3.11から1年を迎える今、あらためて命の大切さを考える ~自殺対策強化月間に合わせ、市内3中学校で命の授業開催~

平成24年2月27日

平塚市
担当 くらし安全課安心安全担当 遠藤
電話 0463-21-9840
 

 

3.11から1年を迎える今、あらためて命の大切さを考える
自殺対策強化月間に合わせ、市内3中学校で命の授業開催


 平成20年7月に「平塚市民のこころと命を守る条例」が施行され、平塚市では様々な自殺対策の取り組みを進めています。その一環として、命の尊さを伝えるとともに、自分を大切に思う気持ちを育むことを目的に、教育委員会の生き方を学ぶ講演会とのコラボレーション企画として中学生を対象とした命の授業を実施します。
 また、自殺対策強化月間に合わせ、関連事業を実施します。

 

生き方を学ぶ講演会・命の授業 実施内容


 演題 「生きてるだけで百点満点 命の授業」
 講師 鈴木せい子氏


 日時 平成24年2月29日(水)午後1時20分~2時50分
 場所 平塚市立太洋中学校体育館 鈴木豊校長 生徒数362人


 日時 平成24年3月1日(木)午前10時30分~正午
 場所 平塚市立土沢中学校体育館 栗木雄剛校長 生徒数95人 

鈴木せい子(すずきせいこ)氏プロフィール

 鈴木助産院(群馬県太田市)院長(助産師歴32年)、
 社団法人群馬県助産師会会長、群馬県立女子大学講師 
 助産師として培ってきた経験を生かし、命のかけがえのなさ、大切さ、素晴らしさを伝える中で、自尊感情、自己肯定感を育むことを目的に「いのちの大切さを伝える出前講座」の活動に取り組まれている。
 NHK第一放送ラジオ深夜便こころの時代「いのちの授業」、教育現場や様々な分野で可能性を求めて切り開き活躍する女性をスタジオに招き、パーソナリティに迫るTBSの時間トーク番組「女子才彩」出演。小学校で使用する道徳小副読本に 「あなたがもつ生きる力」を執筆担当。 
 主な著書
 いのちの大切さを伝える絵本「生まれてきてくれてありがとう」(ぱすてる書房)「生きてるだけで百点満点」(サンマーク出版)「助産師が伝えるいのちの教育」(メディカ出版 編著)「こどもにかかわる仕事」(岩波書店 分筆)等


演題「未来のきみが待つ場所へ~オール1の落ちこぼれ、教師になる」
講師 宮本延春氏
日時 平成24年3月2日(金) 午後1時30分~2時45分
場所 平塚市立大野中学校体育館 倉本憲一校長 生徒数717人

  • 鈴木せい子さんの写真

宮本延春(みやもとまさはる)氏プロフィール

 小学生の頃から体も小さく"いじめ"の標的にされ、中学校に進み、最初にもらった通知表は、「オール1」。中学校卒業後、大工の道に進み、厳しい指導の中、最愛の理解者である「母」を亡くし、思うところあり17歳で大工を辞める。24歳の春、猛勉強の末、地元の高校(定時制)に合格。高校3年の3学期、大学入試センター試験で、8割近い点を取り、名古屋大学理学部を受験、見事合格する。36歳で、母校(高校)の教師になる。2006年5月、テレビ朝日「スーパーモーニング」の"人生捨てたもんじゃない"のコーナーで放送され、反響を呼ぶ。
 2007年5月、テレビ朝日「徹子の部屋」に出演。7月、教育再生会議委員に就任。11月、TBS「3年B組金八先生」のドラマの中で紹介され話題になる。2009年11月、フジテレビ「エチカの鏡 ココロにキクTV~壮絶な人生を送った教師~」出演。


 (著書)『オール1の落ちこぼれ、教師になる』(角川書店:2006)、『未来のきみが待つ場所へ~先生はいじめられっ子だった』(講談社:2006)、『キミのためにできること』(WAVE出版:2007)、『逆境力』(主婦と生活社:2008)、『オール1の落ちこぼれ、教師になる1.2』(コミック本 角川書店:2008)

 

自殺対策強化月間の主な啓発活動


 「こころと命のサポートのための本」コーナー設置
 図書館で命の大切さや尊さ、こころの癒しをテーマに選んだ図書を紹介
 日時 平成24年3月1日(木)~4月12日(木)
 場所 平塚市中央図書館


 「快適な睡眠でいきいき健康生活」講演会(平塚市健康増進計画推進事業)
 日時 平成24年3月23日(金)14:00~17:00
 場所 平塚市保健センター2階健康増進室
 内容 講演会、体験コーナー、各種情報提供
 (講演会講師)日立製作所横浜健康管理センタ センタ長 精神科・産業医 加来明希子氏

 市役所市民ホールでの掲示
 日時 平成24年2月16日(木)~3月15日(木)
 場所 平塚市役所市民ホール
 内容 市民のみなさんが悩みを相談できる窓口案内、各種相談電話案内、関連事業ポスター、リーフレット等の掲示

 

自殺対策強化月間

 最近の自殺をめぐる厳しい情勢をふまえ、様々な悩みや問題を抱えた人々に届く「当事者本位」の施策の展開ができる、政府全体の意識を改革し、一丸となって自殺対策の緊急的な強化を図るため、自殺総合対策会議において「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を決定し、例年月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定めました。
内閣府ホームページ http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/

  • 宮本延春さんの写真