美術館特集展　日本の絵　三瀬夏之介展

平成25年7月11日

平塚市
担当　美術館　学芸担当　端山
電話　0463－35－2111

美術館特集展　日本の絵　三瀬夏之介展

　本展では、三瀬夏之介の近作・最新作を中心に大学卒業制作を含めた約30点を紹介します。
　三瀬は1973年、奈良に生まれ、1999年に京都市立芸術大学大学院を修了。その後、奈良の高校で教鞭をとりながら制作を続け、現在は山形市にある東北芸術工科大学の准教授をつとめています。2009年にはVOCA 賞を、2012年「第5回日経日本画大賞」で選考委員特別賞を受賞するなど、近年特に注目を集める日本画家です。
　墨を主体とする日本画の素材と手法を用い、和紙の断片をコラージュ風に継ぎ足していくという制作方法を特徴としています。モチーフに空想の産物・現実の自然・伝統的に描かれてきた景物など様々なイメージを取り込み、幅10メートル以上に及ぶダイナミックな画面を作りあげます。また、自らの住む場所とその歴史、自身の記憶などと不可分に結びついたテーマで作品を描いてきました。
　三瀬は、奈良からみる日本、山形で描く日本画というように、時代や地域、見る人により、日本画のあり方は変わるはずであると考えています。そうした「日本」や「日本画」の多様性を、複雑なままに画面に定着させようとする作家の試みを「日本の絵」と題して展示します。

主催　平塚市美術館、日本経済新聞社

助成　公益財団法人花王芸術・科学財団

開催期間　7月13 日（土）～9月16日（月曜日・祝日）

開館時間　9時30分～17時（入場は16時30分まで）
　7月27日～9月8日は開館時間を1 時間延長します。

休館日　月曜日　
　ただし7 月15 日（月曜日・祝日）、9月16日（月曜日・祝日）は開館、翌火曜休館

観覧料金
　一般200円　高大生100円
　団体料金　一般140円　高大生70円

中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1名は無料
65歳以上で、平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金

美術館特集展　日本の絵　三瀬夏之介展