12月定例市長記者会見・決定!2009ひらつか10大ニュース

平成21年12月24日

平塚市側の説明

 
大藏市長: 
 おはようございます。今年最後の定例記者会見になりました。案件をご説明いたします前に、わたくしからお話をさせていただきたいと思います。
 先日発表いたしましたように、消防職員の不祥事によりまして、市民の信頼を失墜させてしまったことを大変深く反省しております。職員の指導監督を徹底するとともに、市民からの信頼回復に努めたい、と考えております。
 それから、12月1日付けで平和市長会議の加盟都市として認定されたということです。
 平和市長会議とは、広島・長崎両市長の核廃絶への呼びかけに賛同する世界各国の都市で構成されている団体です。 
 現在は、約130の国と地域で、約3400の都市の賛同を得ています。
 昭和60年に「核兵器廃絶平和都市」を宣言しております平塚市といたしまして、この趣旨に賛同し、核のない恒久平和の必要性を呼びかけていくため、平和市長会議に加盟いたしました。
 
 2009ひらつか10大ニュース
 では、本日の案件に入らせていただきます。
 「2009ひらつか10大ニュース」が決まりました。明るい話題や衝撃的な事件など、さまざまなニュースが駆けめぐった2009年でございました。
 市政をめぐります話題を中心に、平塚市内で1年間に起こった出来事を中心に振り返る「ひらつか10大ニュース」ですが、今回で3年目になり、インターネットや公民館窓口等で投票方式によるアンケートで12月中旬の1週間実施いたしました。約490人から回答をいただき、10大ニュースを決定いたしました。
 
 1位は、「湘南ベルマーレ11季ぶりのJ1昇格を決める」でした。 
 最終節までもつれ込んだサッカーJ2リーグのJ1への昇格争いでした。敵地水戸へ乗り込んで水戸ホーリーホックと対戦した湘南ベルマーレは、2点差を跳ね返す激闘を制して見事3-2で勝利。11季ぶりのJ1復帰を勝ち取りました。

 2位は、「平塚駅北口駅前広場バリアフリー化工事が完成」でした。         
 平塚市の玄関口であり、また、交通機能の拠点である平塚駅北口駅前広場が、地下道が設置されて以来、実に40年ぶりにバリアフリー化機能を備えた新しい広場として生まれ変わりました。
 この工事は、駅前広場の地下道と地上との上下移動のバリア解消を目的として実施しました。
 駅前広場利用者が平面移動によりまして、それぞれの交通機関を利用できますように、バス乗降場、タクシー乗降場、障害者乗降場を、駅前広場及び駅前大通り線の外周部に再配置いたしました。
 また、広場中央部にある一般車乗降場などへの移動のために、エレベーター3基も設置した工事でした。

 3位は、「第59回湘南ひらつか七夕まつり会期中に発生した暴力団抗争による発砲事件発生」です。
 死者もでた事件により、一時は予定されていた織り姫と音楽隊パレードも開催が危ぶまれました。周辺住民を恐怖と不安に陥れた事件は決して許すことはできません。
 この事件を契機に7月末に開催された平塚市暴力団追放総決起大会では、市民や関係団体約400人が参加し、市民センターから紅谷町方面に向けて暴力団追放パレードも実施しました。
 こうした関係団体や市民との協力、協働もあり、暴力団組事務所の撤退を実現することができました。
 
 そのほか、日本中でいまだに猛威を振るう新型インフルエンザの患者が平塚でも発生した、ということ等がベストテン入りをいたしました。
 新型インフルエンザにつきましては、現在もなお続いているということで、心配しておりますし、対応をしているところであります。
 また、ランク外の16位ではありますが、美術館で開催した「わたしがえらんだいわさきちひろ展」が、記者のみなさま方のご尽力もありまして、入場者数39844人を記録いたしました。そして開館以来破られていなかった「平塚市美術館開館記念 スイス プチ・パレ美術館名品展」の入場者数を超え、歴代1位を記録することができました。私としては、特筆すべき出来事だったと思います。

 こういった出来事等を通じまして、わたくし自身といたしましては、昨年発生した100年に1度と言われる金融危機を発端とする国際的な景気の低迷が、平塚市内の景気、平塚市民の生活、そして平塚市の来年度の市財政に大きな影を落としてきたことを強く感じている今日この頃でございます。
 暗いことの多い1年ではございましたが、最後に湘南ベルマーレが11季ぶりのJ1リーグ昇格を果たす、という出来事が平塚のまちを明るく照らしてくれたと感じております。

 最後まで決してあきらめないでグラウンドを一生懸命駆けめぐる姿を見て、改めて厳しい時代を生きるわたしたちにとりまして、日々たゆまぬ努力を積み重ねていくことの大切さを痛感した1年でもありました。
 選手たちの頑張りが、平塚市民に勇気と活力を与えてくれ、来年こそはよい年にしていこうという生きる力と方向性を示してくれたのではないかとも思っております。
 以上が10大ニュースに関する報告でございます。

 今年の漢字一文字
 私の今年の漢字一文字は「改」。「改造」「改革」「改変」「改新」の「改」です。悔い改める、ということもあります。この1年というのは、政治改革が終始一貫して言われ続け、政権交代も起こった年でございました。それから私たちのまち平塚では、先ほどご報告いたしましたように駅前広場の「改新」。40年ぶりに改めて新しくした「改新」の年でもありましたし、東雲橋や玉川橋を「改造」した年でもありました。
 計画を入念に作ったとしても、世の中の動き、社会のニーズに沿って適宜改めていく、見直していくということが何よりも求められる時、だと感じておりましてそういう意味の「改める」という来年に向けての思いもこめて、改めるの「改」を選びました。
 

質疑内容の要旨



Q記者:ベルマーレの支援策は?
A市長:従来もかなり(支援は)やってきているつもりでございます。陸上競技場の(使用料の)減免ですとか、アリーナ周辺の使用につきましてもグラウンドもそうですし、施設の使用等につきましても応援をしてきておりまして、同様にこれからも応援していきたいと思います。金額に直しますと、21年度は7600万円になります。そういった支援をしてきておりまして今の厳しい経済情況の中で、平塚市としてはできる最大の支援をさせていただいているつもりでございます。今後は、より多くの市民の方々が個人として応援に行こう、サポーターになろうという思いをさらに強く持っていただけるような呼びかけをしていきたいな、と思っております。

Q記者:株主として他市に出資を求めることはないのか?
A市長:これまでもさせていただいたことがございます。文書を作って、平塚市が増資したときに、平塚だけがホームタウンではない、みなさんも同じような立場で応援しようということになっているのですから、皆様方も出資していただけないでしょうか、という呼びかけをさせていただきました。そういうことがありましたが、それも市民との関係や税金の使い方ですからそれぞれのまちが判断して決めることだと思っておりますので、それ以上のことはしておりません。
 
Q記者:過去にやったということですね?
A市長:はい。

Q記者:昇格が決まったときはやってはいないですね?
A市長:それはしておりません。

Q記者:市役所でベルマーレを担当するセクションはありますか?
A市長:個々ばらばらになっておりまして、総合公園や馬入(アリーナ)だとまちづくり事業部になりますし、政策的なことですと秘書課を通しまして両副市長等と話をしておりますが、これから窓口を一本化できるように相談して決めていきたいと思っております。
 
 
 

記者発表資料

平塚市
担当 広報・情報政策課 広報担当 楢山
電話 0463-21-8761
 

今年1年間の話題で市民関心度を探る
決定! 2009ひらつか10大ニュース
「ベルマーレ昇格」や「駅北口バリアフリー化」などがランクイン

 
 明るい話題や衝撃的な事件など、さまざまなニュースが駆けめぐった2009年。
 市政をめぐる話題を中心に、平塚市内で1年間に起こった出来事を振り返る「ひらつか10大ニュース」が決定しました。3年目の今回は、インターネットや公民館窓口等で投票方式によるアンケートを展開。12月中旬の1週間で約490人から回答が寄せられました。

1位 湘南ベルマーレ11季ぶりのJ1昇格決める(391票) 
 最終節までもつれ込んだサッカーJ2リーグのJ1への昇格争い。敵地水戸へ乗り込んで水戸ホーリーホックと対戦した湘南ベルマーレは、2点差を跳ね返す激闘を制して見事3-2で勝利。11年ぶりのJ1復帰を勝ち取った。

2位 平塚駅北口駅前広場バリアフリー化工事が完成(109票)         
 平塚市の玄関口であり、また、交通機能の拠点である平塚駅北口駅前広場が、地下道が設置されて以来、実に40年ぶりにバリアフリー化機能を備えた新しい広場として生まれ変わった。

3位 七夕期間中に暴力団抗争 発砲事件発生(103票)   
 第59回湘南ひらつか七夕まつり会期中に暴力団抗争による発砲事件が発生。死者もでた事件により、一時は予定されていた織り姫と音楽隊パレードも開催が危ぶまれ、周辺住民を恐怖と不安に陥れた。

4位 平塚商工会議所青年部20周年記念事業 八幡小学校校庭の一部を芝生化(79票)

5位 ビーチセンターと平塚新港のアクセス向上 散策路「浜辺のさんぽ道」開通(68票)

6位 民主党が政権奪取 歴史的な政権交代実現(66票)

7位 「第59回湘南ひらつか七夕まつり」開催 4日間で230万人が来場(54票)

8位 2万6000人のランナーが疾走。第4回湘南国際マラソン(54票)

9位 平塚市でも新型インフルエンザの患者発生(53票)

10位 発行総額5億円 平塚プレミアム商品券完売(47票)
 

アンケート概要

 市が選んだ50件のニュース・話題の中から、1人につき10件まで(1回のみ)投票
 調査期間 平成21年12月9日(水)~15日(火)

 投票者数 486人

 調査方法
 市HP閲覧者や市メールマガジン読者などインターネットによる投票 471人
 公民館に設置したアンケート用紙による投票  15人

Get Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。

Adobe Reader ダウンロードページ 別ウィンドウで開く