7月定例市長記者会見 総合防災訓練(防災フェア・地震対応訓練)を開催

平成30年7月26日

総合防災訓練(防災フェア・地震対応訓練)を開催
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 「総合防災訓練を開催」について、ご説明します。
 総合防災訓練は、「災害に強いまち ひらつか」の実現を目指し、8月18日の土曜日、平塚市総合公園と平塚市立崇善小学校で実施します。今回は、市民参加体験型の防災啓発イベント「防災フェア」と過去に起きた災害の教訓を踏まえた「地震対応訓練」を行います。
 防災フェアでは、楽しく、身近に防災を体験してもらうとともに、自衛隊や警察車両などの展示、保存食の炊き出しなど、幅広い世代の防災意識の高揚を図ります。
 地震対応訓練は、2つの会場で実施します。「総合公園」では、防災関係機関と行政が連携する救出救助訓練を、「崇善小学校」では、発災から地域での自主防災組織の活動、避難所生活までの行動を体験する訓練を行います。さらに物資輸送・受入訓練を取り入れ、緊急物資受入手順の確認や防災関係機関との連携強化を図ります。
 また、大阪北部地震と平成30年7月豪雨を受け、現地の状況をパネルで展示し、募金箱も設置します。合わせて、ブロック塀の自己点検や、風水害から身を守るための備えについて、ガイドブックなどを配布し、啓発に努めます。
 私からの説明は以上です。
 

質疑内容の要旨

Q記者: 毎年行っているイベントなのか。
A市長: はい。
 
Q記者: 今年の特徴は何かあるのか。
A市長: 会場を(2カ所に)分けまして、特に避難所の運営等については、崇善小学校を会場に、そのエリア(崇善地区)の避難所の運営等(の訓練)を行うということが特徴です。
 
Q記者: 避難所の運営の訓練をするのが初めてということか。
A市長: 避難所の運営訓練はトッケイセキュリティ平塚総合体育館で去年も行いました。今年は避難所である崇善小学校で、発災した時に地域の方たちがどういうふうに避難所を運営していくか、実際に体験をしてもらうというのが、特徴的なことになると思います。
 
Q記者: これまでと比べてより実践的な訓練をしてもらうということか。
A市長: そうです。去年は富士見地区の方に、トッケイセキュリティ平塚総合体育館に来てもらって、防災フェア(の会場)の近くで訓練していただきましたが、今年は崇善地区で、より実践的な訓練が行えるということになります。
A防災危機管理部長: 地域にお住まいの方に、まず自宅から一時避難場所まで避難をしていただいて、それから避難所である崇善小学校まで避難をしていただく、より実践的な訓練を今回は実施いたします。
 
Q記者: そういった流れの訓練は今年が初めてということか。
A防災危機管理部長: そうです。
 
Q記者: 西日本の7月の豪雨と大阪北部地震の展示とはどのような内容か。
A災害対策課長: 以前から建築指導課が耐震などについて紹介するブースがあり、その横に災害対策課のブースも置きまして、災害対策課では、大阪北部地震と西日本豪雨の被災地の状況のパネル展示に加え、今回、(西日本の豪雨では)避難情報を出しても実際の避難につながらなかったということがありましたので、どういったタイミングで避難を検討するのか、情報をどうやって入手するのか、などをまとめたパネルを作りまして、啓発させていただきたいと思っています。併せて、建築指導課のブースでは、ブロック塀の自己点検のPRをさせていただくということになっています。
 
Q記者: 被災地の状況のパネル展示というのは、平塚市の職員が実際に現地に行って作成したものか。
A災害対策課長: こちらは内閣府などからいろいろな資料を取り寄せまして、今作成しているところです。また、先ほど市長が説明した「ひらつか防災ガイドブック」ですが、今年の4月に更新して作ったもので、それぞれの災害に応じた避難の流れなども掲載していますので、こちらをメインに啓発していきたいと考えております。あと、当然ハザードマップについても各種ありますので、配架していきたいと考えています。
 
Q記者: ブロック塀の関係のPRとは具体的にどのようなことをするのか。
A建築指導課長: ブロック塀の点検方法については、国土交通省からこのように点検してくださいというものが公表されていますが、その内容が分かりづらいかもしれませんので、一般の方にも分かりやすいように説明をしていきたいということと、ブロック塀(撤去)の補助金が平塚市にありますので、その補助金についても、PRしていきたいと思っています。
 
Q記者: 通学路のブロック塀の調査をしていると思うが、どんな進捗か。
A市長: 前回(の定例市長記者会見で)お話ししましたが、390箇所の塀を点検し、204箇所でひび割れ、破損、傾きなどの状況が確認されました。今後、その204箇所については、再度その場所を訪問させていただき、所有者に対して、塀の自主点検を実施していただき、もし危ない場合は、建築指導課につなげさせていただくような呼び掛けをしていきたいと思っております。自主点検の結果、不具合があった場合は、専門家の相談を受けていただかなければいけないので、そういったところ(専門機関など)にもつなげていきたいと思います。
 
Q記者: どれくらいの数のブロック塀が危険かという数字は出てこないのか。
A建築指導課長: 今日現在で相談が来ているのが、電話も含めて61件です。順次、建築指導課の職員が現場を確認しているところです。
 
Q記者: 61件というのは、通学路の204箇所のうちの61箇所ということではなく、ということか。
A建築指導課長: そういうことです。平塚市全域でということです。 

 
定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 災害対策課 訓練担当 榎
電話 0463-21-9734

総合防災訓練(防災フェア・地震対応訓練)を開催

 平塚市では、自助・共助・公助が連携した迅速で円滑な災害対応力を強化するとともに、防災・減災への意識の啓発を図り、「災害に強いまち ひらつか」を実現するために総合防災訓練を実施します。この訓練では、市民参加体験型の防災啓発イベント「防災フェア」と過去におきた災害の教訓を踏まえた「地震対応訓練」を行います。
 防災フェアでは、子どもから大人までが「楽しく、身近に」防災を体験できるブースの設置や、個食タイプの保存食の炊き出し、自衛隊や警察の車両の展示などを行います。
 地震対応訓練では、公的機関による物資輸送や救出救助訓練を実施し、防災関係機関と行政が連携した迅速的確な災害対応の実現に取り組みます。また、崇善小学校では、地域での発災時における災害対応と避難所運営での役割分担と行動を体験する訓練を行います。

主催  平塚市
参加団体  48団体
開催日  平成30年8月18日(土)

防災フェア

時間
 午前9時30分~午後1時

会場
 平塚市総合公園 平塚のはらっぱ(平塚市大原1-1)

内容
  • 展示体験ブース
 防災グッズ紹介、保存食や保存水の備蓄品啓発、災害用伝言板体験、ガスメーター復旧操作体験、無線通信体験、起震車体験、消火器体験、応急手当・心肺蘇生体験、建物の耐震化啓発、ブロック塀自己点検のポイント、感震ブレーカー設置啓発、家庭でできる浸水対策、自衛隊や警察などの車両展示、架柱橋歩き体験、オリジナル防災缶バッジ作成、災害救助犬とのふれあい、地域の防災関係団体活動紹介(ひらつな祭実行委員会、平塚防災まちづくりの会、東海大学チャレンジセンター)、災害時ボランティアの紹介、災害多言語支援センターの紹介 など 
  • イベント
 下水道復旧、応急電気復旧、保存食炊き出し、災害救助犬捜索

地震対応訓練(防災関係機関)

時間
 午前10時~11時
 (小雨実施。中止の場合、当日午前7時に平塚市ウェブサイトのトップページに掲載)

会場
 平塚市総合公園 平塚のはらっぱ(平塚市大原1-1)

内容
 物資輸送訓練、情報収集・安否確認訓練、災害救助犬捜索訓練、救出救助訓練

地震対応訓練(地域編、避難所編)

時間
 午前9時~正午(気象警報の発表時などを除き雨天実施)

会場
 平塚市立崇善小学校(平塚市浅間町4-3)

内容
 地震から身を守るシェイクアウト訓練、避難訓練、自主防災組織の災害対応訓練、避難所の開設・運営訓練、物資の輸送・受入訓練

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