八幡山の洋館 10万人目の入館者にプレゼント

平成25年3月26日


平塚市
担当 社会教育課 担当 大野
電話 0463-35-8124
 

八幡山の洋館
10万人目の入館者にプレゼント


 3月26日、開館から間もなく4年を迎える八幡山の洋館で10万人目の入館者をお迎えし、松本信治館長がふるさと歴史かるたなど文化遺産にちなんだ記念品を手渡しました。
 今後も様々な活用方法で皆様に親しんでいただけるよう記念館事業を運営してまいります。
 

 

10万人達成

日時  3月26日(火)午前 9:05

来館者 崇善小学校2年 髙(高の異体字)田瑞希(たかたみずき)さん 

場所  旧横浜ゴム平塚製造所記念館(愛称 八幡山の洋館)(平塚市浅間町1番1号)
 

来館のきっかけと本人のコメント・様子

 お母さんを応援する市民団体「ほん和かママ」の活動をするお母さんと親子音楽会に参加するため来館。団体の活動としては2回目、ほかにも参加者として洋館に何度か来ているとのことでした。
 瑞希さんは(10万人目の来館に)「うれしかった。ソファなどがすてきです。」と喜んでいました。
 

記念品 八幡山の洋館を掲載した冊子「平塚の文化財」、
      ふるさと歴史かるたなど


開館からの期間  3年11カ月と26日(平成21年4月1日開館)
 

 

社会教育課長コメント

 この建物は市内に唯一残る明治期の洋館として、気品ある外観はもちろん、室内の天井が高く、内装が漆喰(しっくい)壁のため音響効果が良く、利用される声楽家の方など音楽関係の皆様から音響などがすばらしいと評判の建築です。音楽分野以外でも平塚市の近代歴史を象徴する建物でもありますので歴史講座などの事業にも活用されています。入館者10万人を一つの区切りとして、これからもますます、皆様に親しまれ、愛される「八幡山の洋館」を目指してまいります。

 

旧横浜ゴム平塚製造所記念館(愛称 八幡山の洋館)

 旧横浜ゴム平塚製造所記念館は、平塚市内では唯一、神奈川県内でも数少ない明治時代の洋風建造物です。関東大震災での倒壊を免れた上、平塚空襲(昭和20年)の戦火でも焼け残りました。創建されて以来、平塚の歴史とともに存在し続け、国の登録有形文化財にも登録されています。
 無煙火薬を製造していた日本火薬製造の建物として創建。大正8年に日本火薬製造が日本海軍に買収され海軍火薬廠となってからは、将校クラブ(横須賀水交社)の応接室、娯楽室、食堂として賑わったほか、横浜ゴム時代は、主に会議室、貴賓室として利用されて来ました。
 明治期の洋風建築の特徴をよく表した木造平屋造りの建物は、主屋の塔屋とアーチ型の窓など美的装飾を施した外観が特徴です。また、二方に張り巡らせたベランダや八角形平面のベイウィンドウなども高い評価を得ています。

  • 10万人目の入館者とご家族らの写真