6月定例市長記者会見 ネーミングライツ導入2施設の契約更新を決定

平成30年6月27日

ネーミングライツ導入2施設の契約更新を決定
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 平成28年4月からネーミングライツを導入しております、馬入・光と風の花づつみ、湘南ひらつかパークゴルフ場のネーミングライツ契約の更新が決定いたしました。それでは、お手元の資料「ネーミングライツ導入2施設の契約更新を決定」を御覧ください。
 更新契約の概要ですが、馬入・光と風の花づつみの契約者は株式会社イシックス様で、愛称は「イシックス馬入のお花畑」です。ネーミングライツ期間は平成31年(2019年)4月1日から平成36年(2024年)3月31日までの5年間で、契約金額は年額50万円です。
  湘南ひらつかパークゴルフ場の契約者は株式会社木村植物園様で、愛称は「木村植物園湘南ひらつかパークゴルフ場」です。ネーミングライツ期間は平成31年(2019年)4月1日から平成34年(2022年)3月31日までの3年間で、契約金額は年額50万円です。
  契約更新に至るまでの経緯ですが、契約更新においては、契約者が優先交渉権を有しています。各パートナー企業に契約更新の意向をうかがったところ、更新を希望する申出書が提出され、双方で協議し、5月22日及び5月31日に合意の書面を交わしました。更新契約の締結は、平成30年12月を予定しております。
  本日は、ネーミングライツパートナー2社の代表者にお越しいただきました。株式会社イシックスの猪股様から順番に御挨拶を頂きたいと思います。 

 株式会社イシックス 猪股 大輔 取締役:
  イシックスの猪股でございます。平塚で石材店を営んでいる会社でございます。光栄なことに今回5年間という期間で契約を更新させていただくことができました。これまでの2年間は、馬入の花畑の方に石の看板や、石のベンチというものを設置させていただいて、今年はみどり公園・水辺課さんに多大なるご協力をいただいて、お花摘みイベントの魅力度アップでしたり、一部試験的に一般の方への開放に向けて、お花畑の花を増やす努力等もしていただいております。我々の会社がある限り、お花畑に協力できるように精一杯頑張っていけるようにしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 株式会社木村植物園 木村 義広 代表取締役:
  ご紹介いただきました木村植物園の木村と申します。地元の平塚の土屋というところで昭和58年から会社を経営しております。会社は緑を育て、幸せ育てというテーマのもと、花と緑の暮らしを提案するということで、造園業などを中心にしている会社でございます。そんな中でパークゴルフ場を、土沢の財産、また色々な魅力のある所だということで、応募させていただきました。おかげさまで、今回また引き続き3年間更新ということになりました。本当にたくさんの方の、体のために、心のためにということで、私たちは緑を提供して、心も本当に安らいで、そして、パークゴルフで体も健康にというこんな素晴らし施設を、なるべく魅力化ですとか、努力していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いたします。

落合克宏市長:
 ありがとうございました。既に定着している愛称が継続されることが決まりましたので、より一層この愛称が親しまれるよう、皆様へお知らせしてまいります。私からの説明は以上です。
 

質疑内容の要旨

Q記者: 更新を決意した理由と、これまでネーミングライツを続けてきた効果は。
Aイシックス取締役: 正直、良い面と悪い面はあります。ただ、我々は仕事の中で高齢者の方とお話しすることが多いのですが、お花畑見に行ったよとか、そういう小さな会話が我々にとってとても励みになりますし、また、平塚の大きなお花畑ということで、平塚で働かせてもらっている企業の一つとして、会社のブランド力というか自尊心も高められると思っています。私も毎週見に行きますが、本当に少しずつですが、お花畑が良くなると、すごくうれしくなりますし、茅ヶ崎の方からも見えますので、対岸のお花畑きれいだなとか、電車に乗ったときもちらっと見えたりしますし、本当に帰って来たんだなと、東から平塚に帰ってきた時の一つの玄関口として、少しでも良くしたいと思いますし、2年しか経っていないですけど、日に日に愛着も私たち自身が一番出てきているので、お付き合いさせていただいた以上は、より良いものにしていきたいなというのが、会社一丸となった思いですね。なので、継続させていただきました。
A木村植物園代表取締役: 私たちは花と緑を中心に仕事しておりますので、そんな中で町の花を増やしていこうという方針で社員と日々頑張っています。その中で、社員が自分たちも実践するということで、誇りに思っていますし、その中で実際社員が植えに行ったりしながら、効果を実感しているところです。またお客様と接した時に、お褒めの言葉とか、良かったよという声もいただきますし、地元の方からもこれからもお願いしたいというお話を聞きますので、これからも協力していきたいと思います。植物なので、なかなか厳しい環境で、育てるのも大変なのですが、それも私たちの仕事だと思ってやっています。
 
Q記者: ネーミングライツ事業はいつから始めて、現在何施設の契約があるのか。また、どのくらいの収益が上がっているのか。
A市長: 平塚市では現在11施設、10の施設と1路線ですが、ネーミングライツを導入しています。始めたのは、平成24年の3月からです。県内では、大和市が12件で一番多いですが、施設というか、コミュニティバス停に名前を使っているということですので、施設としては平塚市と相模原市が11施設で(県内)一番です。
A資産経営課長: 収益は平成29年度で、年間2577万円です。
 
Q記者: 一番最初に契約したところはどこか。契約額の1番大きいところはどこか。
A資産経営課長: 一番最初は、平塚競技場、愛称でいうとShonan BMWスタジアム平塚です。(現時点の)金額ですと、そのShonan BMWスタジアム平塚が年間1500万円をいただいています。
 
Q記者: 馬入のお花畑は前回の契約の年額80万円から年額50万円へ減額されているが、理由は。
A市長: ネーミングライツの導入を平成28年からしていただいていて、愛称ですとか、市民の皆さんの施設利用について定着をしてきているということ、また、今回、2年間延びて、5年間にしていただいたということがありますので、1年間の金額は若干下がりますが、5年間の中でしっかりと定期的に歳入確保できるということでイシックスさんと話をさせていただいた中で、決めたということになります。
 
Q記者: 次の契約期間でこういうことをしていきたいなどイメージはあるか。
Aイシックス取締役: 今回5年だったんですが、本当は嫌われない限り、10年、15年と続けていきたい気持ちはあります。背伸びをすることなく、お花畑が増えれば人も増えると思ってますし、そこには座る人だとか、休む人が必ずいると思います。あそこは神奈川県や国の管理でなかなか(ベンチなどを)設置するのが難しくて、みどり公園・水辺課さんにご尽力いただいて設置したということもあるんですが、そういったところを、石屋ですのでハード面は協力していきたいなと思いますし、まずはそれに向けて、お花が増えると人が増えるというふうに考えていますので、そこは専門的な部分ではないんですが、そういった周りの協力者等にお声掛けさせていただいて、お花が増えるように一緒に考えてやっていきたいと思っています。
A木村植物園代表取締役: 植物なので、定期的にメンテナンスをしていかなければいけないということで、ぜひそういうことはやっていきたいと思います。また、あそこ(パークゴルフ場)は神奈川県企業庁の土地なので、なかなか樹木などは植えられないみたいなのですが、草花とかは大丈夫そうなので、少しでも周辺が花に囲まれるようにしていき、豊かな環境にできればと思います。
 
Q記者: 猪股取締役から先ほどネーミングライツ契約をすることで悪い面もあると言っていたがその点は何か。
Aイシックス取締役: ネーミングライツという名前のとおりで、イシックスが管理をしていると考えられる方もいらっしゃるんですね。そうすると、イシックスのジャンパーを着て歩いていると、ちょっと雑草が生えていると「おい、お前汚いぞ」などと言われることがあります。そういう方にはちゃんと説明をして、理解いただくのですが、2年間で少しずつ良くなっているところはあるので、そこは未来に向けてという気持ちもありますので、花畑が良くなれば良くなるほど、自分の会社も良くなると考えていますので、そういった意味では、言いたいことはすぐにみどり公園・水辺課さんに、すぐ対応いただいているので今は大丈夫ですが、そういったところが、デメリットというか、気になるところではあります。
 
Q記者: 今後、市として更にネーミングライツの公募を考えている施設はあるのか。
A市長: 平成28年4月から提案型ネーミングライツの募集を開始しております。この施設はネーミングライツで使えるのではないかというご提案をいただいて、それを検討させていただくという形です。しかし、今のところ、その提案というのはないという状況です。ただ、これから民間の力を借りて、施設を魅力アップするとか、この制度は大切なものだと思っておりますので、できるだけ、我々としては施設の魅力アップを図りながら、また、施設によってネーミングライツになじむ、なじまないというのもあると思いますので、その辺もまた判断させていただきながら、地元の企業や事業所に魅力があって、使いたいよという施設を広げていきたいと思っています。ただ、今のところ提案として具体的なものはないという状況です。
 
Q記者: 提案型ネーミングライツの募集は随時か。
A市長: 随時です。
 
Q記者: 今回の契約が決まった所感を市長から改めて一言欲しい。
A市長: 馬入のお花畑とパークゴルフ場で、それぞれの事業所さんからネーミングライツを続けていただけるため、財源の確保、また維持管理においても、大変ありがたいことと思っています。両事業所さんと施設の魅力化をしっかりと図っていきたいと思いますし、今回は引き続きネーミングライツを続けていただくことは本当にありがたいことだと思っています。
 
定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 資産経営課 資産経営担当 小林
電話 0463-21-8763

ネーミングライツ導入2施設の契約更新を決定

  馬入・光と風の花づつみおよび湘南ひらつかパークゴルフ場のネーミングライツ契約を更新することが決まりました。契約更新について、各パートナー企業と合意の書面を交わしました。

更新契約の概要

馬入・光と風の花づつみ

契約者
  株式会社イシックス  平塚市四之宮二丁目24番31号
  代表取締役 猪股 重人
愛称
  イシックス馬入のお花畑
ネーミングライツ期間
  平成31年(2019年)4月1日から平成36年(2024年)3月31日まで(5年間)
契約金額
  年額50万円(消費税額および地方消費税額を含む)

湘南ひらつかパークゴルフ場

契約者
  株式会社木村植物園  平塚市土屋241番地
  代表取締役 木村 義広
愛称
  木村植物園湘南ひらつかパークゴルフ場
ネーミングライツ期間
  平成31年(2019年)4月1日から平成34年(2022年)3月31日まで(3年間)
契約金額
  年額50万円(消費税額および地方消費税額を含む)
 

契約更新に至るまでの経緯等

 契約更新においては、契約者が優先交渉権を有しています。各パートナー企業から契約更新を希望する申出書が提出され、双方で協議し、平成30年5月22日および5月31日に合意の書面を交わしました。
 なお、更新契約の締結は、平成30年12月を予定しています。

参考 現行契約の概要

馬入・光と風の花づつみ

契約者
  株式会社イシックス  平塚市四之宮二丁目24番31号
  代表取締役 猪股 重人
愛称
  イシックス馬入のお花畑
ネーミングライツ期間
  平成28年4月1日から平成31年3月31日まで(3年間)
契約金額
  年額80万円(消費税額および地方消費税額を含む)

湘南ひらつかパークゴルフ場

契約者
  株式会社木村植物園  平塚市土屋241番地
  代表取締役 木村 義広
愛称
  木村植物園湘南ひらつかパークゴルフ場
ネーミングライツ期間
  平成28年4月1日から平成31年3月31日まで(3年間)
契約金額
  年額50万円(消費税額および地方消費税額を含む)