1月定例市長記者会見 ・見附台周辺地区土地利用基本構想を策定しました

平成19年1月25日

平塚市側の説明

 

大蔵律子市長:

 

 おはようございます。

 1つ目の「見附台周辺地区土地利用基本構想を策定」についてご説明申し上げます。昨年の11月、西村幸夫 東京大学大学院教授を委員長といたします見附台周辺地区まちづくり委員会からの提案を受けまして、庁内で調整を進めておりました見附台周辺地区土地利用基本構想を策定いたしました。

 基本構想策定の目的についてでございます。見附台周辺地区は、平塚駅西口から徒歩5分の距離に位置する中心市街地に近接した約2.5ヘクタールの公共用地であります。対象地区は本市における芸術・文化の拠点であります市民センター、地域コミュニティ活動をサポートする場である崇善公民館を中心に、見附台公園や緑地など緑あふれる空間として広く市民に親しまれている土地でございます。

 しかし、これらの既存公共施設のうち、いくつかの施設は建設から多くの年数を経てきておりまして、老朽化とともに昨今の多様化する市民ニーズにも的確に応えきれない等の問題から、市民からも更新の要望は大きくなってきておりました。

 こうした市民ニーズの高まりを受けまして、市では、対象地区が魅力にあふれた賑わいと集客の起爆剤となり得るよう、再整備に向けて着手することといたしました。そして土地利用の基本的考え方を示す基本理念及び基本方針を定めることを目的にこの基本構想を策定したものでございます。

 基本構想策定までの経過でございます。平成16年12月から17年1月にかけまして、見附台周辺地区土地利用市民アイデア募集を行いました。平成17年4月からは見附台周辺地区まちづくり委員会を設置いたしました。この委員会には、市議会議員や各種団体からの推薦者、学識経験者、またアイデア募集の提案者の市民の中からの参加も入れまして18名で構成されてまいりました。平成18年11月にこの委員会から見附台周辺地区土地利用基本構想案を提案いただきました。そして平成18年12月、庁内で見附台周辺地区土地利用基本構想を策定いたしたものでございます。

 基本構想の中心的な内容ですが、冊子の25ページをご参照いただきたいと思います。「土地利用の基本理念」でございますが、「平塚駅に至近の中心市街地という特性を最大限に活かし、市内外から多くの人が集まる複合交流拠点」と設定をいたしました。次に、土地利用の基本方針ですが、26ページをご参照ください。6つの視点から土地利用の基本方針を設定いたしました。「賑わい・集客」「芸術・文化」「市民サービス」「地域コミュニティ」「防災・安全」「歴史・憩い」でございます。

 またこの基本構想は全4章から構成されております。

 この基本構想につきましては、都市整備課及び平塚市ホームページでも御覧いただけるようになってございます。

 

質疑内容の要旨

 

 

Q記者:今後のスケジュールはどう考えているか?

A市長:これは土地利用の基本構想でございまして、具体的な基本計画につきまして、今現在の予定では19年1月29日に第1回の基本計画の策定委員会を設置することとしてございます。これは18年度の当初予算でもあらかじめ決められていたことでございまして、18年度中に基本計画を策定したい、という計画でございましたが、18年度あまり時間も残されておりませんので、繰り越して19年度に基本計画の策定はかかってくると考えております。

 

Q記者:委員会は年度内に何回くらい開くのか?

A都市整備部長:年度内の計画は1月に1回、2月に1回、考えています。年度内は2回考えています。

 

Q記者:18年度の予算はどうするのか?

A市長:18年度の予算を全額執行はできませんので、繰り越しで19年度に当てたいと考えています。

 

Q記者:繰り越した予算額は?

A都市整備部長:17年度に繰り越した分、18年度に実施している分でございますが388万5千円。これが構想分です。それから18年度、基本計画の分ですが、504万円です。

 

Q記者:19年度に繰り越すのは?

A都市整備部長:今、お話ししました繰り越し分の504万円です。

 

Q記者:見附台に市庁舎を、という話はあったのか?

A市長:この構想の段階でそういうことには提案をいただきませんでした。

 

Q記者:文化・芸術とあるが、実際の人集めは難しい。具体的なシミュレーションなどはあるのか?

A市長:具体的なことは具体的な施設ごとに今後、考えられることになっておりますが、文化センターについては既に構想は一応、場所が決まっていない段階でつくっております。その中で、これまでのオペラあるいはクラシックなどの集客力なども考慮してきていると思いますが、いま、具体的な数値を持ち合わせおりませんので、簡単に申し上げられませんが、そう生易しいものとは、ご指摘の通り、私も考えてはおりません。

 

Q記者:指定管理者制度を使うのか?

A市長:具体の施設について、まだ全くここでは考える段階ではございませんので、その段階がきたら当然考慮することになると思います。

 

Q記者:施設の運営者については?

A市長:現在のところはそこまでは考えておりませんが、ご意見の1つとしては市民からも上がってきていると思います。

 

Q記者:商工会議所はこの構想についてはどうか?

A市長:商工会議所の代表もこの委員会に参加されておりますし、一方、市庁舎の新庁舎懇話会にも商工会議所からの代表の方も入っていらして、今のところ、見附台に市庁舎を、というのはその両方からもでてきておりません。最終的な段階では出てまいりませんでした。

 

※定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平成19年1月25日

平塚市

担当 都市整備課 市街地整備担当 

電話 0463-21-8783(直通)

 

見附台周辺地区土地利用基本構想を策定しました

 

 市は、平成18年11月、見附台周辺地区まちづくり委員会(委員長:西村幸夫 東京大学大学院教授)からの提案を受け、庁内における調整を進めておりました見附台周辺地区土地利用基本構想について策定し、このほど市議会に対して報告を行いました。

 

基本構想策定の目的

 見附台周辺地区は、平塚駅西口から徒歩5分の距離に位置する中心市街地に近接した約2.5ヘクタールの公共用地であり、対象地区は本市における芸術・文化の拠点である市民センター、地域コミュニティ活動をサポートする場である崇善公民館を中心に、見附台公園や緑地など緑あふれる空間として広く市民に親しまれている土地である。

 しかし、これらの既存公共施設のうち、いくつかの施設は建設から多くの年数を経てきており、老朽化とともに昨今の多様化する市民ニーズにも的確に応えきれない等の問題から、市民からも更新の要望は大きくなっていた。

 市は、こうした市民ニーズの高まりを受けて、魅力にあふれた賑わいと集客の起爆剤となり得る対象地区の再整備に向けて着手することになった。この基本構想は、再整備に向けた土地利用の基本的考え方を示す基本理念及び基本方針を定めることを目的に策定したものである。

 

これまでの経過


見附台周辺地区土地利用市民アイデア募集(平成16年12月から17年1月)

 対象地区の土地利用について広く市民の意見を求めることを目的として実施した。

 市民、東海大学学生、崇善小学校児童から延べ252点のアイデアが寄せられた。結果の公表は、作品集の発行のほかホームページ上での公開(平成17年3月)及び市役所市民ホールにおける公開展示(平成17年4月)を実施した。

見附台周辺地区まちづくり委員会設置(平成17年4月~)

 対象地区の土地利用について必要な事項を検討、協議し、その結果を市長に提案する機関。

 市議会議員、各種団体からの推薦者、学識経験者、アイデア募集の提案者の市民の参加を得た18名構成。

 会議は、平成18年9月までに8回開催された。

見附台周辺地区土地利用基本構想(案)提案(平成18年11月)

見附台周辺地区土地利用基本構想策定(平成18年12月)

 

 

基本構想の中心内容

 土地利用の基本的考え方を示す基本理念及び基本方針については、次のとおり設定する。

 

土地利用の基本理念

 対象地区が本市の商業・業務地の一角を成すとともに、中心市街地に残されたまとまりをもつ公共用地であるという潜在的可能性と、平塚駅からも至近の距離に位置するという立地特性を活かし、平塚の新たな拠点として市全体の活性化にも結びつく適切な都市機能の役割分担の観点から、

 「平塚駅に至近の中心市街地という特性を最大限に活かし、市内外から多くの人が集まる複合交流拠点」と設定する。

 

土地利用の基本方針

 前記基本理念の実現を目指すため、「賑わい・集客」「芸術・文化」「市民サービス」「地域コミュニティ」「防災・安全」「歴史・憩い」の6つの視点から設定する。

 具体的なイメージとしては、地域の歴史性の重視と市民の安心・安全を守る観点からの都市防災力の強化を基礎に、市民の積極的な文化活動の支援と新たな地域文化創出の拠点としての芸術・文化機能を中心に、市民のライフスタイルなどにあった分野の行政機能、地域住民の様々な活動をサポートする地域コミュニティ機能を適正に配置していき、その相乗的な複合効果から定常的な賑わいの創出とひいては地域経済の活性化を図っていこうとするものである。

 

基本構想の全体構成

 全4章


基本構想策定の目的

  1. 基本構想策定の目的
  2. 基本構想策定の経緯及び検討体制

基本構想の前提

  1. 対象地区の概要
  2. 上位計画等における位置付け
  3. 対象地区の特性
  4. 市民ニーズの把握
  5. 関連事業計画等の動向

土地利用の基本理念及び基本方針

  1. 土地利用の基本理念
  2. 土地利用の基本方針
  3. 導入機能の構成イメージ

実現に向けて

  1. 今後の検討の展開
  2. 市の財政状況と計画的な事業展開
  3. 他の計画との整合性及び連携


付属資料
 基本構想は、都市整備課及び平塚市ホームページでも御覧いただけます。

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