4月定例市長記者会見 平塚駅南口広場(噴水周り)を改修 市民と協働でバラのまちづくり

平成25年4月25日

平塚市側の説明

 

落合克宏市長:

  みなさん、おはようございます。
 本題に入る前に一つ、ご紹介させていただきます。
 今回の定例市長会見から、ご覧のとおり、このバックボードを使うことといたしました。
 平塚市のイメージアップをはかるとともに、情報発信の強化を目指すという取り組みの一つであります。
 このボードは、分割して運べるようになっております。骨組みもしっかりしておりまして、今後アリーナなどで開かれるセレモニーなど、いろいろな場面で使っていきたいと考えております。
 詳しくは、お配りしました資料をご覧いただきたいと思います。
 それでは、本日の発表案件であります、「平塚駅南口広場を改修 市民と協働でバラのまちづくり」についてご説明申し上げます。
 資料をご覧ください。
 市では、平塚駅南口広場の噴水の周りの改修工事を進めております。
 平塚駅南口広場は、海へ続くなぎさプロムナードを含めまして、市南部の玄関口となっております。
 この広場に入口を設けまして、中央の噴水周りに園路を整備し、ベンチを置きまして市民が憩える空間を設けるための工事を行っております。
 工事の完成につきましては、バラが咲く5月末の予定であります。
 今後、市内のバラめぐりなどのスタート地点などとして、市民に親しまれる憩いの場になるように整備してまいります。
 少し(資料の)下に行かしていただいて、次に施設概要であります。
 面積は約500平方メートル。整備期間は4月8日から始めまして、5月の末までを予定しております。園路のイメージでありますけれども、歓迎を表す花々で彩られました、潮風を感じる海への玄関口にふさわしい駅前広場の景観に配慮し、なぎさプロムナードと同じ舗装にしております。植樹をされているバラは28種類、53株を植えてあります。
 この(資料の)下の市民活動団体との協働の経緯でありますけれども、この広場には今年1月25日、ひらつか市民活動連絡協議会などにより、バラの苗28種、53株が植樹をされております。
 平成24年に同協議会が協働事業の一環で呼びかけて集まりました市民活動団体や市民が協力してバラの苗の植樹、管理をしていただいています。
 手間がかかるバラの管理につきましては、平成25年1月に同協議会から生まれました「平塚 花のまちづくりの会」などに担当していただいております。
 バラの花は平塚の大切な資源でもありまして、このバラを使ったまちづくりを市民と協働で進めてまいりたい、そのように考えております。私からは以上です。

 

質疑内容の要旨

特にありませんでした。
 

 

その他の質問

≪中学校給食の結果を受けて≫
Q記者:(業者弁当併用方式の)試行のあり方と今後の展望は。
A市長:(先日の教育委員会記者会見での市長判断の)繰り返しになってしまいますけれども、4月3日に教育委員会から今までの検討結果を受けて報告を受けました。その中で、こちらの判断として、教育委員会に対して三つの条件をつけて進めてくれという話で返しました。今、お話がありましたように家庭からのお弁当と業者弁当との併用であると、その中でも、やはり中学生が心身ともに健やかに育って勉強、部活、生徒会活動などに専念できるようなものであってもらいたい。地域制も考慮してもらいたい。そして、生徒や保護者の声を聞いて、ニーズに合ったメニューを考えてほしい。もう一つは、欠食しないように、というのはデリバリーなどは(前日までなど)前もって頼まないと当日来ないということもありますので、当日朝の注文にしてほしいという三つの条件を付けさせていただきました。その中で、今後どのような形で行政がかかわっていくかによりまして、発注弁当の魅力というものが変わってくると思います。
 これからはやはり行政がどういう形で、完全給食では大きな財政負担があるかもしれないけれども、今のニーズをとらえると、今の中学校の昼食のあり方は今のままではいいと思っておりませんので、今後この併用の中で、行政がどういう形でかかわって保護者の負担を少なくし、また栄養も考え、魅力のあるお弁当を提供することができるかというものを考えていきたいなと。そのためには今までいくつか業者弁当を試みてやってきた中では、例えば注文のあり方ですとか、そのとりまとめですとか、業者と学校の引き継ぎですとか、そういうものに対して行政が例えばお金をかけて、よりそういう中間のコストをかけないでお弁当を、栄養がある中で、もちろん栄養士の指導等も含めて入れこんで、中間コストがかからない中でお弁当のコストを下げてもらう、そういうような取り組みもできるのではないかということであります。それは教育長をはじめ、教育委員会に、より具体的に何ができるのか、今回のこういう提案の中で魅力を深めるために何ができるのかというものをぜひ考えてほしいということで伝えました。

Q記者:食材費やコストにどれだけ行政としてお金をかけるのか。
A市長:今のところ、食材に対して公費を出すということは検討の段階ですので、今の段階で、それにお金を出すということはなかなか難しいなと思います。地域ニーズに合ったということもありますので、先ほどお弁当でも、例えば大きな組織、例えば大学とかあったりですね、いろいろ食に関してとりまく施設もありますので、うまく勘案して提供してもらえるような働きがけを行政のほうも、教育委員会もしてほしいということで、直接食材に対して、今お金を出すということは、検討段階の中で考えておりますけれども、結果としてはまだ詰めておりません。

Q記者:父兄の選択肢として、大変ならば業者弁当をどんどん注文してくださいというスタンスなのか。
A市長:考え方としては、やはりこの時代の中で、父兄が働くとかですね、負担が増えてきて、それをどういうふうに解決するかという中での一つの方向性も考えなければいけません。そういう点からいいますと従来であれば今までのとおり家庭で作ったお弁当を中心とした昼食を持ってきてもらうのが普通でしたけども、この時代の対応の中では、やはり業者弁当にも魅力を持たせて、もし父兄の負担が大きくなるのであれば、業者弁当もぜひ使ってもらうというような立場で考えていきたいなと思っています。

Q記者:そういうアプローチは試行する学校側から父兄のほうに伝わるような形にするのか。
A市長:それはもちろん、こういう形で選択肢としてご家庭でお弁当を作っていけないような場合は、こういうことで補完ができますよと、負担をかけなくてもできますよということはもちろん発信をして、そのために25年度中には1校から2校(での試行)を原則として始め、今実際には、浜岳中、太洋中、パンについては神田中、横内中でやっておりますので、そういうことも全体を勘案して、いくつかそういううまいやり方というか、しっかり作っていこうというのが今回の取り組みです。確かに、完全給食ができれば一番いいんですけれども、今のこの状況、全体的なことを考えて、なかなかそれができない中で今度は具体的に昼食のあり方をどうして行ったらいいか、行政が完全と言わないまでも、中学生の体、食に関してしっかりとした支援をしていくため何ができるかというのをちょっと考えていこうというのが今回の立場です。


Q記者:市教委の検討委員会は女性の社会進出をどう支えるかなど広い視点での議論の検討がなされていなかったのではないか。
A市長:結果として、表現としてはそういう形で捉えられるかもしれませんけれども、それは教育委員会が、保護者も含めて、中学校昼食のあり方について、特化して議論がされたからそういう表現として報告もありました。私の立場としては、今お話があったように、この平塚の人口減少ですとか、やはり子どもは宝ですから、この平塚で育ってもらって、住みやすい環境の中で、そういうものが平塚の魅力として発信ができて、平塚にずっといてもらったり、来てもらう、そういうまちづくりをしなくてはいけません。もちろん子育て支援の中の一環としても捉えなければいけませんし、それだけではなく産業の活性も含めてより多くの要因の中で、この平塚の魅力を作っていかなくてはいけません。そういう視点からも私の立場としては、一つはご指摘いただきましたようなそういう魅力の一つとして考えなくてはいけないと考えてはいました。ただ、議会等でも議論がありましたように本当に現実問題として、いろいろイニシャルコスト、ランニングコスト、そういうものが毎年かかってまいりますので、そういう全体的な財政状況から、これから税収、まちづくりのあり方、社会保障のあり方そういうものを考えていくと、今回はこういう報告を受けて打ち出させていただいたということであります。

Q記者:議会などでも、もう一度仕切り直してやろうよという議論もあるが。
A市長:施策、政策として打ち出しましたので、今申し上げましたけれども、次の一歩として何ができるかを考えさせていただき、いつになったら議論が再燃するかというのは今の段階では言えませんけれども、おおむね景気が良くなり、そういう状況になってきましたら、また新たにそういう機会も出てくるのではないかなと思っております。
 


≪被災地の漁網の受け入れ≫
Q記者:箱根町が受け入れを表明したが、受け入れへの考えを聞きたい。
A市長:県から正式な文書等はまいっておりませんけれども、打診という形ではありました。担当部、(最終処分場がある)受け入れ先の遠藤原等との関連もありまして、担当部にはいろいろと課題を抽出してもらいながら、検討もさせていただきました。平塚市におけるその漁網の埋め立て処分の問題としては、これから1市2町の広域の中でゴミ処理を進めていく。その1市2町の最終処分場というのはたった一つしかありません。そこをずっと使わなければなりません。それから容量の問題。地元への説明もしなければいけません。その中では例えば漁網が来たときに放射能はないかもしれませんけれども、その確認をするとか、鉛があるとかいろんな問題があります。ただ、そのまま燃せない、細かく切ってそのまま処分場へというお話でしたので、今の段階では漁網の処分については、いろいろ検討させていただいた結果、焼却処理が一番望ましいのではないかと考えております。ただ、今の段階で焼却処理ができないということであればお話ししましたいくつかのわれわれの検討した結果の中では、現段階では漁網の受け入れについては大変難しいのではないかと判断させていただいております。
 

※定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 道路管理課維持担当 小川
電話 0463-21-8794
 

平塚駅南口広場(噴水周り)を改修
市民と協働でバラのまちづくり


 市では、平塚駅南口広場の噴水の周りの改修工事を進めています。
 平塚駅南口広場は、駅南口の正面に位置し、海へ続くなぎさプロムナードを含め、市南部の玄関口となっています。
 この広場に入口を設け、中央の噴水周りに園路を整備し、ベンチを置き市民が憩える空間を設けるための工事を行っています。
 工事の完成は、広場に植栽されているバラが咲き始める5月末の予定です。
 今後、市内のバラめぐりのスタート地点などとして、市民に親しまれる憩いの場になるよう整備していきます。
 これまでは、柵があり、人が入って休めるような場になっていませんでした。人魚の像や噴水、花壇が整備されており、市民活動団体(平塚 花のまちづくりの会)や八重咲町自治会等の方々と共に維持管理を行ってきました。
 
 

施設概要


所在地 平塚市八重咲町(平塚駅南口)

面積 約500平方メートル

整備期間 平成25年4月8日~5月末(予定)

人魚の像(ブロンズ製) 市制施行30周年記念「海(うみ)の讃歌(さんか)」 澤田(さわだ)政(せい)廣(こう)作

ライトアップ 通年 19:00~22:00

園路のイメージ   歓迎を表す花々で彩られた、潮風を感じる海への玄関口にふさわしい駅前空間の景観に配慮し、なぎさプロムナードと同じ舗装にしています。
植樹されているバラ レディーヒリンドン、ファッションなど28種、53株。広場の北側には香りがよく、大輪の花をつける花を、歩道側には中輪の花を中心に植樹しています。

 

市民活動団体との協働の経緯

 この広場には今年1月25日、ひらつか市民活動連絡協議会などにより、バラの苗28種、53株が植樹されています。
 平成24年、同協議会が協働事業の一環で呼びかけ集まった市民活動団体や趣旨に共感した市民が協力し、この広場の草取りなどから始め、広場の在り方などを検討し、バラ苗の植樹、管理をしています。消毒や肥料、芽欠き、花がら摘みなど、手間がかかるバラの管理は、平成25年1月に同協議会から生まれた「平塚 花のまちづくりの会」などが担当します。なお、バラの管理には同会が助成を受ける平成25年度ひらつか市民活動ファンド助成金を活用します。
 同会では「華やかなバラは、人の心をぐっと引きつけます。人魚像のある噴水の周りでくつろいで、バラいっぱいの空間を楽しんでほしい」と話しています。
 

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