菜の花エコ・プロジェクト…いよいよ菜種油に 「菜の花活用塾」で脱穀と搾油体験

平成20年6月19日

 
平塚市農業委員会
担当 農業委員会事務局 総務担当
電話 0463-23-1111 内線2337
 
 

菜の花エコ・プロジェクト…いよいよ菜種油に

「菜の花活用塾」で脱穀と搾油体験

 
 遊休農地を活用したエコ活動として昨年10月に活動を始めた「菜の花活用塾」。刈取り後に室内乾燥を行っていた菜の花で、地元の小学生たちが菜種の脱穀と搾油にチャレンジします。
 4月に黄色い花を満開にして訪れた人の目を楽しませてくれた菜の花。6月に入り、たくさんの実を付け、菜の花から菜種へと変わってきました。脱穀と搾油作業にチャレンジするのは、農業委員の指導を受けた地域ボランティア団体のいなほ会や地域の小学校児童。地球にやさしい環境について考えながら、すべて手作業で行います。
 
日時  平成20年6月21日(土) 午前9:00~
 
場所  脱穀=地元農家:島村さん宅内の倉庫 (平塚市豊田宮下380)
      搾油=豊田小学校 1階 理科室 (平塚市豊田宮下552)
 
参加者  市立豊田小学校児童・教職員
       いなほ会(おやじの会=高橋秀樹会長、会員39人)
       平塚市農業委員 など
 

脱穀

倉庫内に干されている菜の花を、子どもたちが足で踏んだり棒で叩いたりして籾殻から種を出し、種と殻に分別します。
 

搾油

脱穀した菜種を搾油機に入れ、菜種油を抽出。絞った油は油こし器で、異物を取り除きます。
 

菜の花活用塾で栽培している菜の花

菜種:ななしきぶ
ななしきぶは、関東以西の温暖地栽培に適し、子実中にエルシン酸を含まない新品種。成熟期は「オオミナタネ」よりやや遅く「キザキノナタネ」より早い中生で、3月中旬に開花する見込み。
寒雪害に対する抵抗性が強い上、収量(子実重)が多く、大量に摂取すると心臓機能に異常をきたすことが動物実験により認められているエルシン酸を含まないので、食用油に適しています。
(資料 東北農研・作物機能開発部・資源作物育種研究)