11月定例市長記者会見 平成30年12月市議会定例会の提出案件について 会期 平成30年11月28日~12月21日

平成30年11月27日

平成30年12月市議会定例会の提出案件について 会期 平成30年11月28日~12月21日
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 案件の説明に入る前に、1点、私からご報告申し上げます。本日、急遽発表させていただきました「防災ラジオ有償配布の申し込み結果および落選者への対応」についてです。
 防災ラジオの有償配布には、平成30年10月1日から11月9日までの申し込み期間に、1,417件の申し込みがありました。配布予定台数の1,000台を超えた場合、抽選することになっていましたが、希望する市民が多かったことから、抽選に漏れた方へ追加配布することとしました。12月上旬に抽選結果をお知らせするときに、抽選に漏れた方には、来年3月末に追加で配布することをご案内する予定です。
 それでは、本日の案件の説明に移らせていただきます。

 それでは、11月28日から12月21日までを会期とする12月市議会定例会について、お手元の資料「平成30年12月市議会定例会の提出案件」に沿って、ご説明を申し上げます。 
 案件といたしましては、専決処分の報告が1件、専決処分の承認が1件、条例の改正が5件、指定管理者の指定が6件、そのほか、各会計の補正予算があります。
 議案につきまして、主なものをご説明させていただきます。まず1ページ下段の「専決処分の承認について」をご覧ください。今年発生した台風24号の被害に伴う災害復旧について、迅速に対応する必要が生じたことから、専決処分を行いましたので、議会に報告し、承認を求めるものです。
 この中から、主なものを3点ご説明いたします。2ページをご覧ください。1点目は、上段の民生費で、大野地区と横内地区の子どもの家2カ所で屋根や窓等が破損したため、修繕しました。2点目は、下段の教育費です。強風によって破損した、なでしこ小学校と太洋中学校の屋上フェンスを修繕したほか、冠水したグラウンドの復旧や倒木の撤去をしました。3点目は、同じく下段の災害復旧費の大神スポーツ広場災害復旧事業です。浸水に伴い流出したグラウンド表面の土砂を復旧するものです。
 次に4ページをご覧ください。補正予算です。一般会計に7,905万7,000円を計上し、一般会計の累計額は、817億9,413万4,000円となります。
 補正予算の事業から、主なものを3点、ご説明いたします。6ページをご覧ください。1点目は、中段の商工費の中小企業経営支援事業です。中小企業の経営の安定化等を図る融資制度に付随する補助金を増額するものです。2点目は、同じく中段の土木費です。総合公園屋外トイレ改修事業では、総合公園内の屋外トイレの一部について、個室を大きくするほか、子ども用トイレの設置やバリアフリー化などにより、誰もが使いやすく、清潔で明るいトイレに改修します。3点目は、下段の債務負担行為補正のうち、粗大ごみ・せん定枝収集運搬業務委託と、小動物死体収集運搬及び焼却処理業務委託です。現在、市が行っている収集業務のうち、粗大ごみ・家電リサイクル品・せん定枝の収集・運搬、および小動物の死体の収集・運搬・焼却について、民間事業者に委託するための費用となります。委託は、平成31年4月1日から開始する予定です。債務負担行為の期間は平成30年度から35年度までの6年間となります。
 私からの説明は以上です。

質疑内容の要旨

Q記者: 台風被害の復旧経費の総額はいくらか。
A財政課長: 会計別に申し上げますと、一般会計では、被害額が7,686万7,000円です。あとは、市場の関係の特別会計がありまして、水産物地方卸売市場特別会計、こちらは67万円となっています。

Q記者: 台風の被害に対して修繕が必要な箇所数はどのくらいか。
A財政課長: 箇所数としていくつというのはなかなか申し上げられないのですが、学校も複数校あったり、道路も各所ありますので、ちょっと箇所数でいうと、今は持ち合わせておりません。

Q記者: ごみ収集の委託について、6年間の債務負担行為ということだが、6年間の総額が資料中にある額ということか。
A財政課長: 債務負担行為という設定では30年度からですが、実際にお金がかかるのは31年度からの5年間です。
A市長: 31年度から35年度までの5年間で実際にかかる金額としましては、粗大ごみ・せん定枝収集運搬業務が3億500万円、それから小動物の処理業務につきましては、1億1,700万円です。

Q記者: 委託することで、どのくらい財政の削減効果が得られるのか。
A市長: 民間委託をすることによるコスト削減ですが、粗大ごみ・せん定枝収集運搬業務では、全体で3,300万円、年間660万円です。小動物の処理業務では、全体で400万円、年間80万円程度を見込んでいます。

Q記者: 共同調理場運営事業の720万3,000円というのは、中学校給食実施に向けた費用か。
A財政課長: 調理器具が故障したものがありまして、焼き物機の更新になります。あくまでも故障したものの更新ということになります。

Q記者: 職員の給与に関する条例の改正は、国の基準の改定等に伴うものか。
A総務部長: 国家公務員の給与については、人事院の勧告に伴って、その対応をどうするかということで決定するわけですが、私どもとしては、国の対応に準ずる形で給与改定を行うという形になっていますので、基本的にはそういう流れになります。

Q記者: 平均の給与支給額はどのくらい上がるのか。
A総務部長: 全職員の平均ということでは、数字として今は持っておりません。ただ、(改定は)若年層が中心で、平均改定率も0.2%ということですので、(月額)数百円から千円くらいだと考えています。

Q記者: 防災ラジオの配布は、今年度の1500台で終了するのか。
A危機管理課長: 防災ラジオの有償配布は次年度も継続していく考えです。

Q記者: 何年くらい継続していく考えか。
A危機管理課長: 申し込み状況を見ながら、3年から5年程度は継続する必要があると考えています。

Q記者: 最終的に何台配布するという目標はあるか。
A危機管理課長: 平成29年度に国が行った通信利用動向調査の結果の中にある、全国で携帯電話等のモバイル端末を保有されていない(60歳以上の)方の割合を、平塚市の人口に割り当てて、仮に試算すると、1万弱の世帯が携帯電話等のモバイル端末を持っていないということになります。ですので、最大値としては、1万弱の数字を目標としています。あくまで最大値ですので、実際には申し込み状況を勘案しながら、少しずつ進めていきたいと考えています。

Q記者: 来年度の配布の申し込み時期はいつくらいになるのか。
A危機管理課長: 来年度の申し込みは、(新年度)予算の承認をいただいた後に、できるだけ早く広報紙等でお知らせしたいと考えています。

Q記者: 総合公園のトイレは何カ所改修するのか、また、このトイレの改修は、リトアニアが東京五輪・パラリンピックの事前キャンプを行うことを見据えた上でのものなのか。
A市長: 総合公園の屋外トイレは全部で7カ所ありますが、そのうち利用頻度の高い4カ所を対象として、これから改修にかかりたいと考えています。まず、大池の西側のトイレと、トリム広場の北側のトイレについては、建物はそのままで内部の改修を行う予定です。特に親子連れの利用が多いふれあい動物園の北側のトイレについては、内部改修を行うとともに、近くに親子で使えるトイレの増築を考えています。野外ステージの南側のトイレについては、近くにはらっぱなどイベントを行う場所があり、利用頻度が高いのですが、構造的に天井が低くて圧迫感がありますので、内部改修だけでは、個室の数も減るために、建て替えによって誰もが使いやすい多機能型のトイレに改修していく予定です。順序としては、まず大池の西側とふれあい動物園の北側のトイレを先行的に行いまして、その後、トリム広場北側と野外ステージ南側のトイレの改修に入ります。
A財政課長: 当然、(東京五輪・パラリンピックの時には)事前キャンプで来られる外国人の方や、日本各地から来られる方がいらっしゃいますので、それを想定しながらの改築ということになります。

Q記者: 屋外トイレの改修は2カ年で行うのか。
A財政課長: はい。今年度、来年度の2年間を考えております。
 

その他の質問

Q記者: 先日、茅ケ崎市の新しい市長が決まったが、連携を含めどう考えているか。
A市長: 新市長の佐藤光市長ですが、私ももともと知っている方ですし、それから服部市長の後を引き継いで茅ケ崎市政を進めていくという話を聞いています。私としては、隣同士のまちということもありますので、引き続き連携して、このエリアのまちの魅力アップを一緒に協力して進めていきたいと思っています。これまでも茅ケ崎市とは、図書の相互利用ですとか、また広報紙で相互にイベントの紹介をするなど、いろいろなところで連携をしてきましたので、そういうものも続けながら、一緒になってこのエリアのまちづくりを進めていきたいと思っています。
 
定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 行政総務課 行政管理・統計担当 石川
電話 0463-21-9754 

平成30年12月市議会定例会の提出案件について
会期 平成30年11月28日~12月21日

議案(1)について

平塚市一般職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例

 国家公務員に準じて一般職員及び特定任期付職員の給料表を改定するほか、一般職員、特定任期付職員、特別職員及び議会議員の期末手当の支給率並びに一般職員の勤勉手当の支給率の見直しを行うものです。

各会計補正予算

 職員の人事異動等に伴う人件費の所要の措置を行うものです。   

                   (補 正 額)    (累 計 額)
(1) 一般会計           200,227千円    81,715,077千円
(2) 競輪事業特別会計        11,743千円    27,834,743千円
(3) 水産物地方卸売市場事業特別会計   366千円       16,836千円
(4) 介護保険事業特別会計      15,060千円     18,911,060千円
(5) 病院事業会計          57,432千円     14,965,432千円

議案(2)について

専決処分の報告について

 庁用自動車による事故等に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分を行ったので、同条第2項の規定により報告するものです。

専決処分の承認について

  • 平成30年度平塚市一般会計補正予算(第4号)及び平成30年度平塚市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)
 平成30年10月1日の台風24号により発生した被害に伴う災害復旧の経費について、迅速に対応する必要が生じたことから、繰越金及び市債を財源として措置したものです。
 
一般会計      
  〔 歳入 〕    
  繰越金
市債
  60,267千円
16,600千円
  〔 歳出 〕    
  (総務費)    
  庁舎維持管理事業   849千円
  (民生費)    
  高齢福祉庶務事業
子どもの家運営事業
公立保育所等施設整備事業
  75千円
1,311千円
170千円
  公立保育所等運営事業   70千円
  (衛生費)    
  休日・夜間救急医療推進事業
環境事業センター運営事業
  389千円
2,396千円
  (農林水産業費)    
  水産物地方卸売市場事業特別会計繰出金   670千円
  農道・用排水路維持管理事業   2,106千円
  (商工費)    
  観光施設等維持管理事業   270千円
  (土木費)    
  道路施設維持管理事業
湘南ひらつかビーチパーク利用推進事業
公園施設維持管理事業
市営住宅維持管理事業
  7,219千円
1,566千円
8,908千円
1,270千円
  (教育費)    
  子ども教育相談センター管理運営事業
小学校施設管理事業
中学校施設管理事業
幼稚園施設管理事業
文化財保護事業
地区公民館管理運営事業
  25千円
20,006千円
11,604千円
694千円
155千円
514千円
  (災害復旧費)    
  大神スポーツ広場災害復旧事業   16,600千円
       
  〔 地方債補正 〕    
  (追加)    
  災害復旧事業債(教育)   16,600千円
             
 
水産物地方卸売市場事業特別会計    
  〔 歳入 〕    
  一般会計繰入金   670千円
  〔 歳出 〕    
  (総務費)    
  市場管理事業   670千円
           
  
 以上の補正予算措置を行う必要が生じましたが、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであることから、地方自治法第179条第1項の規定により平成30年10月1日付けで専決処分を行ったので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求めるものです。

平塚市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例

 生活保護法及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い別表を整備するほか、必要な規定を整備するものです。

平塚市市税条例等の一部を改正する条例

 地方税法、地方税法施行令及び地方税法施行規則の一部改正に伴い、法人税割の税率並びに軽自動車税の環境性能割及び種別割に係る規定を整備するとともに、固定資産税の課税標準の特例を規定するほか、必要な規定を整備するものです。

アメリカ合衆国軍隊の構成員等が所有する軽自動車等に対する軽自動車税の賦課徴収の特例に関する条例の一部を改正する条例

 地方税法及び日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う地方税法の臨時特例に関する法律の一部改正に伴い、規定を整備するものです。

平塚市都市公園条例の一部を改正する条例

 平塚総合体育館の武道場に冷暖房設備を設置することに伴い、使用料を定めるものです。

指定管理者の指定について

 次の施設の指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものです。
平塚市勤労会館
指定管理者
 平塚市勤労会館運営管理共同事業体

指定期間
 平成31年4月1日から平成36年3月31日まで
平塚市土屋霊園
指定管理者
 平塚メモリアルグループ

指定期間
 平成31年4月1日から平成36年3月31日まで
平塚市営住宅及び共同施設
指定管理者
 株式会社東急コミュニティー

指定期間
 平成31年4月1日から平成36年3月31日まで
旧横浜ゴム平塚製造所記念館
指定管理者
 八幡山の洋館運営管理共同事業体

指定期間
 平成31年4月1日から平成36年3月31日まで
平塚市立軟式庭球場・平塚市立桃浜町庭球場・大神スポーツ広場
指定管理者
 サカタのタネグリーンサービス・平塚ビルメン共同事業体

指定期間
 平成31年4月1日から平成36年3月31日まで
湘南ひらつかパークゴルフ場・土沢野球場・土沢多目的広場
指定管理者
 湘南ひらつかパークゴルフ場運営グループ

指定期間
 平成31年4月1日から平成36年3月31日まで

各会計補正予算 ……… 主な内容は、別記のとおり
                  (補 正 額)  (累 計 額)
 (1) 一般会計           79,057千円  81,794,134千円
 (2) 介護保険事業特別会計      802千円  18,911,862千円
 (3) 病院事業会計        372,000千円  15,337,432千円

 なお、全会計の12月補正後の累計額は、1,900億6,308万2千円となります。

※追加提出予定案件
 監査委員の選任について

別記
平成30年度12月補正予算の主なもの
 
1 一般会計      
  〔 歳入 〕    
  国庫支出金   2,582千円
  寄附金
繰越金
  1,209千円
75,622千円
  〔 歳出 〕    
  (民生費)    
  民生委員運営事業
福祉会館等管理運営事業
国民年金事業
ひらつか市民活動センター管理事業
  85千円
1,000千円
2,582千円
1,661千円
  (衛生費)    
  公衆浴場支援事業
地球温暖化対策推進事業
  100千円
24千円
  (商工費)    
  中小企業経営支援事業   6,234千円
  (土木費)    
  道路施設維持管理事業
総合公園屋外トイレ改修事業
  10,487千円
46,011千円
  (教育費)    
  共同調理場運営事業
地区公民館管理運営事業
博物館教育普及活動推進事業
  7,203千円
3,570千円
100千円
       
  〔 継続費補正 〕    
  (追加)    
  総合公園屋外トイレ改修事業   237,000千円
  〔 債務負担行為補正 〕    
  (追加)    
  平塚市勤労会館指定管理料
粗大ごみ・せん定枝収集運搬業務委託
小動物死体収集運搬及び焼却処理業務委託
平塚市土屋霊園指定管理料
平塚市営住宅及び共同住宅施設指定管理料
旧横浜ゴム平塚製造所記念館指定管理料
平塚市立軟式庭球場・平塚市立桃浜町庭球場・大神スポーツ広場指定管理料
湘南ひらつかパークゴルフ場・土沢野球場・土沢多目的広場指定管理料
  137,007千円
305,000千円
117,000千円
128,098千円
485,690千円
88,189千円
228,850千円
197,797千円
       
       
2 介護保険事業特別会計      
  〔 歳入 〕    
  国庫支出金   401千円
  繰越金   401千円
  〔 歳出 〕    
  介護保険認定審査会事業   802千円
       
3 病院事業会計      
  〔 収益的収入 〕    
  医業収益   372,000千円
  〔 収益的支出 〕    
  医業費用   372,000千円