平塚市民病院整備事業の土壌汚染調査（その2）の結果　敷地内の一部で基準に不適合な土壌を確認

平塚市
担当　平塚市民病院　改築推進室　野上
電話　0463－32－0015　内線5213
 

平塚市民病院整備事業の土壌汚染調査（その2）の結果
敷地内の一部で基準に不適合な土壌を確認

 

調査概要

実施主体　平塚市民病院

調査目的　平塚市民病院整備事業に伴い、平成24年度以降着工予定工事が「土壌汚染対策法」及び「神奈川県生活環境の保全等に関する条例」に該当するため、表土及び深度方向（地下10m）土壌調査を実施しました。

調査場所　平塚市民病院(平塚市南原1丁目19番1号)敷地内　表土調査63地点　
　深度方向調査5地点（表土調査の結果、基準不適合であった地点を調査）

調査期間　平成23年12月14日(水)～平成24年2月4日（土）

調査対象物質　土壌汚染対策法に定める特定有害物質(11物質)

調査項目　土壌溶出量試験(第二種特定有害物質9項目、第三種特定有害物質2項目　101検体)
土壌含有量試験(第二種特定有害物質9項目　67検体)
地下水分析（第二種特定有害物質2項目　4検体）

調査方法　土壌汚染対策法と神奈川県生活環境の保全等に関する条例に定められた方法に準拠

速報値報告日　表土調査　平成24年1月13日(金)
　　　　　　　深度方向調査　平成24年2月15日（水）

調査結果（「調査対象地及び基準不適合地点図」参照）
土壌溶出量分析　「ヒ素及びその化合物」（基準1リットル当たり0.01ミリグラム以下）が次の地点・深度で基準に不適合
A地点　地下2.1～2.6mの旧排水管下　　　1リットル当たり0.014ミリグラム
地下3m　 1リットル当たり0.046ミリグラム
「フッ素及びその化合物」（基準1リットル当たり0.8ミリグラム以下）が次の地点・深度で基準に不適合
B地点　地下1.2～1.7mの旧排水管下　　1リットル当たり0.95ミリグラム
C地点　地下2.2～2.7mの旧排水管下　　1リットル当たり0.87ミリグラム
D地点　地下1.2～1.7mの旧排水管下　　1リットル当たり0.94ミリグラム
上記以外の物質及び地点・深度は基準に適合

土壌含有量分析
「鉛及びその化合物」（基準1キログラム当たり150ミリグラム以下）が次の地点・深度で基準に不適合
E地点　地下0.8～1.3mの旧排水管下　　　1キログラム当たり240ミリグラム
上記以外の物質及び地点・深度は基準に適合

　地下水分析　「ヒ素及びその化合物」、「フッ素及びその化合物」ともに基準に適合

原因
　基準に不適合の原因は不明。

対策等
　今回の調査により、露出している表土及び地下水が基準に適合していることから、現時点での周囲への影響はないことが確認されました。
　そのうえで、基準に不適合な地点に対して、平塚市から区域指定及び措置指示が出されました。これを受けて、関係法令等で定められた方法に準拠した地下水モニタリングを実施します。また、今後の対応として、必要がある場合土の入れ替えなどを実施します。
　また、整備事業への影響については、D地点が仮設救急棟建設地と隣接しているため、仮設救急棟リース受託業者と協議し、工事進捗に支障が出ないよう対策を進めます。

平塚市民病院整備事業に伴う土壌汚染調査（その1）については、平成23年7月19日、「敷地内の一部で鉛の基準に不適合な土壌を確認」として発表しました。