6月定例市長記者会見 「節電」への取り組み

平成23年6月29日

平塚市側の説明

落合市長:
 今年の夏の電力使用を昨年の夏と比べて15%削減するために、平塚市では7月1日から9月30日までの間、節電への取り組みを行います。また、市民のみなさんにも本市の節電の取り組みにご理解いただきますとともに、各家庭での節電の取り組みをお願いします。
大きく3つの項目があります。
 

市における取り組み

執務スペース等での取り組み
 本庁舎、新館、豊原分庁舎においては、空調機の輪番運転により、4時間程度の停止時間を設定をいたします。
 2番目として庁舎及び庁舎以外の施設における執務スペースの空調機は28度の設定での運転を徹底いたします。
 空調機は、全ての執務スペースで午後5時に止めます。
 執務スペースや会議室等の照明は、原則50%消灯とするとともに、庁舎においては、原則午後5時30分に消します。
 昼休みのパソコンの使用を中止いたします。また、午後1時から午後4時までの間、課内で概ね20%程度パソコンの使用を休止いたします。
 会議それから打合せ等の開催を電力ピーク時の時間に設定をいたしまして、職員のOA機器の使用を抑制いたします。
 続いて、クールビズ等の活用による取り組みについてご説明申し上げます。
クールビズ等の活用による取り組み
 計画的、効率的な事務執行の徹底を図り、原則定時退庁といたします。
 時間外勤務は、午前6時30分から始業前の時間で行うことといたします。
 勤務時の服装は、現行の夏期ノーネクタイに加えて、ポロシャツ、コットンパンツなどですね、着用を可能とすることにいたします。皆さんの方にはこの夏の軽装イメージという形で資料をお配りはしていると思うんですが、こういう形の着用についても認めるという形にしたいと思います。

 

主な公共施設における取り組み

 大きな2番目の、主な公共施設における取り組みについてです。
 地区公民館は、平日の午後1時から午後5時まで地区公民館の利用を輪番で休止いたします。
 青少年会館。毎日正午から午後1時までと午後5時から午後6時までを休館とします。また、正午から午後6時までを休館とする日を設定いたします。
 博物館です。常設展示室の休止時間を設定するほか、館内行事の開催時間やプラネタリウムの投影時間を変更いたします。変更内容につきましては博物館ホームページや館内掲示で周知をさせていただきます。
 図書館です。中央図書館では、平日のこども室・参考室は午後5時で閉室をいたします。貸出室は通常通り午後7時で閉室をいたします。また、北図書館は毎週水曜日、西図書館は毎週木曜日、南図書館は毎週金曜日、祝日を除いてですが、午後1時で閉館します。
 勤労会館は7月1日から8月31日までの火・水曜日は午後5時で閉館いたします。
 

市民への節電のお願い

 続いて、大きな3つ目の市民への節電のお願いでございます。
 電力消費量の約3分の1は、家庭内での使用が占めていることから、市民の皆さんの節電の取り組みが電力不足を乗り切る大きな力となります。
 家庭内での主な電力の使用機器の割合、夏期の午後2時頃ですが、エアコン53%、冷蔵庫23%、照明5%、テレビ5%、待機電力4%とそういう形になっています。
 夏のピーク時間で最も大きな消費電力を占める機器がエアコンでありまして、その対策による削減効果は大きなものになると思います。そこで、厳しい夏ですから、体調に注意し無理のない範囲で、平日の午前9時から午後8時までの間は、設定温度を高めに設定するなどの取り組みにご協力いただきたいと思います。
 エアコンに関して、設定温度を2度上げた場合は約10%の削減となり、また更にですね、すだれとか、よしず等を活用すると約10%の削減となります。
 市民の皆さんにもぜひご家庭の状況に合わせて、15%の電力削減にご協力をお願いしたいというふうに思っています。
 また、広報ひらつかでですね、7月の第1金曜日号でございますが、「復興の追い風に」ということで、節電に対して、「本気で取り組む節電」ということで、市民の皆さんにお願いをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 市といたしましても、市の事業所は事業の関係はしっかりと節電をし、プラスですね、市民の方々にお呼びかけをさせていただき、ぜひこの夏の節電についてはご協力をお願いを申し上げたいというふうに思っております。

 

質疑内容の要旨

Q記者:15%削減の数値は、この取り組みをやれば達成できるという逆算があるのか?
A市長:目標は15%に掲げておりますので、こういう対策を行う中で、もちろん15%はクリアしなければいけませんけれども、15%ぎりぎりというか15%を超えても削減できるような取り組みと理解していただければ。この15というのは最低限の責任というか、そういうものになってきますので、庁内といたしましても、庁内の、市の体制としてはぜひ15%をクリアしたいな、という思いで、というか、皆の取り組みの中でやりたいと思います。

Q記者:結果を9月末にも公表する予定はあるのか?

A市長:各課で課長に節電対策推進員になってもらって、課内の節電対策を徹底する。それとあと、電力使用量の大きな7事業所としては形として出てまいります。それから、その市全体の取り組みについても集計をして、月単位で市のHPに公表する予定です。
 

Q記者:節電の前の開館時間などの状況はどうだったのか?
A市長:青少年会館につきましては、平常時は午前9時から午後9時半までで、休館が月曜日でした。そういうような状況です。博物館については午前9時から午後5時まででした。あと、図書館等につきましては、中央図書館が、子供室が午前9時から午後6時まで、参考室については午前9時から午後7時まで。あと地区図書館は午前9時から午後5時までです。そういうような平常の時の業務についてはそういう状況でしたけれど、今回はいま、お話を申し上げましたような対応をさせていただくということでございます。


Q記者:経済的なインセンティブの政策は考えなかったのか?
A市長: 今回についてはそういう経済と絡めたものについては、ちょっと対応ができなかったことなんですけども、行政といたしましては、今までのISOあたりとですね、しっかりと取り組みをもう一回、深めるような手続きと一緒にですね、進めたい。行政は行政としてしっかりやるから、申し訳ないけれども、市民の皆様へのインセンティブはできなかったけれども、市民の皆様にも受けていただく協力というのは、お願いしなくてはいけないな、と。そのインセンティブのようなものは間に合わなかったというか、できなかったというのが現状です。

定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。

 

 

記者発表資料

平塚市
担当 行財政改革推進課 行財政改革推進担当 岸
電話 0463-21-9604
 

「節電」への取り組み


 今夏の電力使用を昨夏と比べ15%削減するため、平塚市では7月1日から9月30日までの間、各種節電対策を進めます。市民の皆様にも本市の取り組みに御理解いただきますとともに、各家庭での節電の取り組みに御協力をお願いします。
 

市の取り組み

執務スペース等での取り組み

  • 庁舎空調機を輪番運転し、4時間程度の停止時間を設定する。執務スペースの空調機は28度設定での運転を徹底し、午後5時に全て停止する。
  • 執務スペースや会議室等の照明は、原則50%消灯するとともに、庁舎は原則として午後5時30分に消灯する。
  • 昼休みのパソコンの使用を中止する。午後1時から4時まで、各職場で概ね20%程度パソコンの使用を休止する。


クールビズ等の活用による取り組み

  • 定時退庁を原則とし、時間外勤務は午前6時30分から始業前の時間で行う。
  • 勤務時の服装は、現行の夏期ノーネクタイに加え、ポロシャツ、コットンパンツ等の着用を可能とする。

 

主な公共施設における取り組み
地区公民館 平日の午後1時から5時まで、地区公民館の利用を輪番で休止する。
青少年会館 毎日正午から午後1時までと午後5時から6時まで休館する。また、正午から午後6時までを休館とする日を設定する。
博物館 常設展示室の休止時間を設定する。館内行事の開催時間やプラネタリウムの投影時間を変更する。内容はホームページや館内掲示で周知する。
図書館 中央図書館では、平日のこども室・参考室は午後5時(貸出室は通常通り午後7時)で閉室する。また、北図書館は毎週水曜日、西図書館は毎週木曜日、南図書館は毎週金曜日(祝日は除く)に午後1時で閉館する。
勤労会館 7月1日から8月31日までの火・水曜日は午後5時で閉館する。

 

市民への節電のお願い

 電力消費量の約3分の1は、家庭内での使用が占めています。
夏のピーク時間(午後2時頃)で最も大きな消費電力を占める機器はエアコンです。そこで、体調に注意し無理のない範囲で、平日の午前9時から午後8時までの間は、設定温度を高めに設定するなどの取り組みに御協力ください。
 市では、広報ひらつかやホームページなどで節電の具体的方法などを紹介し、市民の皆様へ協力を呼び掛けていきます。