平塚市美術館 ビジュアル・アート上映 「村田朋泰ワンダーワールド」

平成21年6月17日

平塚市
担当 美術館課 学芸担当 小池
電話 0463-35-2111
 

平塚市美術館 ビジュアル・アート上映
「村田朋泰ワンダーワールド」

 
 平塚市美術館で昨年開催した企画展「村田朋泰展-夢がしゃがんでいる」の作品を手がけた映像作家村田朋泰氏プロデュースの立体アニメーション等7作品を上映します。
 村田朋泰氏は、東京藝術大学在学中に制作した立体アニメーション『睡蓮の人』で文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。その後も数々のアニメーションフェスティバルで受賞を果たしました。近年では国民的ロックバンドMr.Children のプロモーションビデオを担当するなど活動の幅を広げています。独特のユーモアやペーソスあふれるその不思議な映像世界をお楽しみください。
 

立体アニメーション 

 ミニチュアのセットを組み立て、そこにキャラクター人形を置いて少しづつ動かしながら撮影。そのコマを編集して一つの映像世界を表現するアニメーション。大変な労力と根気と時間を必要とする。
 
 
主催 平塚市美術館
 
日時 平成21年6月20日(土)~7月5日(日) 午前10時~午後4時30分 月曜休館 
 
場所 平塚市美術館ミュージアムホール(平塚市西八幡1-3-3)
 
観覧料 無料
 
    
 

 

プログラム構成(トータルで約50分)

番号

プログラム・タイトル

制作年

上映時間

1

家族デッキ vol.2

Family Deck vol.2

2007

5分

2

さかだちくん ひたすらオリンピック!

Handstand Boy,Olympics all the way!

2008

3分

3

家族デッキ vol.5

Family Deck vol.5

2008

5分

4

朱の路

Scarlet Road

2002

14分

5

家族デッキ vol.6

Family Deck vol.6

2009

5分

6

アブレーション/わたしのプディング

Ablation My Pudding

2009

6分

7

tomorrow

tomorrow

2007

3分

 
 

各プログラムの解説

 
家族デッキ vol.2
 「家族デッキ」は、下町の床屋に住む四人家族の何気ない日常と、そこで起こる少し不思議な出来事を描いた連作パペットアニメーション。第2話では、ある夏の夕暮れ、お父さんは居間でビールを飲みながら野球観戦をしている。一方、弟は奇妙な箱を見つめる。光を放つその箱をのぞいた家族は、不思議な空想の世界に引き込まれていく。
 
さかだちくん ひたすらオリンピック!
 毎度おなじみ「さかだちくん」が今度はオリンピックに参加!強力なライバルたちと激しいバトルを繰り広げる!子どもたちから絶大な支持を受ける、平面アニメのさかだちくんシリーズ第4弾。
 
家族デッキ vol.5
 第5話では、床屋のとなりにあるレストランのマスターが、お父さんにこだわりの楽器の演奏を披露する。若かりし頃のお父さんとお母さんのレストランでのデートの記憶がよみがえる。
 
朱の路
 傷心のピアニストが、旅先で出会った少女との心の交流を通して自分を取り戻していく。第9回広島国際アニメーションフェスティバルで優秀賞を受賞した作品。
 
家族デッキ vol.6
 第6話で、弟の渡は裏庭の井戸を調べているときに不思議な生き物に遭遇する。一方、お父さんは、お母さんがおやつに作ったチョコチップクッキーを、ムシャムシャほおばるのだった。
 
アブレーション わたしのプディング
 血管の部屋の扉を心臓がノックする・・・。村田朋泰が新たに挑んだ実験的なアニメーション作品。
 
tomorrow
 ある日、赤いずきんの女の子は、おもちゃの街の住人にパーティの招待状を配った。しかし日が暮れても誰かがやってくる気配はない。それでも女の子はけなげに待ち続け、そして・・・。