平塚ゆかりの書家、田中真洲氏の直筆の書などを寄贈

平成22年4月6日

平塚市
担当 中央図書館 奉仕担当 松澤
電話 0463-31-0428
 
 

平塚ゆかりの書家、田中真洲氏
遺族が真洲氏直筆の書や書籍を寄贈


 生前、平塚市に在住し、市内に数多くの作品が残されている書家、田中真洲(しんしゅう)氏。このたび平塚市は、その真洲氏の遺族から真洲氏直筆の書や、真洲氏が生前収集していた書籍などの寄贈を受けました。
 寄贈品目録の贈呈式を行い、真洲氏の遺族に対して、平塚市長が感謝状を贈呈します。

日時 平成22年4月7日(水) 午前11:00~11:30

場所 平塚市美術館特別応接室(平塚市西八幡1-3-3)

出席者  寄附者 馬嶋治子さん(長女)、内田慶子さん(次女)、内田博之さん(孫)
平塚市 大藏律子市長、金子教育長、橘川社会教育部長

その他 美術館市民アートギャラリーでは4月7日(水)~11日(日)まで田中真洲回顧展を開催します。 

寄贈品 
目録の収録点数

図書館 663点
漢詩大観全五巻/書勢(田中真洲氏が主宰した雑誌)/門下生に指導した際使った書籍等

博物館 180点
茶室「方閑亭」の表札/真洲氏手製の筆/拓本、額、巻物、写真等

田中真洲氏 
1892年、中郡須賀村(現在の千石河岸)の材木商を営む田中家の次男として生まれる。漢文学を春日井柳堂(りゅうどう)に学び、書道は斎藤芳洲(ほうしゅう)に師事、更に日下部鳴鶴(めいかく)、近藤雪竹(せっちく)氏等の諸先生についた。また、篆刻は高畑翠石(すいせき)に師事した。
結婚後、東京に新居を構えたが、53歳(1945年)の時に東京大空襲により自宅を焼失。平塚市に転居。 
作品は宮内庁や神社など公的な場に多く奉納されており、市内の三嶋神社や前鳥神社にも揮毫奉納されている。

主な役職・経歴
全国書道展で最高賞を受賞。紺綬褒章を受賞。日本書道連盟元理事。書道奨励協会元名誉会長。書道同文会元名誉会長。平塚市議会議員。