市民病院整備事業スケジュールの延長と進捗

平成24年2月10日

平塚市
担当 平塚市民病院 改築推進室 野上
電話 0463-32-0015 内線5213
 

市民病院整備事業スケジュールの延長と進捗

                               
 

整備事業スケジュールの延長について

 平塚市民病院整備事業は、平成27年度末完了予定として進めてきましたが、後述する設計及び行政手続きに時間を要するため、平成28年度中の完了予定に変更します。
 なお、平塚市総合計画平成24年度実施計画もこのスケジュール延長に合わせて変更します。
 
延長の理由
 北棟と新棟の接続のため、種々の検討・行政協議を経て、大臣認定を取得する方針としました。しかし、既存北棟のコンクリート耐久性調査の結果、一部のコンクリートの圧縮強度が設計基準強 度に達していませんでした。それに伴い北棟の構造再計算が必要となったため、その検討・再計算に相応の期間を要しています。
 設計委託については、昨年の3月議会で2カ年から3カ年への変更(継続費年割補正)が承認されました。今回は、この延長に伴い、平成24年度へ繰り越しとします。

スケジュール(予定)
  平成24年度:旧看護師宿舎仮設事務室等改修工事、仮設バスロータリー工事、既存棟(救急棟・管理棟・保育所)解体工事、新棟の工事業者選定
  平成25年度:新棟本体の着工
  平成26年度:新棟本体工事(継続)
  平成27年度:新棟本体完成予定、北棟改修工事
  平成28年度:南棟解体、仮設救急棟解体、旧看護師宿舎解体、外構工事等(整備事業完了)

 

新棟と北棟の接続方法の検討経過

 新棟と北棟の接続
 新棟と北棟の接続について、北棟の改修範囲なども含め行政協議等を行ってきました。その過程で、新棟と北棟を一体として大臣認定の対象となることが確認されましたので、北棟のコンクリート耐久性調査を実施する方法で大臣認定を取得することにしました。
 
 コンクリート耐久性調査の結果
 北棟の地階から採取した供試体を用いた結果が設計基準強度に満たなかったため、北棟地階の構造計算書を見直して、詳細な構造的検証を行って大臣認定に進む方針としました。

 北棟地階の構造再計算 
 再計算の結果、問題がないか問題があった部材の補強が可能であれば、大臣認定取得の方法へ進めます。再計算の結果が出た段階で、今後の取り組みについて公表をします。

 

整備事業の進捗について

 設計作業
 現在、実施設計作業中です。3月末には、設計図書が提出される予定です。引き続き、各種行政手続きを進めることになりますので、設計工期延長の契約変更をします。
 
 行政手続き
 開発関係申請及び協議を進め、景観審議会や建築審査会に計画内容を諮りました。高さ制限の適用除外について建築審査会で審議継続となっており、次回は3月を予定しています。
 
 前段工事等
 平成23年度に発注した「オイルタンク等移設工事」は予定どおり進めています。また、仮設救急棟・保育所棟のリースについても発注しました。旧看護師宿舎仮設事務室等改修に関する設計も着手し、平成24年度の改修工事発注を目指しています。

 

語句の説明

 大臣認定
  ここでいう大臣認定とは、免震構造を採用する建築物(新棟)のうち、高度な構造計算を行うことで、国土交通大臣の認定を受けるもの。その新棟に北棟が接続されるため、北棟も一体のものとしてその認定の範囲に入る。

 コンクリート耐久性調査
  実際の構造体中の壁や柱から切り取ったコア供試体を用いて、その圧縮強度や中性化などを確認すること。