2月定例市長記者会見・保健センター、休日・夜間急患診療所4月1日オープン

平成20年2月14日

平塚市側の説明

 
大蔵律子市長:
 保健センター、休日・夜間急患診療所が4月1日、オープンいたしますのでご説明させていただきます。ここ(記者会見場)に中の様子がわかるものを用意させていただきました。
 
 平塚市の保健・医療をリードします新たな拠点として整備してまいりました「新保健センター」が完成し、4月1日から一般利用がスタートいたします。従来の施設は中里にあります地域医療管理センターでございますが、この従来施設の約3倍にあたる"ゆとりある安心スペース"を創出することができました。保健サービスを充実して展開してまいります。併設いたします「休日・夜間急患診療所」では診療科を増設するなど、26万人市民の初期医療をカバーできる体制強化を図ってまいります。
 
 ゆとりある安心スペースの複合施設でございますが、所在地は平塚市東豊田でございます。敷地面積が8,900平方メートル、構造規模は鉄筋コンクリート造りの地上3階、駐車スペースが180台、延べ床面積が4885.43平方メートルでございまして、1階部分に休日・夜間急患診療所部門、障害者歯科診療所部門、そして管理部門が入り、2階は保健センター部門です。3階には管理部門と三師会事務所、それから会議室等が開設されております。
 
 これらにつきましては、センターのオープンに先駆けまして3月19日午後1時から、報道機関の皆様方に内覧会を開催いたしますので、ぜひともご覧いただければと思います。
 
 この保健センターの特徴でございますが、建物・駐車場ともにバリアフリー化されていることです。それから、2基のエレベーターが設置されております。また、太陽光発電システムを導入いたしました。駐車場は従来の施設では55台ですが、180台に拡充してあります。また、各種保健事業の実施回数を拡充いたします。土日にこれら事業を開催するなど事業の充実をも図ってまいります。
 
 保健センターの特徴を申し上げましたが、併設されます休日・夜間急患診療所の特徴を申し上げますと、内科、小児科、外科に加えて眼科、耳鼻咽喉科の診療科目を増設いたしました。眼科と耳鼻咽喉科は第2と第4日曜日の昼間、実施いたします。
 また、診療時間を拡大いたしました。従来は午前10時から診療開始でございましたが、この度は午前9時に変更して診療時間が拡大されております。それから、利用者間の感染を予防するため、経過観察室、感染症室を新設いたしました。
 また、レントゲン撮影など診療機器をデジタル化いたしております。歯科診療ユニット、診察台でございますが、従来の2台から3台に増設いたしまして、利用者の待ち時間が短縮されるようにしてございます。
 これが、休日・夜間急患診療所の特徴でございます。
 
 先ほど申しました保健サービスを充実した保健センターの内容等につきまして、次に記載をしてございますので、ご覧くださいませ。以上が説明でございます。
 

質疑内容の要旨

 
Q記者:太陽光発電システムの導入でどれくらいの電力が賄えるのか?
A健康福祉部長:1時間あたり、5.5キロワットの発電量がありまして、それを例えば蛍光灯に換算いたしますと、40ワットの蛍光灯で、1時間5.5キロワットですから140本くらいになるというふうに計算をしております。
 
Q記者:それは晴れた日で計算した電力量か?
A市長:はい。そうですね。今日みたいに天候がよければ1時間あたり最大で5.5キロワットです。ですから曇ったりするとそれが多少減ったり、増えたりという状況は起きますけれども、最大限で5.5キロワットですと大体40ワットの蛍光灯140本分に相当するということです。
 
Q記者:内科、小児科、外科は今までも診療していたのか?
A健康福祉部長:はい。
 
Q記者:眼科、耳鼻科は第2・第4日曜日だが、内科、小児科、外科は今までどのような診療体制だったのか?
A健康福祉部長:平日の夜間と休祭日の1日です。外科だけは土曜日の夜と休祭日の診療です。
 
Q記者:夜間と休日はこれまでも(診療を)やっていたのか?
A健康福祉部長:そうです。ここで、眼科・耳鼻科につきましては、今まで藤沢から小田原までの広域の診療だったんです。平塚が当番にあたりますと、(市内の)ある医院に該当するわけですけれども、今度は保健センターが充実しましたので1カ所。お医者さんが保健センター、休日急患診療所に来てそこで診察します。市民の方は、どこの医院と迷わずに、第2・第4は保健センター、休日・夜間急患診療所に来れば診察が受けられるということになります。
 
Q記者:診療時間を午前9時からに拡充するということは、受け付けの締め切り時間が延長するということか?
A健康福祉部長:従来は9時半から診療の受け付けをして、診療を10時からやっていました。今度は9時に受け付けをして9時から診察をするということで拡大しているということです。
 
Q記者:経過観察室や感染症室はどのようなものか?
A健康福祉部長:診察を受けて、受け付けで例えば感染症的な病気であれば、一般の患者さんと分離をする。そのために感染症室を設けて、受け付けで確認がとれればすぐ感染症室から診療するんですけれども、お医者さんが判断をして「感染症の疑いがある」ということでは、その部屋で待っていただいて一般の患者さんと分離をする。経過観察室というのは、診察をして状況をしばらく見たいと、そのまま帰っていただくのではなくてしばらくその簡易ベッドで寝ていただいて様子を見て、それから診察の判断をするために経過を見る部屋。従来はなかったので、この2部屋を新たに設けたということです。
 
Q記者:感染症とは具体的にインフルエンザなどのことか?
A健康課長:はしかとか麻疹といわれるような病気です。インフルエンザも(感染症に)入ります。
 
Q記者:この部屋は何人くらい入れるのか?
A健康課長:ベッドは2つ用意できます。
A健康福祉部長:待合室を一般の方と分離するような部屋だと考えていただければ結構だと思います。感染症室は約23平方メートルです。
 
定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。
  • 説明する大藏律子市長の写真

記者発表資料

平塚市
担当 健康課 健康づくり担当
電話 0463-23-1111 内線2259 

平塚市の保健・医療をリードする新拠点が誕生
保健センター、休日・夜間急患診療所
4月1日オープン
ゆとりある安心スペースで充実の保健サービス

 
 平塚市の保健・医療をリードする新たな拠点として整備していた「新保健センター」(東豊田)が完成し、4月1日から一般利用がスタートします。従来施設(地域医療管理センター、中里)の約3倍にあたる"ゆとりある安心スペース"を創出し、充実の保健サービスを展開。併設の「休日・夜間急患診療所」では診療科を増設するなど、26万人市民の初期医療をカバーする体制強化を図ります。
新保健センターオープンに先駆け、
3月19日(水)午後1:00 報道機関向け内覧会を開催
3月26日(水)午後1:30 開所式
4月 1日(火) 一般利用開始
 

ゆとりある安心スペースの複合施設

所在地  平塚市東豊田448-3
敷地面積  8,900平方メートル
構造規模  鉄筋コンクリート造 地上3階
        (駐車スペース:180台)
総床面積  建物4885.43平方メートル
 屋上   21.33平方メートル
 3F  1545.21平方メートル 管理部門、三師会事務所(平塚市医師会、平塚歯科医師会、平塚・中郡薬剤師会)、会議室等
 2F  1737.84平方メートル 保健センター部門
 1F  1581.05平方メートル 休日・夜間急患診療所(内科、小児科、外科、眼科、耳鼻咽喉科)部門、障害者歯科診療所部門、管理部門
総事業費  約14億6,000万円(2カ年計画)
 

保健センターの特徴

  • 建物、駐車場をバリアフリー化
  • 2基のエレベーター設置
  • 太陽光発電システムの導入
  • 駐車場を55台→180台に拡充
  • 各種保健事業の実施回数の拡充や土日に開催するなど事業の充実を図ります
 

休日・夜間急患診療所の特徴

  • 内科、小児科、外科に加えて眼科、耳鼻咽喉科の診療科目を増設  眼科、耳鼻咽喉科は第2・4日曜日昼間実施
  • 診療時間の拡大 ※午前10時からだった診療開始時間を午前9時に変更
  • 利用者間の感染を予防するため経過観察室、感染症室の新設
  • レントゲン撮影など診療機器をデジタル化
  • 歯科診療ユニット(診察台)を2台から3台に増設して、利用者の待ち時間短縮
 

充実の保健サービス 保健センター

妊婦健康診査の健診回数拡充 (2回→5回)
 安心して出産できる環境整備の一環として、飛び込み出産などの防止に向け、妊娠中に無料(自治体負担)で受診できる「妊婦健康診査」の健診回数を従来の2回から5回に拡充します。同様の受診回数を検討しているのは県内で31市町村。平塚市は県内で唯一、健診期間(妊娠週数)を限定せずに受診できる体制を整備しました。
 
妊婦歯科健診の実施 (モデル事業)
 妊娠初期の妊婦を対象に、無料歯科健診(1人1回)を実施します。平塚歯科医師会の協力による県内市町村初の取り組みで、妊娠中の口腔内を衛生管理することによる早産、流産などの予防が目的。初年度は対象者を絞り込みモデル事業として実施します。
 
平塚市食育推進基本計画(仮称)の策定
 「食」に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけた健全な食生活の推進を目的に、関係機関・団体と連携して平塚市食育推進基本計画を策定します。また新保健センターを"食育の拠点"に位置づけ、市民との協働による食育推進を展開します。
 
幼児健康診査フォロー教室の開催回数拡充
 1歳6か月・3歳それぞれの幼児健康診査の結果、発育や発達など経過観察が必要な幼児に対し、保護者とともに継続的な支援を行うフォロー教室。これまで、別施設で計60回(3種)行っていた教室をすべて保健センターに集約し、年間72回実施します。
 
[健康教室の土日開催を充実し参加しやすい環境を整備]
 
母親父親教室
 出産を控えた夫婦を対象に、生活、栄養などの側面(全4回)から指導する母親父親教室。新たに「プレパパ&ママクッキング」と題して、手軽な栄養バランス食、外食や惣菜の選び方、離乳食づくりのノウハウなどを伝える教室を土日曜日に開催。
 
離乳食教室
 乳幼児の発達に合わせて実施している離乳食教室(4期)のほかに、新たに「働くパパママのための『ダイジェスト版離乳食教室』」を年6回開催。離乳食の始め方から卒業までを短くまとめ、離乳食の進め方を伝えます。
 
幼児のむし歯予防教室
 毎月1回開催している幼児のむし歯予防教室に加え、年3回土日開催を追加します。
 
糖尿病・肥満予防教室
 糖尿病患者に対する食事療法を伝える「ストップメタボリック教室」(年6回)に加え、実習を取り入れて調理のコツを伝える教室を夜間または土日に開催します。
 
運動をテーマにしたシリーズ健康教室
 参加者のニーズに合った2コース(基礎編=軽度な運動、充実編=負荷をかける運動)の教室を用意し、健康増進を図ります。回数を増やして夜間や土日に開催します。
 
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