12月定例市長記者会見・今年1年間の話題で市民関心度を探る…決定!2008ひらつか10大ニュース

平成20年12月25日

 
 

平塚市側の説明

大藏律子市長:
 
おはようございます。ことし最後の定例記者会見になりました。案件をご説明いたします前に、本日記者のみなさまに2点の投げ込みをさせていただいておりますので、それに若干触れさせていただきたいと思います。
 
  • 緊急雇用支援対策
まず、最初は「緊急雇用支援対策」でございます。失業した非正規労働者を市臨時職員として募集をいたします。採用人員は約15名を予定しております。
 
平塚公共職業安定所と平塚市が連携をいたしまして、「ハローワーク平塚・平塚市緊急雇用連絡会」を設置いたします。そして、平成21年当初から、平塚市臨時職員として就労枠を確保して失業者の生活支援を図ります。
 
  • KEIRINグランプリ08
2点目は、「KEIRINグランプリ08」の開催でございます。年末の12月28日から30日の3日間、ことしの競輪界を締めくくります「KEIRINグランプリ」を平塚競輪場で開催いたします。
 
今回は、KEIRINグランプリ、ヤンググランプリのほかに、この平塚競輪から初めて「SSカップみのり」(G1)と「寺内大吉記念杯」を新規に開催いたします。記念イベント等も行いますので、取材をいただければ幸いでございます。
 
  • 決定!2008ひらつか10大ニュース
 
それでは、本日の案件に入らせていただきます。「決定!2008ひらつか10大ニュース」でございます。
 
明るい話題や衝撃的な事件など、さまざまなニュースが駆けめぐった2008年でございました。
 
市政をめぐります話題を中心に、平塚市内で1年間に起こった出来事を振り返る「ひらつか10大ニュース」でありますが、始めて2年目の今回は、インターネットや公民館窓口等で投票方式によるアンケートに取り組みました。そして、12月中旬の1週間で約170人から回答が寄せられました。その結果、10大ニュースを決定いたしました。
 
1位は、神田高校入試で外見不合格発覚、前校長の復帰求め生徒たちが嘆願書というものでありました。
 
これは県立神田高校の入学試験で、合格圏内の22人を髪色などを理由に不合格にしていたことが判明したものです。全国から不合格判断を支持する意見が多数寄せられ、生徒たちは異動した校長の教育現場復帰を求める嘆願書を県に提出したという中身でございました。
 
2位は、平塚駅構内で通り魔事件。帰宅ラッシュで7人切りつけ6人負傷というものでした。
 
帰宅ラッシュの平塚駅で午後7時半ごろ、改札を出てきた通勤客など7人を次々と切りつけた通り魔事件でした。刃物を持った女の犯行で6人が負傷いたしました。市内在住の大学生が容疑者を取り押さえ、事件解決に貢献したというものです。
 
3位は、健康と医療の新たな拠点、新保健センターオープンでした。
 
乳幼児の健康診断や成人向けの健康教室などを実施いたします保健センターと休日・夜間急患診療所を併設した新保健センターで、総事業費14億6000万円を投じて誕生したものでございます。
 
そのほか、全国初の囲碁サミット開催、サミット宣言で"囲碁のまち"をアピールした。あるいは、ウミガメふ化、平塚海岸で12年ぶりに確認されたということ等がベストテン入りをいたしました。
 
本市が掲げました50の案件につきまして、その順位は別紙でみなさまにお配りさせていただいたとおりでございます。
 
これらの出来事等を通じまして、わたくし自身といたしましては、100年に1度と言われます金融危機が、この11月後半で急な坂を転げ落ちるように、平塚市内の景気や市民生活に影響が出てきたというふうに感じております。そこで、本市財政の先行きが大変不安であるというふうに感じている年末となりました。
 
そういう暗いことの多い1年ではございますが、振り返ってみてみますと、平塚市では、小さいことかもしれないけれども、初めて挑戦をしたという出来事がございました。
 
ひとつは、3月にサクラの里親制度を桜ケ丘公園で実施した。これは平塚初でございます。
 
それから、5月には競輪でチャリLOTOを全国初で始めました。今回のグランプリも、このチャリLOTOの対象レースでございます。
 
それから、6月は本市内にあります東海大学がル・マン24時間レースに世界の大学で初めて参戦することができました。
 
それから10月に、日本で初めて囲碁サミットを本市で開催し、来年につなげることができました。
 
そしてこの12月、市民オペラ「カルメン」を平塚市民が初めて上演するという、そして成功裏に終わることができたという…これも平塚市政始まって以来でございます。ちなみに、わたくし自身としても特別出演ということで初参加をこういうようなものにできた・・・
 
という意味で、これらを総合的に考えますと、苦しいことが多かったけれど、初めて、初お目見え、初挑戦という 「初」 というのが、この平塚市の1年を漢字で表すとしたときには、それかな・・・という感想をもっております。
 
こういう小さくても明るい話題を、厳しい社会経済状況の中で翌年につなげていけられればな…というのが、この1年のわたくしの締めくくりとしての感想でございます。
 
以上で、ご説明を終わらせていただきます。
 
 

質疑内容の要旨

  •  緊急雇用支援対策
 
Q記者:非正規労働者の市臨時職員としての採用で、外国人労働者も対象になるのか?
 
A経済部長:(平塚)市内に住民票登録(外国人登録)されている外国人の方であれば、対象になります。
 
Q記者:申し込み方法はどうなっているのか?
 
A経済部長:基本的にはハローワークさんの方に申し込んでいただいて、ハローワークの方から市の方に(履歴書等の必要書類が)回ってくるということになります。
 
Q記者:ハローワークの電話番号は?
 
A広報・情報政策課長:ハローワークの電話番号は、(0463)24-8609でございます。
 
A市長:ちなみに、就労支援の臨時相談窓口を本市といたしましても、経済部の産業振興課の職員2人が(今月の)29、30日とあたらせていただきます。
 
  • 決定!2008ひらつか10大ニュース
 
Q記者:市長は今年も、1年を表す一文字などを用意しているか?
 
A市長:さっき申しました「初」です。
 
Q記者:ランキングの中に入っていなくても、市長が個人的に一番心に残った出来事は何か?
 
A市長:わたくしとしては、囲碁サミットをずっとやりたく思っておりましたので、これが開催できたことでございました。
 
それから、ウミガメのふ化というのも、平塚海岸がまたそういう夢のもてるような環境になってきたのかな…というふうに思いまして、これからにつながるという意味で、大変印象に残っております。
 
  • 1年を振り返って
 
Q記者:今年の年頭記者会見では「変化の見える年になる」という話だったが、この1年を振り返り、どのような変化が見えたのか、または見えなかったのか?
 
A市長:ハード事業で具体的なかたちにさせたいという点では、残念ながら変化をかたちに表すことができなかったというふうに思っていまして、大変市民のみなさまの期待に沿えなかったという意味では残念でございます。申し訳なく思っております。
 
ただ、一方のソフト事業という点でいきますと、先ほど申し上げましたような地域密着型の公園「桜ケ丘公園」を開設し、しかも市民と協働でその後の管理・運営というのにも取り組めた。
 
サクラの里親制度もやることができたという問題ですとか、それから囲碁サミットを開催することができて、これは1回で終わりではございませんで、今後子どもたちの囲碁取り組みを積極的に支援をしていきたいと…
 
そのために指導者の養成等も多少進んできておりますし、囲碁で文化を興し「元気なまち」につなげていけるといいなと…
 
それも「変化」という点ではかたちに多少表すことができたかなと思っております。
 
それから、美術館の取り組みが大変大勢のご来場者をお迎えすることができたと思っています。
 
速水御舟展もそうでございましたし、春先の村田朋康展もそうでございました。秋口にももうひとつ…、3つ大きな企画展をやりましたが、ただいま申しました2つについては1万人を超える来場者がありましたし、また、速水御舟展には秋篠宮妃殿下もご来場くださったということがありまして、村田朋康展などは若者が積極的にボランティアとして関わろうということで、缶バッジもボランティアの方が作るとか、あるいは田島征三展では、もくれんの実など作品の一部を貼り付けるという、ボランティアが参画、まさに関わりながら展示物をあの場につくり上げるというようなこともできたという意味では、協働して美術館の企画展ができたな…と思っています。
 
それから、美術館でワークショップをやってきました成果物を、この年末に市民のみなさまにも展示して案内をし、そのときには、「美術館で若者の音楽コンサート的なものを年に2回ほど開催したい」というわたくしの思いでございましたが、それも実現できたという意味では、大きなハード事業がかたちに表せなかった反面、小さな出来事かもしれないけれども変化の兆しを表すことが多少できたというふうに思っております。
 
 
定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。
 
 

記者発表資料

 
 
平成20年12月25日
平塚市
担当 広報・情報政策課 広報担当 香川
電話 0463-21-8761
 
 

今年1年間の話題で市民関心度を探る…
決定!2008ひらつか10大ニュース
「新保健センター」や「囲碁サミット」などがランクイン

 
 明るい話題や衝撃的な事件など、さまざまなニュースが駆けめぐった2008年。
 市政をめぐる話題を中心に、平塚市内で1年間に起こった出来事を振り返る「ひらつか10大ニュース」が決定しました。2年目の今回は、インターネットや公民館窓口等で投票方式によるアンケートを展開。12月中旬の1週間で約170人から回答が寄せられました。
 
 

2008年ひらつか10大ニュース

                                                                 
 
1位 神田高校入試で外見不合格発覚 前校長の復帰求め生徒たちが嘆願書 (95票)
県立神田高校の入学試験で、合格圏内の22人を髪色などを理由に不合格にしていたことが判明。全国から不合格判断を支持する意見が多数寄せられ、生徒たちは異動した校長の教育現場復帰を求める嘆願書を提出した
 
2位 平塚駅構内で通り魔事件 帰宅ラッシュで7人切りつけ6人負傷 (89票)   
帰宅ラッシュの平塚駅に衝撃が走った。午後7時半ごろ、改札を出てきた通勤客など7人を次々と切りつけた通り魔事件。刃物を持った女の犯行で6人が負傷した。市内在住の早大生が容疑者を取り押さえ、事件解決に貢献した。
 
3位 健康と医療の新たな拠点 新保健センターオープン (79票)         
乳幼児の健康診断や成人向けの健康教室などを実施する保健センターと休日・夜間急患診療所を併設した新保健センター。総事業費14億6000万円を投じ、充実のサービスを兼ね備えた保健・医療の新拠点が誕生した。
 
4位 駅西口自転車・バイク駐車場建設に異論 9月補正予算案が市議会で否決 (70票)
 
5位 長崎屋平塚店が一時閉店 発祥の地で35年の歴史に幕 (63票)
 
6位 全国初の囲碁サミット開催 サミット宣言で"囲碁のまち"アピール (58票)
 
7位 最大12億円が当たる夢の競輪くじ「チャリLOTO」スタート (57票)
 
8位 ウミガメふ化 平塚海岸で12年ぶりに確認 (56票)
 
9位 市民協働で実現した桜ケ丘公園オープン (51票)
 
10位 無残…市立中学校などで壁への落書きやガラス破損等の被害多発 (49票)
 
 

アンケート概要

                                                                 
  • 定例市長記者会見の写真
市が選んだ50件のニュース・話題の中から、1人につき10件まで(1回のみ)投票
 
調査期間 平成20年12月10日(水)~16日(火)
 
投票者数 169人
 
調査方法
  • 市HP閲覧者や市メールマガジン読者などインターネットによる投票 107人
  • 市政モニターや市役所・公民館に設置したアンケート用紙による投票  62人
 
 
  • 2008ひらつか10大ニュースのロゴマーク