古代遺跡の魅力を現地見学会で紹介 塚越古墳に隣接した大型の周溝墓を発見

平成21年9月28日

平塚市
担当 社会教育課 文化財保護担当 上原
電話 0463-35-8124
 

古代遺跡の魅力を現地見学会で紹介
塚越古墳に隣接した大型の周溝墓を発見

 
 今から1700年前の墓の周溝は30m近い規模を持ち、前方後方形周溝墓と呼ばれる特別な形状を持っています。この形状から前方後方墳である塚越古墳との強い関係が伺われます。見つかったのは北金目塚越遺跡内で、弥生時代から集落が形成され、古墳時代にいたるまで特色のある墓域を伴う県内屈指の遺跡です。平成7年から始まった区画整理事業に伴う調査で、塚越古墳の周溝や広範囲にわたる調査が進むこの機会に現地見学会を開催し、貴重な遺跡の魅力を紹介します。
 

塚越古墳

 古墳時代前期(およそ1600年前)に築造されました。昭和33、34年の調査で主体部から人骨片、朱、管玉、鉄製品が発見されました。現在残っている墳丘の形状からヤマト政権と関わりの深い前方後円墳といわれていましたが、平成6、8年の神奈川県教育委員会の調査で東海地方に多い前方後方墳の可能性が示唆され、平成19年の平塚市教育委員会の周溝範囲確認調査により前方後方墳であることが確定されました。
 

現地見学会

 日時 平成21年10月3日(土) 午前10時30分~午後3時30分 小雨決行(荒天の場合は翌4日(日)に延期)

 説明会 午前11時 午後2時の2回

 場所 塚越古墳北側交差点西の発掘調査現場(平塚市北金目1584付近)

 参加方法 参加自由、無料

 当日連絡先 真田・北金目遺跡調査会 0463-59-5878

 参加の際は公共交通機関をご利用ください。バス停「北金目入口」から徒歩15分 小田急線東海大学前駅から徒歩30分
 

周溝墓

 弥生時代から古墳時代前期にかけて造られた数メートルから30メートルほどの範囲を溝で囲まれた墓。溝の囲み方の形状によって、四角の場合は方形周溝墓、丸の場合は円形周溝墓などと呼ばれる。前方後方形周溝墓は前方後方墳と同じ形を持った周溝墓。

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