12月定例市長記者会見 平塚市図書館設置70周年記念事業「本の福袋」を全館で貸し出します

平成30年12月19日

平塚市図書館設置70周年記念事業
「本の福袋」を全館で貸し出します
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 今年度、平塚市は図書館を設置して70年を迎え、いろいろな記念事業を実施しています。その一つとして市内の図書館4館で「本の福袋」の貸出しを行います。「本の福袋」とは、「クスッと笑える」「とっても好きなもの」など、あるテーマに沿った本を職員が2冊選び、テーマを書いた袋に入れ、中身が見えないようにして貸し出すものです。活字離れが進んでいると言われているなか、本に関心を持ってもらうことで、読書活動の推進につながると考えております。
 昨年度、中央図書館で試験的に実施し、好評でしたので、70周年の節目である今年度は、中央図書館、北図書館、西図書館、南図書館の4館に拡大し行います。
 福袋は、対象を大人向けと子ども向けに分け、両方とも2冊を1セットにし、全館で合計110袋程度を用意する予定です。貸出期間は来年の1月5日(土曜日)から14日(祝日の月曜日)までとし、無くなり次第終了となります。より多くの方に利用していただけるよう貸し出しは1人1袋となり、お借りいただくには、平塚市の図書館カードが必要です。今後も、図書館を利用する方を増やすため、様々な事業に取り組んでまいります。
 私からの説明は以上です。

質疑内容の要旨

Q記者: テーマはいくつあるのか。
A中央図書館長: テーマは袋数分それぞれ(4館が)用意する形で考えています。ですので、110程度用意する予定ですが、場合によってはテーマが重なってしまうようなことが起こる可能性があります。

Q記者: 「クスッと笑える」「とっても好きなもの」以外にどんなテーマがあるのか。
A中央図書館長: いま現在作成途中なので、未定です。

Q記者: テーマを考えるのは図書館の職員か。
A中央図書館長: はい。

Q記者: それぞれの職員のおすすめの本が入っているということか。
A中央図書館長: 今まで図書館をご利用いただけていない方、あるいは本を読みたいがどんな本を選んでいいか分からない方、そういった方にぜひ図書館をご利用いただきたい、また、すでに日頃から本を読んでいる方についても、いろいろなジャンルに幅を広げていただけるように考えていますので、さまざまな本を混ぜて入れるような形で考えています。

Q記者: 昨年度の試験実施を踏まえた新たな取り組みはあるのか。
A中央図書館長: 昨年度は試験的に中央図書館のみで実施していまして、実際66袋ほど用意しましたが、好評で期間内に(全て)貸し出しができました。今年度は4館に増やしたという形です。

Q記者: 昨年度もテーマを考えたのか。
A中央図書館長: はい。今年度と同じように、テーマを作って、袋に貼って(貸し出しを)行いました。

Q記者: 昨年度用意した66袋はどのくらいの期間で全て貸し出されたのか。
A中央図書館長: 昨年度は12月22日~28日の7日間実施して、66袋用意しましたが、一旦戻ってきたものも貸し出すような形で、71回の貸し出しがありました。

Q記者: 去年はどのようなテーマがあったのか。
A中央図書館長: 例えば、お子様向けの本ですと「笑う門には福来る」「親子でおやすみ」といったテーマです。大人向けですと「物差しでは測れない」「捨てる」といった年末に絡めたようなテーマでした。

Q記者: 昨年度は年末に実施ということで「福袋」という事業名称とは違ったのか。
A中央図書館長: 「福袋」という名称にはさせていただいていました。昨年度は年末の慌ただしい時期ということで、利用いただいてはいたのですが、他の図書館とかの利用状況を聞きますと、年末より年始の方が利用者が多いということがありました。また、「福袋」という名称も年末よりも年始の方が合うだろうということで、(今年度は)年始に開催させていただくことになりました。
Q記者: ここ数年の図書館の利用者数や貸し出し数はどのように変化しているか。また、昔に比べ年末に本を借りる人の数に変化はあるか。
A中央図書館長: 手元に資料がないので、後ほどお答えします。

Q記者: 子ども向けというのは、こども室に配架されている本くらいの対象年齢を想定しているものか。
A中央図書館長: 子ども向けについては、「幼児向け」と「小学校1~3年生」、それから「小学校4~6年生」の3パターンを用意するつもりです。ただ、なかなか分けづらいものもありますので、そういった場合には「小学生向け」としてつくることもあります。
A市長: (手元にある福袋の見本を見せながら)これは「とっても好きなもの」というテーマですが、対象年齢が「一般向け」「子ども向け」、そして「子ども向け」の中に「幼児」「小学校1~3年生」「小学校4~6年生」というふうに分かれていまして、このテーマの対象は「幼児」と「小学校1~3年生」となっています。このような形で110種類あるということです。

Q記者: 福袋の中に何が入っているかは見えないのか。
A中央図書館長: 開くと若干見えてしまう部分はあるのですが、趣旨としては開けるまでワクワクドキドキしながら、家で見ていただきたいということです。

Q記者: 福袋は図書館内に設置されるのか。
A中央図書館長: 図書館の中に置いてありまして、それをカウンターにお持ちいただいて、通常と同じように貸し出す形になります。通常本を貸し出す時には(本の裏に付いている)バーコードを読み込むのですが、バーコードを袋の裏側に付けておりまして、その場では中を見ずに貸し出しができる形になっています。

Q記者: 中央図書館ではどこに福袋を設置する予定なのか。
A中央図書館長: 予定としては、1階と2階のカウンター付近になります。
 
Q記者: 利用者がそれぞれテーマを見て選んで借りていくということか。
A中央図書館長: はい。1階がこども室になっていまして、2階が大人向けの貸出室になります。

Q記者: ジャンルは例えば小説などに限ったりするものなのか。それともいろいろなジャンルのものが混ざっているのか。
A中央図書館長: 小説と写真集が混ざっているなど、テーマに沿った形でいろいろなジャンルのものを見ていただくのが趣旨になっています。

Q記者: 昨年度好評だったとのことだが、利用者からはどんな声があったか。
A中央図書館館長代理: 「自分では選ばないような楽しい本が読めて良かった」「選ぶのが楽しかった」などのお声をいただいています。

その他の質問

市長:
 それでは、今回が2018年、最後の記者会見となりますので、一言ごあいさつをさせていただきます。
 今年を振り返ってみますと、1月には市役所新庁舎がグランドオープンし、新たな環境で職務をスタートしました。
 子育て施策では、産後間もない母親をサポートする産後ケア事業を新設したほか、金目地区に新たなつどいの広場をオープンしました。また、小学校普通教室へのエアコン設置や、全中学校へのタブレット端末の導入により、教育環境の充実を図りました。
 安心安全なまちづくりでは、防災ラジオの有償配布を始めたほか、大阪府北部地震を受け、急きょ補正予算でブロック塀除去費用の補助金制度を拡充しました。
 文化面では、美術館の夏期企画展である「金魚絵師 深堀隆介展」が過去最多の観覧者数を記録し、博物館では、本市で初めてクラウドファンディングを活用して天体望遠鏡を購入しました。
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けては、リトアニア共和国のオリンピック委員会に続いて、パラリンピック委員会とも事前キャンプに関する協定を締結し、10月に行ったテストキャンプには、初来日した同国の首相が平塚市を訪れました。
 また、湘南ベルマーレがクラブ史上初となるルヴァンカップでの優勝を果たし、私も会場で多くのサポーターと喜びを分かち合いました。
 報道機関の皆さまには、1年間いろいろお世話になり、誠にありがとうございました。

Q記者: 見附台周辺地区整備事業などで「平塚方式」という言葉が使われているが、改めてどういった方式なのか聞きたい。
A市長: (見附台周辺地区整備事業などは)PPP(官民パートナーシップ)という、公民連携で公共サービスを提供していくという仕組みの中で、民間の活力を使わせていただきながら、より魅力的なものを整備していくというものです。その流れの中で市民の皆さまの意見を聞いていくステップ・仕組みをつくっていきたい、ということを「平塚方式」という言い方をさせていただきました。
 
Q記者:見附台周辺地区整備事業について担当部署に聞いたところ、現在の計画から大枠での変更はない、また、市民の意見を取り入れるかは事業者の判断とのことだったが。
A市長:これから市民説明会も開きますので、そのご意見をできる限り反映させていきたいと考えています。
 
Q記者: できる限りの範囲とは。
A市長: 確かに大枠は決まってきておりますので、その中で市民の皆さまの意見で反映ができるものについては、しっかり検討させていただきたいと思います。
 
Q記者: 市民の意見とは、これまでに行ったパブリックコメントとは違うのか。
A市長: パブリックコメントはパブリックコメントで、多くの市民の方に意見を伺っております。重ねてではないですが、方向性が決まってきていても、これからまたしっかりと形づくりをする中で(市民の意見を聞いていきたいと考えています)。見附台周辺地区整備事業は、(事業が)動き始めた後に「平塚方式」を取り入れましたので、「平塚方式」をこの見附台周辺地区整備事業と、今度実施します湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備事業において、確立させていきたいと思っています。
 
Q記者: 設計の変更を伴うような意見も聞き入れるのか。それとも市民の意見を聞いたというアリバイ作りのために説明会を行うのか。
A市長: アリバイ作りということではなく、見附台周辺地区整備事業の場合は、繰り返しになりますが、事業者の募集を始めたのが「平塚方式」を表明する前でしたので、例えば要求水準に反映していくとか、そういったものについては、本格的には湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備事業から始まるものじゃないかなというふうに考えています。見附台周辺地区整備事業と湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備事業でこの形を検証しながら、全国に先駆けた、市民意見を聞いてどのように反映させるかという制度として「平塚方式」をつくっていきたいと考えています。
 
Q記者: 具体的にどのような制度にしようと考えているか。
A市長: 今までも、段階段階において関係団体に説明し、意見を聞いてきたわけですが、そういうものをちゃんと積み重ねて、進めていくという形づくりを考えていきたいなと思います。
 
Q記者: 湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備事業については、事業者を募集する前に住民の意見をしっかりと聞いていくという理解でいいか。
A市長: そうです。住民の方、市民の方の意見を要求水準の策定時に伺って反映させるだけではなく、審査を行う時に選定委員会へ意見や要望を伝えたり、また、事業者が決定した後でも、部分的な修正も含めて意見できるところは反映されるようなそんな仕組みをつくれればと思っています。

Q記者: 見附台周辺地区の整備については「平塚方式」ではないということか。
A市長: 「平塚方式」に取り組んでいく先駆けというか、見附台周辺地区整備の場合、スタートからではないですが、「平塚方式」を当てはめて、パブリックコメントだけではなくて、その後の流れについても、市民の皆さまの意見を聞いていこうという仕組みになっております。

Q記者:見附台周辺地区の整備については、担当部署の説明どおり大枠での変更はないと理解していいか。
A市長: 説明会での市民の皆さまの意見もできる限り反映させたいと考えています。

Q記者:見附台周辺地区整備の業者選定について、市長は公正に行われたと考えているか。
A市長: もちろんそうです。7人の選定委員の意見の集約として、いろいろな関係団体の意見を伺いながら、選考の中で考えていただいて、評価してもらったわけです。私は7人の選定委員がしっかりとした考え・評価を持って選んでいただいたものと考えています。

Q記者: 市長の認識では7人の選定委員が予断のない選考をしたということか。
A市長: そのとおりです。
 
定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市教育委員会
担当 中央図書館 奉仕担当 菊坂
電話 0463-31-0428

平塚市図書館設置70周年記念事業
「本の福袋」を全館で貸し出します

 平塚市図書館設置70周年の記念事業の一つとして、「本の福袋」の貸し出しを市内4図書館で実施します。これは、読書活動の推進を目的として、図書館職員が「クスッと笑える」「とっても好きなもの」など、特定のテーマで選んだ本を袋に詰め、福袋として貸し出す事業です。袋の中にどのような本が入っているのか分からないため、開けてからのお楽しみです。
 昨年度、中央図書館で試験的に実施し、好評だったため、今年度は4館に拡大して行います。

日時

 平成31年1月5日(土)~14日(月・祝)※なくなり次第終了

場所

  • 平塚市中央図書館 1階 こども室、2階 貸出室(平塚市浅間町12-41)
  • 平塚市北図書館(平塚市田村3丁目12-5 神田公民館と併設)
  • 平塚市西図書館(平塚市山下760-3)
  • 平塚市南図書館(平塚市袖ケ浜20-1 なぎさふれあいセンター3階)

開館時間

 午前9時~午後5時(中央図書館貸出室・参考室は、平日のみ午前9時~午後7時)

休館日

 年末年始(平成30年12月29日~平成31年1月4日)
 月曜日(1月14日(月・祝)は開館し、翌日15日(火)が休館)

内容

 全館で合計110袋程度(先着順)
 中央図書館50袋程度、北・西・南図書館各20袋程度
 テーマごとの2冊セットで提供。大人向け・子ども向けあり。

その他

 貸し出しは、1人1袋です。貸し出しには、セットの冊数分(2冊)が貸し出し可能な平塚市の図書館カードが必要です。

図書館設置70周年事業

  • 70周年記念キャラクター「ぶくまる」の制作とLINEスタンプ販売
  • 読書通帳の期間限定配付(~平成31年3月31日まで。無くなり次第終了)
  • 図書館の思い出募集
  • おしえて!みんなの好きな本
  • 10年間のベストリクエストの展示(平成31年2月開催)