルスによる胃腸炎は感染力が非常に強く、激しい下痢、嘔吐を起こします。入院や合併症を起こすこともあります。ワクチンを接種することにより、ロタウイルス胃腸炎の発症を7~8割減らし、入院するような重症化を予防します。
生後すぐ感染する場合もあるので、ワクチンの接種は早めにはじめて早く完了させましょう。
ロタウイルスによる胃腸炎は感染力が非常に強く、激しい下痢、嘔吐を起こします。入院や合併症を起こすこともあります。ワクチンを接種することにより、ロタウイルス胃腸炎の発症を7~8割減らし、入院するような重症化を予防します。
生後すぐ感染する場合もあるので、ワクチンの接種は早めにはじめて早く完了させましょう。
ロタウイルスワクチンについて
ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも飲むタイプ(経口接種)の生ワクチンです。2種類とも効果や安全性に差はありませんが、接種回数が異なります。特別な事情がない限り途中でワクチンの種類を変更することはできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。2回目以降に接種する際は、母子手帳でワクチンの種類・回数を確認するなど十分に御注意いただき、必ず同じ種類のワクチンで接種を完了してください。
※標準的な接種開始時期は生後2か月からですが、出生6週0日後から受けていただくことができます。
(令和2年9月30日以前の接種は任意接種となります。)
※どちらのワクチンも、初回接種は生後2か月から出生14週6日後までに完了してください。
※どちらのワクチンも、接種後(特に1~2週間)は腸重積症の症状(後述)に注意し、症状が見られた際にはすみやかに接種した医療機関を受診してください。
※任意接種として既にロタウイルス感染症の予防接種を受けたことがある方(令和2年9月30日までに接種した分等)は、既に接種した回数分の接種を受けたものとみなします。
ワクチン名 | 接種回数 | 接種時期 |
ロタリックス (1価) |
2回(27日以上間隔をあける) | 出生6週から24週 |
ロタテック (5価) |
3回(27日以上間隔をあける) | 出生6週から32週 |
※標準的な接種開始時期は生後2か月からですが、出生6週0日後から受けていただくことができます。
(令和2年9月30日以前の接種は任意接種となります。)
※どちらのワクチンも、初回接種は生後2か月から出生14週6日後までに完了してください。
※どちらのワクチンも、接種後(特に1~2週間)は腸重積症の症状(後述)に注意し、症状が見られた際にはすみやかに接種した医療機関を受診してください。
※任意接種として既にロタウイルス感染症の予防接種を受けたことがある方(令和2年9月30日までに接種した分等)は、既に接種した回数分の接種を受けたものとみなします。
ワクチンを接種する際の注意点
【ワクチンを接種する前の注意点】
赤ちゃんのお腹がいっぱいだと、上手にワクチンを呑み込めない場合がありますので、接種前30分ほどは授乳を控えることをおすすめします。なお、ワクチンがうまく飲み込めなかったり、吐いたりしてしまった場合でも、わずかでも飲み込みが確認できていれば、ワクチンの効果に問題はありませんので再度接種する必要はありません。
【ワクチンを接種した後の注意点】
ワクチン接種後2週間ほどは、赤ちゃんの便の中にワクチンのウイルスが含まれていることがあります。おむつ交換の後など、丁寧に手を洗ってください。高熱、けいれんなど異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
赤ちゃんのお腹がいっぱいだと、上手にワクチンを呑み込めない場合がありますので、接種前30分ほどは授乳を控えることをおすすめします。なお、ワクチンがうまく飲み込めなかったり、吐いたりしてしまった場合でも、わずかでも飲み込みが確認できていれば、ワクチンの効果に問題はありませんので再度接種する必要はありません。
【ワクチンを接種した後の注意点】
ワクチン接種後2週間ほどは、赤ちゃんの便の中にワクチンのウイルスが含まれていることがあります。おむつ交換の後など、丁寧に手を洗ってください。高熱、けいれんなど異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
腸重積症について
腸重積症とは、腸管が腸管に入り込み、腸が閉塞状態(図1)になることです。ロタウイルスワクチン接種後1週間程度、腸重積の発症がわずかですが上がる可能性が知られています。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる可能性がある病気なので、ワクチンを接種しなくても注意が必要です。もともと、4~5か月齢ぐらいから月齢が上がるにつれて多くなる病気(図2)ですので、腸重積症の起こりにくい早めの時期にワクチンの接種を完了しましょう。
腸重積症は手術が必要になることもありますが、発症後、すぐに治療すればほとんどの場合は手術をせずに治療できます。次のような症状が見られた場合は、すみやかに接種した医療機関を受診してください。
・泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
・嘔吐を繰り返す
・ぐったりして顔色が悪くなる
・血便が出る
腸重積症は手術が必要になることもありますが、発症後、すぐに治療すればほとんどの場合は手術をせずに治療できます。次のような症状が見られた場合は、すみやかに接種した医療機関を受診してください。
・泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
・嘔吐を繰り返す
・ぐったりして顔色が悪くなる
・血便が出る
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図1
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図2
接種場所について
実施医療機関をご覧ください。
接種費用について
無料
ロタウイルスワクチン定期接種の対象にはならない方
腸重積症の既往歴のあることが明らかな方、先天性消化管障がいを有する方(その治療が完了したものを除く)、重症複合免疫不全症が認められる方については接種できません。