10月定例市長記者会見 リトアニア共和国との交流事業の現状について

平成29年10月25日

リトアニア共和国との交流事業の現状について
平塚市側の説明

 
落合克宏市長:
 9月21日から26日までの日程でリトアニア共和国を訪問いたしましたので、概要をご報告申し上げます。
 訪問では、昨年10月の事前キャンプに関する基本協定締結を受けまして、同国オリンピック委員会ダイナ・グズィネヴィチウテ会長と面談し、事前キャンプに向けた意見交換を行いました。オリンピック委員会会長からはパートナー都市の平塚市長をお迎えできたことを光栄に思っているとの言葉をいただきました。また、面談には同国パラリンピック委員会ミンダウガス・ビリウス会長も同席されまして、平塚市でパラリンピックの事前キャンプを実施したいとの意向が示されました。
 さらに、これまでに平塚市に訪問団の派遣がありましたアリートゥス市やカウナス市を訪問いたしまして、今後の交流に向けた協議を実施するとともに、パネヴェジース市では新たな交流の可能性について意見交換を行ってまいりました。
 その中でも、アリートゥス市とは教育、文化、スポーツをはじめとする様々な分野で連携を深め、強化し、発展させることを目的として、「アリートゥス市と平塚市の協力関係に関する協定書」を締結いたしました。
 これがその協定書でございます。
 その他、主な行程など、詳細については、お手元の資料を御覧ください。私からの説明は以上です。
 

質疑内容の要旨

 
Q記者: 意見交換ではどのような話をしたのか。具体的な要望はあったか。
A市長: 具体的な要望はありませんでした。カウナスやパネヴェジースではオリンピック委員会の方から施設を見てほしいとのことでしたので、体育施設を見てきました。それと同じ規模の施設を用意してほしいということではなく、リトアニアではこういう環境で選手を育成しているということを見てほしいとのことでした。また、これまでの平塚市の対応については、大変感謝しているという言葉をいただきました。期間がありますので、日本に早く慣れるという取り組みをこれからも続けていきたいというお話でした。具体的にこの施設をこうしてほしいなどといった話はありませんでした。
 
Q記者: リトアニアの施設で印象に残ったこと、参考にしたいことは。
A市長: 例えばカウナスのプロバスケットは規模が違います。ヨーロッパの中でも強いバスケットボールチームがありますが、視察したときにはコンサートをやっていて、多目的に使える大きな競技場をもっていましたので、観客席も平塚でも若干用意していますが、そういうものも必要になるかなと思います。できれば市民が身近に感じてもらえる練習環境を作ることが我々としては必要だと感じました。
 
Q記者: アリートゥス市との協定の位置づけと、これを踏まえた今後の展開は。
A市長: 事前キャンプをしっかりと受け入れる体制をつくることを優先しますが、特にアリートゥス市については七夕まつりのときに市長、副市長やダンスチームなどに来ていただき、交流が始まりましたので、商業・産業・科学・技術・教育・医療・文化・芸術・スポーツとたくさんありますが、包括と言いますか大きな概略の中で交流を進めましょうという約束を結び、結果としてこういう表現になったとご理解いただきたいと思います。機が熟せば、次のステップとして友好都市、姉妹都市の提携に向けた取り組みをしますが、まずは2020年に向かっての動きになります。ホストタウンの位置付けもありますので、2020年以降も交流を続けていくためにスタートしますというお約束の意味での協定書です。
 
Q記者: アリートゥス市との人的交流は。向こうから職員を受け入れて、一緒に準備をすることはあるのか。
A市長: これから考えていくべきと思いますが、具体的には出ておりません。お互いの有益になる部分については進めましょうということでした。ただ、印象的だったのはリトアニアの若い人たちは日本に対する興味が高いので、子どもの交流を含めて進めていくべきかなと思います。
 
Q記者:具体的な事務の進め方はどうするのか。
Aオリンピック・パラリンピック推進課長: 協定書にあるとおり、分野が幅広くあり、行政上のいろいろな所管業務もありますので、分野ごとに庁内で連携をとりながら、平塚市からもどの分野から始めるかは、今後詳細を詰めていきます。
 
Q記者: 実際に現地を訪れてみて、何かアクションを起こしたことは。
A市長: これからテストキャンプで来るので、受け入れ態勢を確認するよう担当課に指示を出しています。また、実行委員会の中に市内の団体が入っていますので、文化的な交流ができないか打診させていただいております。より具体的に交流を進めていく、準備をしていきたいと思っています。
 
 
定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 オリンピック・パラリンピック推進課 柴崎
電話 0463-20-8700
 

リトアニア共和国との交流事業の現状について

 
 落合克宏平塚市長が9月21日~26日の日程で、リトアニア共和国を訪問しました。
 訪問では、昨年10月の事前キャンプに関する基本協定締結を受け、同国オリンピック委員会ダイナ・グズィネヴィチウテ会長と面談し、事前キャンプに向けた意見交換を行いました。また、面談には同国パラリンピック委員会ミンダウガス・ビリウス会長も同席し、平塚市でパラリンピックの事前キャンプを実施したいとの意向が示されました。
 さらに、これまでに平塚市に訪問団の派遣があったアリートゥス市やカウナス市を訪問し、今後の交流に向けた協議を実施するとともに、パネヴェジース市では新たな交流の可能性について意見交換を行いました。その中でも、アリートゥス市とは教育、文化、スポーツをはじめとする様々な分野で連携を深め、強化し、発展させることを目的として、「アリートゥス市と平塚市の協力関係に関する協定書」を締結しました。
 

日程

 平成29年9月21日(木)~26日(火) 4泊6日
 

視察者 合計4人

 落合克宏 平塚市長
 ひらつかリトアニア交流推進実行委員会 田中國義 実行委員長
 オリンピック・パラリンピック推進課 職員2人
 

主な行程

 9月21日(木)未明 羽田空港発
   21日(木)午後 ヴィリニュス国際空港着
            カウナス市副市長表敬訪問および市内視察(ジャルギリスアリーナ他)
   22日(金)   アリートゥス市長表敬訪問および市内視察(小中高一貫校、工芸専門学校他)
   23日(土)   アリートゥス市内視察、パネヴェジース市長表敬訪問および市内視察
   24日(日)   パネヴェジース市内視察(シドアリーナ、アウクシュタイティヤ博覧会)、トラカイオリンピックスポーツセンター視察、リトアニアオリンピック委員会委員との意見交換
   25日(月)   農業省副大臣表敬訪問、駐リトアニア日本大使表敬訪問、リトアニアオリンピック委員会会長表敬訪問、外務大臣表敬訪問、ヴィリニュス国際空港発
   26日(火)午後 羽田空港着