11月定例市長記者会見  令和元年12月市議会定例会の提出案件について 会期 令和元年11月26日 ~ 12月19日

令和元年11月27日

令和元年12月市議会定例会の提出案件について
会期 令和元年11月26日 ~ 12月19日
平塚市側の説明


落合克宏市長:
 「令和元年12月市議会定例会の提出案件について」、お手元の資料に沿って、主なものについて、簡単に内容をご説明します。
 案件といたしましては、専決処分の報告が1件、専決処分の承認が1件、条例の改正が10件、工事請負契約の締結が3件、指定管理者の指定が3件、委員の任命が1件、そのほか、各会計の補正予算があります。
 まず始めに、1ページ下段の「専決処分の承認について」です。令和元年10月12日の台風19号により発生した被害に伴う災害復旧の経費について、迅速に対応する必要が生じたことから、専決処分を行いましたので、議会に報告し、承認を求めるものです。
 この中から、主なものを2点ご説明いたします。3ページをご覧ください。
 1点目は、上段の災害復旧費の大神スポーツ広場災害復旧事業です。冠水した大神スポーツ広場のグラウンドの復旧や、倒壊したバックネットの再設置などを行うものです。
 2点目は、同じく上段の災害復旧費の馬入ふれあい公園施設災害復旧事業です。冠水した馬入サッカー場の天然芝のサッカー場2面について、汚泥搬出や芝の張り替えなどを行うものです。 
 次に補正予算です。5ページをご覧ください。一般会計に1億5,536万1千円を計上し、一般会計の累計額は、845億8,066万1千円となります。
 続いて、補正予算の事業につきまして、主なものを4点、ご説明させていただきます。 
 1点目は6ページ上段の総務費です。パソコンのセキュリティ機能を強化するために、行政情報化推進事業ではセキュリティUSBの追加配備を、基幹情報システム運用管理事業では、パソコン資産管理ツールの追加導入を行います。
 2点目は同じく総務費の災害用備蓄拡充事業です。台風19号の経験を活かし、避難所の備蓄品として緊急的に必要と考えられる電力、通信、バリアフリー等に関する物資の配備を進めます。
 3点目は7ページ中段の「債務負担行為補正」をご覧ください。「平塚市学校給食基本計画策定等業務委託料」では、中学校の完全給食実施に向けた基本計画策定等の業務を委託します。債務負担行為補正の期間は、令和元年度から2年度までの2年間で、2,200万円を計上しています。なお、こちらについては、後ほど次の案件で詳しくご説明させていただきます。
 4点目は7ページ下段の「公営企業会計」の(2)下水道事業会計をご覧ください。台風19号により発生した四之宮排水区の浸水被害における発生メカニズムを解析し、それを踏まえた対策を検討するための費用になります。
 そのほか、詳細については、お手元の資料をご覧ください。私からの説明は以上です。
 

質疑内容の要旨


Q記者:台風被害について、3施設(馬入サッカー場、大神スポーツ広場、ひらつかビーチパーク)の現在の状況と復旧の見込みは。
A総合公園課長:馬入サッカー場天然芝グラウンドにつきましては、第2グラウンドと呼ばれる北側のグラウンドの汚泥を取り去る作業と芝の養生作業に現在入っております。この作業については、現在の予定では来年1月中旬、湘南ベルマーレさんが新チームとして始動する日をターゲットに今整備を進めているところでございます。南側の第1グラウンドと呼ばれる部分ですが、汚泥の堆積が大変多くありまして、国の補助金等を活用しまして整備を行う予定で、現在まだ作業には着手しておりません。作業の完成は来年夏ごろをめどに完成させたいと思っていますが、作業内容を詰めているところでありますので、開場の時期につきましては早くなる可能性もあるということで今進めています。
Aスポーツ課長:大神スポーツ広場についてですが、委託業者が決まりまして11月15日から復旧に向けた修繕を開始しております。比較的重篤でなかった上流のグラウンドから整備を開始しまして、整備が整い次第開放していくような流れで考えております。全面の復旧が終わるのは、来年3月を見込んでおります。
Aみどり公園・水辺課担当長:ひらつかビーチパークについては、現在は清掃と護岸の修復が全て終わりまして、通常通り開放しております。

Q記者:来年1月に第2グラウンドが復旧したときには、ベルマーレはそちらのグラウンドを使うということか。
A総合公園課長:現在養生をしている第2グラウンドを使っていただく予定です。第1グラウンドにつきましては来年夏ごろに完了する予定で進めておりますので、湘南ベルマーレさんにつきましては、第2グラウンドをシーズンインの時に使っていただく予定でございます。

Q記者:四之宮排水区の浸水被害における発生メカニズムの解析とは、具体的にどういったものか。
A市長:今回四之宮の鹿見堂排水のところを、内水が多くあってバックウオーター現象みたいなものが出てきているんじゃないかということも言われていますので、その辺のメカニズムをしっかりと検証するために、コンサルタントに発注して解析業務を行ってもらうというものであります。どうして、どのようにこういう浸水が発生したのかというところを、検討をするために予算化をして解析業務をするという内容になります。

Q記者:浸水被害の世帯数はどれくらいか。
A市長:市内全体の被害として、住家の被害については、床上浸水が16件、床下浸水が39件の両方で55件になります。工場・倉庫・高齢者施設・事務所などの非住家については、床上浸水が5件あります。

Q記者:鹿見堂排水に関するものはどれくらいか。
A広報課長:鹿見堂排水路にかかる床上浸水・床下浸水件数は、住家、非住家合わせて56件(床上20件、床下36件)です。

Q記者:鹿見堂の読み方は「ししみどう」でよいのか。
A市長:「ししみどう」になります。

Q記者:鹿見堂の水門は基準を超えても閉めなかったと聞いているが、経緯は。
A下水道整備課課長代理:鹿見堂の水門は今回閉めなかったわけですけども、閉める基準である水位は超えておりました。水門を閉めることによって河川からの水は入ってきませんけども、鹿見堂の排水路には雨水と下水処理場の処理水が流れておりまして、閉めることによって内水被害が拡大するものと考えまして閉めませんでした。

Q記者:基準とピーク時の水位は。
A下水道整備課課長代理:閉める基準としては5.6メートルになります。水位につきましては、最高で6.7メートルから6.8メートルくらいまでいっています。

Q記者:被害を防ぐために設けた基準だと思うが、判断としては妥当だったのかどうかという検証はされるのか。
A市長:それも含めてします。

Q記者:結果はいつ頃に出るのか。
A市長:年度内にこの委託業務の結果をもらうという形になりますので、それが分かりましたら公表させていただきたいと思っています。

Q記者:ミッドナイト競輪はいつからやるのか。
A広報課長:開催日は12月18日から20日までと来年の1月19日から21日までの6日間の開催になります。

Q記者:ミッドナイト競輪に対する期待や課題は。
A市長:平塚の本場の中ではなかなかできませんので、川崎競輪を借り上げてミッドナイト競輪を行います。ミッドナイト競輪は、無観客で投票はインターネット等からの投票に限られますけれども、今の競輪界の中でミッドナイト競輪が果たす役割というのは大変大きくなっています。平塚市も川崎競輪をお借りするのですが、ミッドナイト競輪によって収益を上げていくという、競輪の施行権を持っていますので、それを活用して、より競輪の魅力を発信するとともに、競輪の事業を維持可能な形に持っていくために、今回ミッドナイト競輪をやらせていただくという方向になりました。

Q記者:売り上げの見込みは。
A広報課長:約8億円を見込んでいます。
A市長:経費等を差し引いても収益にはなると判断いたしまして取り組みをさせていただくことにしました。
 
定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料


平塚市
担当 行政総務課 行政管理担当 岩田
電話 0463-21-9754 
 

令和元年12月市議会定例会の提出案件について
会期 令和元年11月26日 ~ 12月19日

 

議案(1)について

平塚市一般職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例

 国家公務員に準じて一般職員及び特定任期付職員の給料表を改定するとともに、一般職員の勤勉手当の支給率並びに特定任期付職員、特別職員及び議会議員の期末手当の支給率の見直しを行うほか、必要な規定を整備するものです。

各会計補正予算

 職員の人事異動等に伴う人件費の所要の措置を行うとともに、競輪事業特別会計において、ミッドナイト競輪開催に係る経費を計上するものです。
  (補正額) (累計額)
(1) 一般会計  249,164千円  84,425,300千円
(2) 競輪事業特別会計  505,000千円 17,448,000千円
(3) 国民健康保険事業特別会計 7,510千円  27,149,015千円
(4) 水産物地方卸売市場事業特別会計  65千円 17,965千円
(5) 下水道事業会計 5,437千円 13,969,937千円
 

議案(2)について

専決処分の報告について

 庁用自動車による事故等に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分を行ったので、同条第2項の規定により報告するものです。

専決処分の承認について

 令和元年度平塚市一般会計補正予算(第4号)及び令和元年度平塚市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)
 令和元年10月12日の台風19号により発生した被害に伴う災害復旧の経費について、迅速に対応する必要が生じたことから、繰越金及び市債を財源として措置したものです。
 
一般会計      
  〔歳入〕    
   繰越金
 市債
 
78,972千円
201,300千円
  〔歳出〕    
   (総務費)    
    庁舎維持管理事業
  災害用備蓄拡充事業
  77千円
5,500千円
   (民生費)    
    びわ青少年の家運営事業
  公立保育所等施設整備事業
  198千円
599千円
   (衛生費)    
    環境対策推進事業   450千円
   (農林水産業費)    
    水産物地方卸売市場事業特別会計繰出金
  農道・用排水路維持管理事業
  漁港施設維持管理事業
 
800千円
5,900千円
7,100千円
   (土木費)    
    道路施設維持管理事業
  馬入花畑整備事業
  河川・排水路維持管理事業
  保全樹等指定事業
  公園施設維持管理事業
  市営住宅維持管理事業
  14,119千円
800千円
456千円
900千円
5,861千円
1,199千円
   (消防費)    
    仮庁舎維持管理事業
  風水害対策事業
 
80千円
50千円
   (教育費)    
    小学校施設管理事業
  中学校施設管理事業
  幼稚園施設管理事業
  地区公民館管理運営事業
  24,680千円
8,862千円
30千円
1,206千円
   (災害復旧費)    
    大神スポーツ広場災害復旧事業
  馬入ふれあい公園施設災害復旧事業
  湘南ひらつかビーチパーク災害復旧事業
  55,416千円
115,939千円
30,050千円
       
  〔地方債補正〕    
   (追加)    
    河川施設災害復旧債
  公園施設災害復旧債
  社会教育施設災害復旧債
  30,000千円
115,900千円
55,400千円
             
 
水産物地方卸売市場事業特別会計    
  〔歳入〕    
    一般会計繰入金   800千円
  〔歳出〕    
   (総務費)    
    市場管理事業   800千円
           
 
 以上の補正予算措置を行う必要が生じましたが、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであることから、地方自治法第179条第1項の規定により令和元年10月12日付けで専決処分を行ったので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求めるものです。
 

特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

 新たに顧問(美術館特別館長)及び法務専門員に係る報酬の額等を定めるほか、公民館長の名称を改定するものです。
 

平塚市市税条例等の一部を改正する条例

 地方税法及び地方税法施行令の一部改正に伴い、軽自動車税の種別割のグリーン化特例を見直すほか、必要な規定を整備するものです。
 

平塚市手数料条例の一部を改正する条例

 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、建築物エネルギー消費性能向上計画の認定について複数建築物の場合における区分の手数料を定めるため、別表を整備するものです。
 

平塚市水防団条例の一部を改正する条例

 成年被後見人及び被保佐人の権利の制限に係る措置の適正化等を図るため規定を整備するほか、必要な規定を整備するものです。
 

平塚市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例

 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部改正に伴い、規定を整備するものです。
 

平塚市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例

 災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正に伴い規定を整備するほか、必要な規定を整備するものです。
 

平塚市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例

 一般廃棄物の処理手数料等の額を改定するほか、必要な規定を整備するものです。
 

平塚市が管理する市道の構造の技術的基準及び市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例

 道路構造令の一部改正に伴い、規定を整備するものです。
 

平塚市消防団員の任免、給与、定員、服務等に関する条例の一部を改正する条例

 成年被後見人及び被保佐人の権利の制限に係る措置の適正化等を図るため規定を整備するほか、必要な規定を整備するものです。
 

工事請負契約の締結について

 次の工事について、予定価格が1億7,000万円以上であることから、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により提案するものです。
  • 工事名称 相模小学校新築工事(建築)
    工事請負金額 2,343,000,000円
    契約の相手方 エス・ケイ・ディ・甲斐組特定建設工事共同企業体
  • 工事名称 消防署本署新改築工事(建築)
    工事請負金額 616,000,000円
    契約の相手方 エス・ケイ・ディ・タックホーム特定建設工事共同企業体
  • 工事名称 湘南ひらつかビーチパーク津波避難展望台整備工事
    工事請負金額 160,413,000円
    契約の相手方 株式会社稲元興業
  

指定管理者の指定について

 次の施設の指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものです。
  • 平塚市福祉会館
    指定管理者 社会福祉法人平塚市社会福祉協議会
    指定期間 令和2年4月1日から令和7年3月31日まで
  • 平塚市南部福祉会館
    指定管理者 ワーカーズコープ・東急コミュニティー共同事業体
    指定期間 令和2年4月1日から令和7年3月31日まで
  • 平塚市西部福祉会館及び平塚市七国荘
    指定管理者 ワーカーズコープ・東急コミュニティー共同事業体
    指定期間 令和2年4月1日から令和7年3月31日まで
 

各会計補正予算(主な内容は、別記のとおり)

  (補正額) (累計額)
(1) 一般会計  155,361千円 84,580,661千円
(2) 病院事業会計  300,592千円 15,375,092千円
(3) 下水道事業会計 9,000千円 13,978,937千円
 なお、全会計の12月補正後の累計額は、1,811億1,457万8千円となります。
 

追加議案について

教育委員会委員の任命について

 本市教育委員会委員のうち1名が、来る11月30日をもって任期満了を迎えられますので、その後任を新たに任命しようとするものです。

別記

令和元年度12月補正予算の主なもの
 
1 一般会計      
  〔歳入〕    
    使用料及び手数料
  国庫支出金
  県支出金
  寄附金
  繰越金
  諸収入
  19千円
2,529千円
200千円
3,615千円
141,720千円
7,278千円
  〔歳出〕    
   (総務費)    
    行政情報化推進事業
  基幹情報システム運用管理事業
  災害情報伝達事業
  災害用備蓄拡充事業
  3,168千円
22,913千円
4,867千円
24,000千円
   (民生費)    
    福祉会館等管理運営事業
  戦没者遺族等援護事業
  障がい者福祉対策事業
  子どもの家運営事業
  多文化共生推進事業
  児童福祉庶務事業
  地域子育て支援推進事業
  767千円
98千円
372千円
2,179千円
858千円
1,430千円
350千円
   (衛生費)    
    環境対策推進事業
  最終処分場周辺地域整備事業
  1,900千円
620千円
   (労働費)    
    中小企業福利厚生支援事業   1,500千円
   (農林水産業費)    
    都市農業促進事業   200千円
   (土木費)    
    道路施設維持管理事業
  バス利用促進事業
  下水道事業会計負担金(公共下水道事業分)
  8,700千円
3,000千円
9,000千円
   (教育費)    
    共同調理場運営事業
  中学校施設管理事業
  博物館管理事業
  5,217千円
12,000千円
2,222千円
   (予備費)    
    予備費   50,000千円
       
  〔繰越明許費〕    
    災害情報伝達事業
  中学校施設管理事業
  博物館管理事業
  4,867千円
12,000千円
2,222千円
       
  〔債務負担行為補正〕    
   (追加)    
    平塚市福祉会館指定管理料
  平塚市南部福祉会館指定管理料
  平塚市西部福祉会館及び平塚市七国荘指定管理料
  不燃ごみ及び有害ごみ収集運搬業務委託料
  市営住宅用賃借料
  平塚市学校給食基本計画策定等業務委託料
  363,551千円
483,045千円
424,036千円
363,000千円
143,010千円
22,000千円
       
2 公営企業会計      
(1) 病院事業会計      
  〔収益的収入〕    
    医業収益   300,592千円
  〔収益的支出〕    
    医業費用   300,592千円
  〔資本的収入〕    
    企業債
  寄附金
  △20,000千円
20,000千円
  〔企業債補正〕    
   (変更)    
    起債限度額の補正    
    病院整備事業債の変更    
       
(2)下水道事業会計      
  〔資本的収入〕    
    他会計出資金   9,000千円
  〔資本的支出〕    
    建設改良費   9,000千円