中瀬珈琲店（アドバイザー派遣結果）

中瀬珈琲店は西八幡の住宅街にたたずむ自家焙煎の珈琲店です。自宅の中にあるプレハブをお店に改装、可愛らしいお庭に囲まれたその雰囲気は絵本の中に入ったような気持ちになります。自店での販売のみならず、大磯市（いち）等にも出店しており、お店にはサポーター制度やファンクラブもあり、お客様と一体となってお店を営業されているのも中瀬珈琲店の魅力です。

今回は、アドバイザーROKOPLANNING　店舗プロデューサー野村ヒロコ氏との話し合いの中で、自店の効果的なPR方法と販促拡大について検討しました。

　売場面積自体が小スペースなので、お客様に必要のない備品類等の整理整頓を行い、不要なものや売れ行きの低いものはしまい、しっかりとお店として何が売りたいのかがお客様に伝わるように、売場スペースを確保しました。また、店舗外のエクステリア部分も草木が生い茂っている状態を剪定し、コーヒーとともにお客様がリラックスできる店内環境の提供を指導しました。

　最近のトレンドを活かした、妊婦さんにも優しい「デカフェ」やコールドブリューコーヒー等の新商品の導入をアドバイスしました。また、飲食店と協業し、原料の卸し、中瀬珈琲店のコーヒーが楽しめるノベルティの提供やフライヤー等の配架による自店のPRをアドバイス、実践しました。ワンオペの店舗だからこそ、他業種との協業を意識することを指導しました。

　既存のお客様との交流を深め、さらに新規のお客様にも自店をPRするために、新商品お披露目の場として、庭のある珈琲店だからこそできるイベントを開催。10月10日の「コーヒーの日」に合わせ、自店のエクステリアを有効活用した、新商品の飲み比べイベントを提案、実施しました。

　「今ある資源をうまく活用して集客を考える」ことがとても大切だと認識できました。一人で新たなことを着手しようと無理をするのではなく、今の店舗の資源を有効活用していきたいと思います。また、コトイベントは初めてでしたが、今までとは違う店舗のPRは良い刺激となり、お客様との距離も近くなったと感じています。他業種との協業は、相互間にお客様の流れができ、非常に良い形となった。
　今後はコトイベントをブラッシュアップさせ、店頭での試飲会を実践継続させていき、また同業者とも協業し、コーヒーイベント等の開催も一緒に行っていきたいと考えます。