「開館30周年記念 荒井寿一コレクション 川瀬巴水展」を開催

令和3年3月17日

平塚市
担当 美術館 学芸担当 家田
電話 0463-35-2111

「開館30周年記念 荒井寿一コレクション 川瀬巴水展」を開催

 
 平塚市美術館では、企画展「開館30周年記念 荒井寿一コレクション 川瀬巴水展」を、4月24日~6月13日に開催します。
 川瀬巴水(かわせ・はすい、東京生、1883-1957)は、幼少より絵に関心を寄せていましたが、本格的な画業の開始は遅く、27歳で鏑木清方(かぶらき・きよかた)に師事します。大正時代前半の巴水は、清方の弟子として雑誌の挿絵や口絵、広告図案などの仕事をして版による制作に親しみました。やがて、同門の伊東深水が制作した風景版画《近江八景》の連作に影響を受けて本格的な木版画制作をこころざし、版元・渡邊庄三郎と協力して、大正7(1918)年に塩原の写生にもとづく三部作を発表します。以後、約40年にわたって日本各地を写生旅行し、その地に暮らす人々の生活や四季折々の風景をもとに、詩情あふれる作品を数多く生み出しました。
 本展は昨年度開催を予定していた「川瀬巴水展」が新型コロナウイルス感染症のために中止になったことを受けて、荒井寿一コレクションのみで再構成したものです。荒井寿一コレクションは、川瀬巴水の初期から晩年までの優れた版画作品を網羅するほか、これまで紹介されることの少なかった本の装丁や雑誌の表紙・挿絵・口絵、絵はがきなどのグラフィックデザインを含む充実したコレクションです。「版」という表現手段を通じて生み出された巴水作品の幅広さをお楽しみください。
 

川瀬巴水展

会期

 令和3年4月24日(土曜日)~6月13日(日曜日) 44日間

開館時間

 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)

休館日

 月曜日
 ただし5月3日(祝)は開館、5月6日(木曜日)休館

主催

 平塚市美術館

特別協力

 荒井寿一コレクション・荒井商事株式会社

協賛

 神奈川中央交通株式会社

会場

 平塚市美術館
 〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
 電話 0463-35-2111 ファクス 0463-35-2741
 平塚市美術館ウェブサイト
 JR東京駅から東海道線、または新宿駅から湘南新宿ライン(直通)で約1時間。JR平塚駅より徒歩20分。または平塚駅東改札口(北口)より、神奈川中央交通バス4番乗り場乗車「美術館入口」または「コンフォール平塚前」下車。有料駐車場67台(1時間無料・要認証)。

観覧料

 一般800円、高大生500円、小中学生無料
  • 20人以上の団体料金は一般640円、高大生400円
  • 毎週土曜日は高校生無料
  • 各種障がい者手帳の交付を受けた方と付き添い1人は無料
  • 65歳以上で、平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金
  • 本展覧会の観覧券で「柳原義達展」もご覧いただけます
 

関連事業

ワークショップ「水性多色木版画を作ろう!」

講師 内山良子氏(版画家)
日時 5月23日(日曜日)、5月30日(日曜日)、6月6日(日曜日) 各日午後1時30分~4時30分

担当学芸員によるギャラリートーク

5月8日(土曜日)、5月22日(土曜日) 各日午後2時~2時30分
 
※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため延期または中止となることがあります
 

同時開催

令和3年度企画展
「開館30周年記念 柳原義達展」
令和3年4月24日(土曜日)~6月13日(日曜日)