下水道工事で農薬の空袋を発見
平成19年2月15日
平塚市
担当 下水道建設課 渡邊
電話 0463-23-1111 内線2439
下水道工事で農薬の空袋を発見
平塚市西八幡1丁目の市道で、下水道工事のための試掘調査を行ったところ、農薬の空袋約100枚が発見されました。土砂の分析調査を行なった結果、BHCという物質が環境省の指針値を上回る数値結果で確認されました。今後、サンプリングや分析調査を実施して、汚染範囲を特定し、土壌の入れ替えを行なっていきます。
経過
平成19年1月11日 14時30分ごろ
請負業者が下水道管布設のための事前調査として八幡公園北東側道路上を試掘したところ、地表面から深さ1.5メートルの位置で農薬の空袋が積み重なった状態で発見されました。
平成19年1月17日
平塚市環境部の職員立会いのもと再度掘削調査を行ったところ、地面から深さ1.5メートルから1.8メートルの30センチメートル程度の厚さの層で農薬の空袋が見つかりました。また、周辺の土壌が一部黒く変色していました。
平成19年1月23日
環境部が土砂のサンプリングを2カ所で行いました。
平成19年2月7日
環境部から採取結果の報告があり、「埋設農薬調査・掘削等暫定マニュアル」(環境省)でうたわれている調査項目の一つであるBHCという物質がそれぞれ1リットルあたり0.62ミリグラム、1リットルあたり1.1ミリグラム検出され、指針値1リットルあたり0.0025ミリグラムの約250~440倍という結果となりました。
今後の対応策
- 周辺住民に対しては、自治会を通じ状況説明を回覧文書にて行ないます。
- 環境省の「埋設農薬調査・掘削等暫定マニュアル改訂版」に従って、磁気探査及びサンプリング調査を行い、汚染範囲を特定します。
- 汚染範囲を特定した後、汚染土壌は産業廃棄物に準じて適性に処理し、取り除いた土壌の入れ替えを行います。
BHCとは
ベンゼンヘキサクロイド。有機塩素系の殺虫剤の一つ。農薬登録期間は1949年2月~1971年12月であり、現在は使用されていません。