12月定例市長記者会見:決定!2007ひらつか10大ニュース

平成19年12月21日

平塚市側の説明

 
大蔵律子市長:
 
 おはようございます。「2007ひらつか10大ニュース」についてご説明申し上げます。
 明るい話題や衝撃的な事件など、さまざまなニュースが駆けめぐっている2007年でございます。今回の企画は、平塚市内で1年間に起こった出来事に関するさまざまなニュースを通じまして、市民の関心度をはかる目的で、平塚では今年初めての取り組みでございます。
 
 市政を中心に、市が選びました50件のニュース・話題の中から1人10件を選んで投票していただき、投票数の多かった順に今年の「10大ニュース」としてランキング形式でまとめました。
 約1週間で347人の投票が寄せられました。
 投票方法は、インターネットによる投票と回答用紙による投票の2通りです。インターネットによる投票は、「ひらつかメールマガジン」の登録者940人へのお知らせと市ホームページのトップページで呼びかけました。回答用紙による投票は市政モニターのほか、市役所やMNビル市民窓口センター、市内すべての公民館に配布して投票を募りました。
 トップ10を含むすべての項目のランキングは、お配りした資料のとおりでございます。
1位に日産自動車(車体)問題、2位に台風9号関係、3位はエスカレーター事故などと続いているわけでございます。
 
 今回の結果につきまして、若干の感想を申し述べたいと思います。
 まず、「日産車体が湘南工場の閉鎖を表明」ということが1位だったことから、行政や産業界だけではなく、大勢の方に重大な影響を及ぼす案件であるとあらためて実感をしております。従業員の方はもちろん、関連企業の関係者や取引先にも大きな方向転換が求められ、市政運営上も迅速で的確な判断が迫られていると受け止めています。9月にまとめました「まちづくりの方向性」をもとに、市の将来に向けて有益となる土地利用を誘導してまいりたいと考えております。
 
 第2位には「台風9号の際の避難勧告」が選ばれました。また、第7位に「記録的な豪雨による被害」が入っております。このことは、風水害がもたらす市民生活への影響の大きさとして受け止めるとともに、災害に対する危機管理の強化・必要性をあらためて痛感いたしました。
 
 続きまして第3位が「エスカレーター事故」でございました。この件に関しましては、けがをした児童の無事が何よりの朗報であったと同時に、迅速な市の調査で判明したエスカレーターの構造上の問題が全国で課題となり、安心して安全に暮らせるまちづくりへの思いをさらに強くいたしました。
 
 次には、「洋菓子メーカーの消費期限切れ原料の使用問題」、これが第4位になりました。このことは、全国各地で相次いだ食品偽装問題の発端ともいえるもので、一連の偽装に対する消費者の怒りが今年を表す漢字一文字に「偽」(ぎ・いつわり)が選ばれましたが、そのことにつながったと思います。と同時に、食の安全に対する消費者の意識の高さを物語っているものと考えております。
 
 第5位には、「新市庁舎と国の合同庁舎との一体的整備」が選ばれました。このニュースは、湘南の中核都市としての平塚の未来に期待されている結果として受け止めたいと思います。こうした明るい話題が続き、市民のみなさんと一緒に平塚市の将来について夢を語れるようなまちにしていきたいと思っております。
 
 第10位は、「競輪事業の撤退問題で鎌倉市を提訴」したことでした。このことにつきましては、初めての自治体間での提訴となることでもありまして、苦渋の決断ではありましたが、今後の裁判の行方を見守っていただきたいと、そう思っております。
 
 「10大ニュース」に関するわたくしの感想とこの件に関するご説明は以上でございます。
 

質疑内容の要旨


Q記者: 今年を総括する一文字(の漢字)を考えているか?
A市長:わたくしは、平塚市にとっては「災」。わざわい、災難の災かな…と思っております。水に関して、浸水や冠水という災いがありました。また、ごみ処理に関連して、3カ所での火災発生という事態もありました。従って、今年は「災」かなと思っています。このことは、来年に向かって「災い転じて福となす」という、来年の「福」につながると嬉しいと思って選んだ一文字です。
 
Q記者:鎌倉市を提訴したことについて、今後の日程は決まっているのか?
A市長:はい。第1回目の初公判の日が決まりましたので発表します。
A鍵和田副市長:1月25日の金曜日に第1回口頭弁論が開かれる予定ということになっています。横浜地方裁判所503法廷で、時間が現在のところ14時からというところまで(情報が)入っています。
 
Q記者:それは書面を交換するだけか、それとも人が出てきて話をするのか?
A鍵和田副市長:口頭弁論ですから、弁護士さん同士で議論を交わすという予定です。
 
 

※定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

 

記者発表資料

平塚市
担当 広報課 広報担当 香川
電話 0463-21-8761

市民関心度、日産車体の湘南工場閉鎖表明」がダントツ1位
決定!2007 ひらつか10大ニュース 
「台風9号の避難勧告」や「市長再選」もランクイン


 明るい話題や衝撃的な事件など、さまざまなニュースが駆けめぐった2007年。
 市政をめぐる話題を中心に、平塚市内で1年間に起こった出来事を振り返る「ひらつか10大ニュース」が決定しました。初実施の今回は、インターネットや公民館窓口等で投票方式によるアンケートを展開。12月上旬から約1週間で300人を超す回答が寄せられました。
 
1位 日産車体が湘南工場の閉鎖を表明 (242票)
 日産車体が湘南工場(第1地区)の閉鎖を表明し、市は跡地利用に向けた対策会議を設置した。プロジェクトチームなどで調査・研究を重ね、9月には土地活用の将来像をイメージした「まちづくりの方向性」をまとめた。
 
2位 台風9号の影響で市内約1万8000世帯に避難勧告を発令 (179票)
 強い台風9号が県西地域に上陸し、相模湾や相模川上流域などで猛威を奮った。相模川の水位上昇に伴い、市は両岸の約1万8000世帯に対し避難勧告を発令。防災無線活用の実効性などが浮き彫りになった。
 
3位 エスカレーター事故で男児が一時重体に (173票)
 市内スーパーのエスカレーターに男児が挟まれ、一時意識不明の重体となる事故が発生。市の調査で構造上の不備が指摘され、全国の施設で緊急点検が実施された。男児は3日後に意識回復し、一命を取り留めた。
 
4位 不二家で消費期限切れ原料の使用が発覚 (148票)
 
5位 市役所新庁舎を国合同庁舎と一体整備する方向で国と合意 (146票)
 
6位 統一地方選 大蔵市長が再選を果たし、現職市議も全員当選 (145票)
 
7位 記録的な豪雨により床上浸水などの被害続発 (132票)
 
8位 県内初のフルマラソン「2007湘南国際マラソン」が開催 (105票)
 
9位 湘南ベルマーレ6位でシーズン終了 (97票)
 
10位 平塚競輪から撤退した鎌倉市を提訴 (86票)
 

アンケート概要

市が選んだ50件のニュース・話題の中から、1人につき10件まで(1回のみ)投票
 
調査期間 平成19年12月5日(水)~12日(水)
 
投票者数 347人(このうち有効投票者数335人)
 
調査方法 
 ひらつかメールマガジン読者など市ホームページからの投票者 254人
 市政モニターや市役所・公民館に設置したアンケート用紙による投票者 93人
  • 10大ニュースの画像