台風シーズンの大雨に備え相模川下流域自治体の連携を確認 国・県・2市1町初の合同図上訓練を実施

平成20年6月19日

 
平塚市
担当 防災危機管理課 防災担当 豊島
電話 0463-21-9734
 
 

台風シーズンの大雨に備え相模川下流域自治体の連携を確認
国・県・2市1町初の合同図上訓練を実施

 
 
 本格的な梅雨・台風シーズンに備え、国・県・2市1町(平塚市・茅ケ崎市・寒川町)による初の合同図上訓練を実施します。昨年9月の台風による避難勧告発令の教訓を踏まえ、相模川下流域の自治体間と関係機関との連絡体制を確認するのが目的。水位上昇に伴う避難勧告の発令方法などを検証します。
 
 平成19年9月7日に伊豆半島南部に上陸し、神奈川県西部を通過した台風9号の豪雨により、相模川下流域に洪水予報(※1)が発表され、茅ヶ崎市、寒川町、平塚市では、避難勧告を発令する事態となりました。
 
主催  茅ヶ崎市、寒川町、平塚市
 

目的

相模川を管轄する国・県の各機関、及び隣接市町(茅ヶ崎市、寒川町)との間での、迅速な情報受伝達、広報活動、避難誘導等に関する連絡体制を、合同の図上訓練を通して検証することを目的とします。
 

参加機関

平塚市(防災担当部署)、茅ヶ崎市、寒川町、国土交通省京浜河川事務所、同相模川出張所、神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所(城山ダム管理事務所)、神奈川県平塚土木事務所、同藤沢土木事務所
 

日時

平成20年6月24日(火) 午後2:00~3:00(予定)
 

場所

平塚市役所消防庁舎2階 防災危機管理課事務室
     参加機関は、それぞれの事務室で訓練を行います。
 

訓練想定

南方から北上してきた台風の影響で、梅雨前線が活発化し、前日から断続的に雨が降り続いている。台風の北上とともに風も強さを増してきている。
横浜気象台では、6月24日(火)午後7時10分に「大雨・洪水・暴風警報」を発表し、今後、相模川の河川水位の上昇が見込まれている。
 

訓練内容

(1)情報伝達訓練
京浜河川事務所の発信する情報を、同相模川出張所、神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所、神奈川県平塚土木事務所、同藤沢土木事務所が受け、必要な情報を2市1町へと伝達する。
 
(2)水防体制連絡訓練
2市1町での市民への広報活動、避難誘導等に関する連絡調整を行う。
 
(3)防災危機管理部図上訓練
平塚市風水害体制マニュアルを使用し、防災危機管理部内での連絡体制、担当業務の確認を行う。
 
 
  • 洪水予報:
気象予警報や河川状況等により必要と認めるときに発表される河川に関する情報。水位の状況に応じて次の4種類を発表します。
 
  • はん濫注意情報:
はん濫注意水位に到達し、さらに水位上昇が見込まれるときに、注意を促すために発表されます。
 
  • はん濫警戒情報:
避難判断水位に到達したとき、あるいは、はん濫危険水位に達すると見込まれるとき、厳重な警戒を促すために発表されます。
 
  • はん濫危険情報:
はん濫危険水位に到達したときに発表されます。
 
  • はん濫発生情報:
はん濫が発生したときに発表されます。
 
【参考】平成19年9月7日の避難勧告発令に伴う避難者数
市町名  避難勧告対象世帯数   避難者数
茅ヶ崎市     2513世帯     257人
寒川町        98世帯     168人
平塚市     18300世帯     164人