3月定例市長記者会見 中心商店街駐輪対策 パールロードに暫定駐輪スペースを設置

平成24年3月22日

平塚市側の説明

 

落合克宏市長:
   それでは2点目の中心商店街駐輪対策といたしまして、紅谷パールロードに「暫定駐輪スペース」を設置することにつきまして、お話を申し上げます。
 中心商店街の駐輪対策の一環といたしまして、この4月から紅谷パールロードに「暫定駐輪スペース」を設けることといたしました。
 平塚市では、紅谷パールロードをはじめとした中心商店街の放置自転車対策を進めるために、平成22年度からこれまで9回にわたりまして、地元商店会をはじめ、平塚警察署、平塚市交通安全協会、財団法人平塚市文化スポーツまちづくり振興財団といった関係機関と市の関係各課とで協議を行ってまいりました。そこでの協議を踏まえまして、今回、紅谷パールロードに「暫定駐輪スペース」を設置することといたしました。この紅谷パールロードは、条例に定めます「自転車放置禁止区域」となっておりますけれども、買い物などのごく短時間の駐輪に対して「暫定駐輪スペース」を設置するということになりました。
 設置日は、平成24年4月1日の日曜日からということです。この日は、改正されました「平塚市自転車等の放置防止に関する条例」の施行日でもあります。
 「暫定駐輪スペース」の利用時間は、午前10時から午後8時としております。
 設置場所ですけれども、紅谷パールロード内の7カ所といたしまして、具体的には、資料でお配りしました「紅谷パールロード暫定駐輪スペースイメージ図」を見ていただきますとこのような形での設置ということになります。
 それでは、「暫定駐輪スペース」の概要について、説明申し上げます。
 「暫定駐輪スペース」は、駐輪ラックなどを設けることはしないで、コーンバーを設置することで、他のスペースと区分いたします。
 対象は、パールロードにお買い物等で来訪される方で、ごく短時間利用される方を対象としておりまして、駐車時間の目安は、30分を限度として考えております。
 買い物等が概ね30分を超える方につきましては、駅西口第1駐輪場の一時利用が2時間までは無料の措置をとっておりますので、そちらをぜひご利用いただきたいとお願いしてまいります。
  「暫定駐輪スペース」の開け閉め等の管理につきましては、地元商店会が中心となって行っていただきまして、利用時間以外に駐輪した自転車や目に余るような長時間駐輪をした自転車につきましては、市が保管場所に移動させていただきます。
 先ほども申し上げましたが、今回の「暫定駐輪スペース」につきましては、紅谷パールロードが自転車放置禁止区域であることを前提とした中で、あくまでもお年寄りや身体のご不自由な方を中心に、パールロードを来訪された方で、ちょっとした買い物など、ごく短時間で利用していただくための設置でございます。また、お元気な方、一定程度の長い時間の買い物等を楽しみたい方は、パールロードから距離的に1~2分の場所にあります2時間無料の駅西口第1駐輪場の一時利用を、市外にお買い物に行かれる方、商店街の従業員の方など、長時間自転車をとめられる方については、駅西口第2駐輪場の一時利用のご利用をお願いしたいと思っております。
 今回「暫定駐輪スペース」の設置に合わせまして、駐車後2時間無料であります駅西口第1駐輪場の一時利用につきましては、長時間駐輪する方は、できる限り駅西口第2駐輪場をご利用いただきたい旨を今週末から事前周知させていただきます。4月1日からは財団法人平塚市文化スポーツまちづくり振興財団の職員が駅西口第1駐輪場の入口で直接呼びかけさせていただき、中心商店街で買い物等をされる方などにご不便をかけないような措置をとってまいります。
 また、商業振興(のため)、買い物等で中心商店街に来訪される方の利便性の向上をより図るということで、4月1日から、整備をいたしました駅前大通り線東及び西駐輪場については、駐車後2時間無料の措置をする予定でございます。
 利用者のニーズに応じた駐輪場所をご用意することで、放置自転車の解消も進んでいくものと考えております。
 繰り返しになります。「暫定駐輪スペース」を設置いたします4月1日からは、「平塚市自転車等の放置防止に関する条例」が施行されますので、4月1日以降は、原動機付自転車も撤去の対象となります。保管場に移動された自転車などについては、引き取りの時に保管料がかかることになります。保管料は、自転車が2000円、原動機付自転車が4000円となっています。
 それから、放置自転車の保管場所が変更となります。4月1日以降については、田村総合消防訓練場内にあります「田村自転車等保管場」に放置自転車を移動させていただきます。
 これまで使っておりました「纒自転車保管場」については、3月31日撤去分まで移動しまして、5月31日までの運用となります。
 本市といたしましては、このように、商業振興ですとか、中心商店街を来訪される方々への配慮もして、歩行者等の安全通行の確保、災害等における防災活動の場の確保なども含めて、今後も放置自転車の対策を進めてまいりたいと思っております。

 

質疑内容の要旨


Q記者:パールロードは全長何メートルで、7カ所全部で駐輪は何台分になるのか?
A市民部長:全長175メートルです。「暫定駐輪スペース」はだいたい100台から150台です。あくまで、推計で詰め方によって前後します。


Q記者:現状では放置は激しいのか?

A市民部長:平塚市は非常に平坦な土地で、しかもJRが一つの駅だということで自転車の利用の多いまちです。現況の中ではだいたい350台、一時期700台前後あったんですけれども。


Q記者:パールロード周辺だけでか?

A市民部長: パールロード内だけです。300~350台です。


Q記者:4月1日から「平塚市自転車等の放置防止に関する条例」が施行されるのを踏まえての対策か?

A市民部長:地元商店会の人、警察、交通安全協会、文化スポーツまちづくり振興財団、市の関係する部署箇所が、市長が申し上げましたように、平成22年度から買い物客対策を含めて、ずっと話し合ってきた中で、買い物客などごく短時間利用については、本来であれば放置禁止区域ですから、1台も置けないのですけれども高齢者、障がい者などの利便に供するために4月1日から「暫定駐輪スペース」を設けていきましょうということです。


Q記者:概ね30分を限度とすると書いているが、何もしなければ置きっぱなしになってしまうと思うが?

A市民部長:当面4月1日からは市の職員、警察、交通安全協会の人たちが、場所的に7カ所ございますけれども、それらに張り付きまして、当然地元の商店会の人たちも加わっていただきますが、そこで指導、お願いをしていきます。そこで申し上げましたように現況の中で300台前後ありますので、あくまでも短期間利用を呼びかけながら、そのほかに1、2分の距離に第1駐輪場がございますので、そちらの方に誘導します。さらに、2時間を超えさらに長い時間の人たちには、その横にあります第2駐輪場を御利用くださいということで職員ほかで呼び掛けてまいります。


Q記者:とめて2時間ぐらいで戻ってきた人に対して、今度はあちらにとめてくれとか言うのか?

A市民部長:そういうことではなくて、最初(とめるとき)にここはあくまで概ね30分程度ですと言います。2時間までですと、第1駐輪場が2時間まで無料となっていますのでそちらの方をご案内したいと。JRを使われてよそに行きたい、あるいは時間がもっと長くなるということが言われるようでしたら、第1駐輪場の横にあります第2駐輪場、そちらの方の一時置きを利用してくださいと。


Q記者:長くとめた人に対して、何か言うということはないのか?

A市民部長:長く止められた方には、4月1日から「平塚市自転車等の放置防止に関する条例」で撤去してまいります。こちらの方で、撤去して、それに伴う部分、今までの保管料はあらためて徴収しませんが、これからは4月1日以降保管の場合、2000円の保管料を徴収してまいります。そういうことを併せた形の中で周知しながら進めていきたいと思います。


Q記者:駅前大通り線は2時間無料とする予定というのはいつからか?

A市長: 同時に4月1日からです。買い物の利便性とかを考えると一時利用ができるようなところへ自転車を誘導していくと、その措置の中で、駅前大通り線も考えているということです。


Q記者:「暫定駐輪スペース」という概念自体は珍しいのか?

A市民部長:おっしゃるとおりだと思います。今、駐輪場の受け皿づくりを順次進めています。第1駐輪場ができ、西口のところに第2駐輪場があって、さらに中央地下道よりのところに今度西口西地、こちらの方を24年度の中で整備していきます。これら全体ができた中で受け皿をしっかりした後に、25年3月末から4月にかけて今の暫定駐輪スペースをどうしていこうかと、今のままで暫定でやるのか、廃止するのかなどというのはこれからいろいろと。


Q記者:藤沢とか茅ヶ崎とかそういったところではあるか?

A市民部長:暫定というような、社会実験的にやっているところは他にはありません。私どもが知る限りではないと思います。


Q記者:4月1日から条例が改正されますけれども、引き取りの保管料が高いと思うが?原付をやっているところは県内では珍しいのか?

A市民部長:保管料の算定に当たりましては、平成19年に手数料・使用料の基準の中で、だいたいの保管撤去に伴う経費を算定いたしました。なおかつ神奈川県内の中では徴収していない所は数えるくらいしかありません。その中で前後ありますが概ね平均的に2000円くらいが一般的になっております。


Q記者:原付は珍しいのか?

A市民部長:原付も神奈川県内の中では、もともとこの根拠になる、単純にいうと自転車法、国の法律の中でも原付自転車は対象になっておりますし、神奈川県内の中でもほぼすべて原付を対象としております。料金的なものをもう一度繰り返させていただきますと、高いところでは2500円、一番安いところで、県内では500円がございますけれども平均的には2000円となっております。バイクにつきましても1000円から高いところでは5000円というような数字がでております。神奈川県内ではほとんど保管料は徴収している、徴収していないところはわずかだということでご承知おきいただきたいと思います。 

 
 

定例市長記者会見における質疑内容を広報・情報政策課広報担当でとりまとめて掲載しています。 


 
 

記者発表資料

平塚市
担当 くらし安全課交通安全担当 津田
電話 0463-21-9840 

 

中心商店街駐輪対策
パールロードに暫定駐輪スペースを設置

 

 平塚市では、紅谷パールロードをはじめとする中心商店街の放置自転車対策をどのように進めていくべきかについて、平成22年度から9回にわたり、地元商店会や警察をはじめとする関係団体と協議してきました。 
 今回、紅谷パールロードの放置自転車対策として、買い物等のごく短時間の駐輪に対応するために「暫定駐輪スペース」を設置することとし、市、中心商店街、警察等関係団体が協力して中心商店街の放置自転車の解消に努めていきます。

設置年月日 平成24年4月1日(日)

利用時間 午前10時~午後8時

設置場所 紅谷パールロード(平塚市紅谷町地内)に7か所

駐輪スペース概要

  • 「暫定駐輪スペース」は、コーンバーを設置することで他のスペースと区分する
  • パールロードに買い物などに来るごく短時間の利用者が対象
  • 駐車時間は概ね30分を限度とする
  • 買い物等が30分を超える利用者には駅西口第1駐輪場を案内する(2時間無料)
  • 暫定スペースの運営管理は商店会が中心となって実施
  • 開放時間前に駐輪していた自転車や、目に余る長時間駐輪の自転車は、市が保管場に移動する

 

平塚市自転車放置防止に関する条例が改正

 改正条例が4月1日から施行されます。
  主な改正点
  原動機付自転車も撤去の対象になります
  4月1日以降に保管場に移動した自転車等の引き取りに保管料がかかります
  (自転車2000円・原動機付自転車4000円)
 

自転車保管場が移転します

 現在纒にある自転車保管場を4月1日から田村消防総合訓練場内に移転します
  4月1日の移動分から自転車等を田村保管場に運びます
  3月31日の移動分までは纒保管場に運び、返還業務も纒保管場で実施します