病院内事故に係る和解案の受け入れ

平成19年8月23日

平塚市
担当 平塚市民病院 医事課入院担当 佐藤
電話 0463-32-0015(代) 内線2132

病院内事故に係る和解案の受け入れ

 
 平塚市は、平塚市民病院内で発生した不法行為事件の損害賠償請求訴訟について、裁判所が示した和解案を受け入れることとし、9月市議会定例会に議案を提出します。
 

事件の概要

 平塚市民病院の小児科病棟に入院中の女児(平塚市在住、当時6歳)は平成18年1月、同じ病室(6人部屋)に入院していた男児(平塚市在住、当時13歳)から体に触られるなどの被害を受けました。
女児(原告)は、男児の不法行為を指摘するとともに、「思春期の男児を同室にさせた病院側の責任もある」とし、平成18年11月に加害男児と男児の母、平塚市に対して連帯して約1,100万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提訴。裁判において協議を進める中、平成19年5月に裁判所から和解案が提示されました。
市としての対応を協議した結果、「本院の病室管理体制に不備があり、その結果このような事件を招いたもの」と認めるとともに、原告の精神的苦痛を考慮して和解案を受け入れる方針を固めました。
 

和解の主な内容

 加害男児側と平塚市は原告に対し、連帯して賠償金100万円(加害男児側7割、平塚市3割)を支払う。
 平塚市は、市民病院内において本件事件が発生したことと、その一因が同病院の病室管理体制に不備のあったことを踏まえ、同種事件の再発防止に努める。
 

再発防止策

 平成18年2月から小児科病棟での男女別室(6歳以上)を原則とし、適切な病室管理体制の徹底に努めます。