日本全国の農作業中の死亡事故は、年間400件近く発生しています。JA湘南管内では、平成17〜21年度において、総数105件、年平均21件の農作業事故が発生しています。
特に、収穫作業が忙しくなる秋には事故が多発しています。安全作業を心がけましょう!
1.原因別事故発生状況
JA湘南管内の平成21年度に発生した26件の発生原因を見ると、落下転倒が42%、農業機械使用中が23%、飼育動物による事故が12%、鎌・はさみの使用中が8%、その他が15%となっています。【事故原因(平成21年度)参照】
落下転倒としては、トラクターやコンバインから下りたときの転倒や収穫作業中の脚立等からの落下、移動時の転倒等が起きています。
農業機械使用中の事故としては、カッターや精米機に巻き込まれ、指を切断する事故も起きています。
飼育動物による事故としては、搾乳中に牛に踏まれたり、牛が倒れるなどして骨折する事故も起きています。
鎌・はさみによる事故としては、草刈作業中、鎌による損傷や、剪定中、ハサミで指を切断する事故も起きています。
2.年齢階層別事故発生状況
JA湘南管内の60歳未満と60歳以上での事故発生件数の推移をみると、平成17年〜21年度は、60歳以上の事故件数が全体の半分以上を占める【(年齢別事故件数(平成17〜21年度 参照)】ようになり、農業従事者の高齢化が影響していると思われます。
こまめに休憩を取るなど無理のない作業に心がけましょう。
農作業事故防止対策
(1)安全確保を忘れずに!
農作業による事故の大半は、慣れや油断から起きています。日々の作業で常に「安全」を意識し、安全確保を忘れずに行うようにしましょう。
(2)機械点検を心がける!
点検は、安全作業の第一歩です。日常の保守点検を習慣づけるようにしましょう。
(3)安全フレーム、安全キャブを装着しよう!
全国の農作業による死亡事故のうち、農業機械によるものが全体の7割近くを占め、このうち乗用型トラクターによるものが最も多くなっています。
乗用型トラクターの事故の原因では、ほ場、道路などからの機械の転落、転倒が圧倒的に多く、安全フレームや安全キャブが装着されていれば、助かるケースも少なくありません。
万が一に備え、是非とも装着しましょう。
(4)保険に加入しよう!
安全な農作業を心がけることが第一ですが、万が一の事故に備えて労災保険に加入しましょう。
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