鍼学の向上目指し盲人教育の道を開拓 秋山博を偲ぶ墓前祭
平成21年3月5日
平塚市
担当 社会教育課 文化財保護担当 山本
電話 0463-35-8130
鍼学の向上目指し盲人教育の道を開拓
秋山博を偲ぶ墓前祭
地域の歴史に名を刻んだ功績を紹介
盲人教育の先駆者で神奈川県立平塚盲学校(現)の創始者として知られる秋山博を偲ぶ墓前祭を、南金目の寂静寺で実施します。地域の歴史、自然、文化の再発見、保存等に取り組む「エコ・ミュージアム 金目まるごと博物館」が展開する5大事業の1つ。
墓前祭では、秋山博が眠る墓前に花や線香を手向けるとともに、故人にまつわる逸話などを紹介。「金目の鍼医」としての多大な功績を市内外に伝えます。
主催
エコ・ミュージアム金目まるごと博物館(代表 米村康信)
日時
平成21年3月20日(金)午前10:00~11:00
場所
寂静寺(平塚市南金目1787)
神奈川中央交通バス「金目駅」バス停から徒歩15分
参加 自由(無料)
墓前祭の概要
- 主催者代表(エコ・ミュージアム 金目まるごと博物館 米村康信代表)のあいさつ
- 寂静寺の大久保良允(りょういん)住職による読経
- 墓参
- 秋山博に関する逸話紹介(神奈川県立平塚盲学校教諭 戸田眞咲)
秋山博の略歴
文久3年(1863年)10月14日、大住郡矢崎村(現在の平塚市岡崎)に生まれる。明治9年(1876年)ころ、天然痘により失明。明治22年(1889年)、鍼学の技術と資質の向上のため、「中郡鍼学講習会」(受講無料)を組織。明治42年(1909年)、「私立中郡盲人学校設立趣意書」を提出し、翌年4月に「私立中郡盲人学校」が開校。大正7年(1918年)3月22日、逝去(享年54歳)。
秋山博墓前祭の沿革
平成14年度に「金目の歴史再発見事業活動委員会」によりスタートした墓前祭。昨年度から、主催者が「エコ・ミュージアム 金目まるごと博物館」に変わり、エコ・ミュージアムの5大事業(桜まつり、灯ろう流し、収穫祭、学習発表会、秋山博墓前祭)として位置づけられています。