北大路魯山人展を開催

平成23年4月21日

平塚市
担当 美術館 学芸担当 小池
電話 0463-35-2111

 

北大路魯山人展を開催

 
 
  食に対するたぐいまれな美意識をもち、料理を盛りつける器までを自ら手がけた北大路魯山人(1883年-1959年)の陶芸作品を紹介する「北大路魯山人展」を開催します。
  本展は、公立美術館としては最大のコレクションを収蔵する世田谷美術館の協力を得て、魯山人の支援者であった利根ボーリング社創業者塩田岩治夫人サキさんの寄贈コレクションから、陶磁器を中心に123点を展覧します。
主催   平塚市美術館

展覧会名   北大路魯山人展 世田谷美術館 塩田コレクション

会期   平成23年4月23日(土)~6月19日(日) 50日間

時間   午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)

休館日   月曜日

場所 
平塚市美術館(平塚市西八幡1-3-3)
Tel 0463-35-2111   Fax 0463-35-2741
   JR東京駅から東海道線で約1時間。JR平塚駅より徒歩20分。または平塚駅東改札口(北口)より神奈川中央交通バス4番乗り場乗車「美術館入口」または「日産車体前」下車。無料駐車場70台。
 

観覧料  

一般200円、高大生100円
  • 20名以上の団体料金 一般140円、高大生70円
  • 中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
  • 各種障がい者手帳の交付をうけた方と付添1名は無料
  • 65歳以上で、平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金
 

関連事業

講演会   「北大路魯山人の魅力」 申込不要・先着順
講師   清水真砂 氏(世田谷美術館学芸部長)
日時  5月7日(土)午後2時~3時30分
場所  ミュージアムホール
 
担当学芸員によるギャラリートーク  ※申込不要・要観覧券
日時 5月3日(火曜日・祝日)、5月28日(土)各回 午後2時~2時30分
場所 展示室2
 

北大路魯山人

   魯山人は京都府に生まれ、16歳から書・篆刻で名を知られました。多くの豪商とつきあい、美意識をみがいた魯山人は、美術骨董店「大雅堂美術店」を経営し、1921年38歳のとき、その2階に高級料理店「美食倶楽部」を開きます。「美食倶楽部」はやがて評判の高級料亭「星岡茶寮(ほしがおかさりょう)」へと発展しました。
  自作の器で料理をサービスしたいと考えた魯山人が、本格的な作陶活動に入るのは40歳を超えてからのことです。書で鍛えた確かな筆さばきによる自在な絵付け、古陶磁の研究をもとにした織部焼や志野焼の新たな創造など、独自のセンスが光る陶芸作品の数々が、世に送り出されました。
  現在では、グルメ文化の先駆者、美的空間の総合プロデューサーとして高い評価を得ている魯山人ですが、貧しく苦労した子供時代、茶寮の奔放経営による解雇処分、息子の死など、その人生は苦難と喪失の連続でした。魯山人の強烈な個性のうちには、美に拠って生き抜いた芸術家の魂があり、それ故その作品は今なお、多くの人々を魅了し続けています。
 
同時開催 「画家たちの 二十歳の原点」 4月16日(土)~6月12日(日)
  • 織部扇面鉢の写真