小学生の肥満率8.2%まで減少 平成18年度調査で過去最低を記録

平成19年6月22日

平塚市
担当 健康課 健康づくり担当 石村
電話 0463-34-0311(保健センター)
 

小学生の肥満率8.2%まで減少
平成18年度調査で過去最低を記録
平塚市子どもの生活習慣病予防対策委員会が取り組み成果を公表


 平塚市子どもの生活習慣病予防対策委員会(平成18年度委員長:菊池英之小児科医)が市内の小学4年生を対象に行った肥満度調査で、同学年の児童数に占める肥満児の割合(肥満児出現率)が全国平均を約1.5ポイント下回る8.2%まで減り、平成6年度の調査開始以来最低の出現率を記録したことが分かりました。これまで増加傾向にあった同学年の肥満児出現率は平成13・14年度(10.9%)をピークに減少に転じ、肥満児の増加傾向には一定の歯止めがかかっています。
 同委員会は県内の他の自治体に先駆けて乳幼児期からの生活習慣病予防対策(5歳児の肥満度調査など)に着手しており、今回の調査結果は、肥満児童への助言・指導だけでなく、幼・保育園児などを対象とした予防対策事業の成果の表れと受け止めています。
 このほか、今回まとめた調査結果では、肥満児の家族歴、腹囲との相関関係などを多角的に分析。小学4年生で腹囲が60cm以上の児童は"メタボリックシンドローム予備軍"とされる肥満度30%以上の傾向にあることなどを検証し、6月14日に開かれた平塚市学校保健会総会で公表しました。
 

小学4年生 肥満児出現率年次推移
年度 11 12 13 14 15 16 17 18
平塚市 児童数 2,451 2,365 2,494 2,379 2,364 2,383 2,306 2,451
肥満児数 230 235 271 260 216 207 211 201
肥満率 9.4% 9.9% 10.9% 10.9% 9.1% 8.7% 9.1% 8.2%
全国 肥満率 9.2% 9.2% 9.3% 8.9% 9.0% 9.2% 8.8% 9.7%

 

学童肥満度調査概要(平成11~18年度)

対象:市立小学校全28校の4年生 計19,193人
このうち肥満度20%以上の児童:計1,787人(9.3%)
毎年実施している定期身体測定(健康診断)のデータから必要項目を抽出。
※自分の健康管理を理解できる最低年齢が10歳(小学4年生)と言われています

 

平塚市子どもの生活習慣病予防対策委員会

 高血圧や糖尿病、高コレステロール、肥満といった生活習慣病を小児期からの生活習慣の改善を期して予防対策に取り組んでいる市の付属機関。学識経験者や医師、保育園関係者らがメンバーとなり、平成5年に発足しました。
 専門知識を持った医師や市職員らが幼稚園や保育園に出向いて予防策を伝える「巡回教室」のほか、子どもの生活習慣病に関する相談や講演、肥満防止に向けたキャンペーンなどを展開しています。中でも、平成6年度から毎年行っている5歳児を対象にした肥満度調査は県内の他の自治体でも例がなく、平塚市の小児の健康度をチェックする貴重なデータとなっています。
 

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