健康長寿の鍵 「フレイルチェック」 をスタートします

平成30年8月27日

平塚市
担当 地域包括ケア推進課介護予防担当 笹井
電話 0463-20-8217

健康長寿の鍵 「フレイルチェック」 をスタートします

 平塚市では、神奈川県や東京大学高齢社会総合研究機構との連携により、「栄養・運動・社会参加」の3つの観点から高齢者自身の状態像を見える化し、気づきと行動を促すための「フレイルチェック」をスタートします。
 スタートにあたり、市ウェブ上にフレイル専用サイトを開設します。また、フレイル予防セミナー、出張フレイル講座を開催し、市民の介護予防に努めるとともにフレイル予防の普及啓発を行います。
 フレイルチェックでは、簡単にできる自己チェックや、筋肉量や口の機能などについて詳しく知ることができるプログラムを用意した測定会を開催します。また、フレイル状態が気になる高齢者等を対象に、改善教室を実施します。さらに、地域住民を対象に、フレイルチェックの担い手となる「フレイルサポーター」の養成を行います。

事業の効果

 高齢者に、自身の状態に対する「気づき」を提供することができます。また、社会参加をはじめとする、予防と改善に向けた「行動」を促すことが期待できます。さらに、フレイルサポーターという介護予防分野の新たなマンパワーを創出し、地域住民の支え合いによる介護予防の取り組みが期待できます。

主な実施事業と予定等

フレイルを知るための事業

  • フレイル専用サイト【9月3日(月)開設】
  • フレイル予防セミナー【10月4日(木)開催】
  • フレイルサポーター養成講座【10月22日(月)、11月8日(木) 2日間受講必須】
  • フレイルチェック測定会【11月22日(木)、1月24日(木) 同内容を2回開催】

フレイルを予防するための事業

  • 出張フレイル講座【調整中】

フレイルを改善するための事業

  • フレイル改善教室「ご長寿食事会」【12月13日(木)、2月14日(木) 同内容を2回開催】

「フレイル」とは

 健康な状態と要介護状態の中間的な段階であり、心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した、いわゆる「虚弱状態」を意味します。
 年をとると、このフレイル状態を経て、徐々に要介護状態に陥ると考えられていますが、多くの高齢者は、フレイル状態にあってもその兆候に気づかず、予防と改善に取り組む機会を見逃してしまっている現状が見受けられます。
 フレイルの兆候を早期に発見して、日常生活を見直すなどの正しい対処を行えば、フレイルの進行を抑制し、健康な状態に戻すことができます。