3月定例市長記者会見 日産車体湘南工場第一地区跡地、都市計画手続きへ

平成26年3月26日

平塚市側の説明

 

落合克宏市長:

「日産車体湘南工場第一地区跡地、都市計画手続きへ」についてご説明いたします。

平成25年1月17日に日産車体株式会社から提案のありました、同社湘南工場第一地区跡地の都市計画の変更等に関する都市計画提案の内容について、平塚市都市計画提案評価委員会を開催し、本市のまちづくりの方針や地域の特性などを踏まえまして、総合的に評価した結果、提案を一部修正したうえで、都市計画の決定または変更を行う必要があると判断し、本日、提案者であります日産車体株式会社に「都市計画提案に関する見解通知書」を通知いたしました。

これまでの経緯でありますが、同社湘南工場の再編に伴い、平成19年9月に平塚市と同社との間で「平塚天沼地区に係るまちづくりの方向性」が合意され、この合意を受けまして、平成24年3月に同社から本市にその実現に向けた土地活用案の提案がありました。

この案が都市計画の変更を伴う内容でありましたことから、日産車体株式会社が、パートナーであります三井不動産株式会社、さらに関係団体等との事前協議を進めてきたものでございます。

本市では、この都市計画提案を受けまして、平塚市まちづくり条例の規定に基づき、都市計画提案書の縦覧や説明会による市民参加及び庁内関係課によります検討を重ねてまいりました。

今後は、平塚市の都市計画素案を作成し、都市計画変更素案説明会や都市計画案の縦覧など、都市計画手続きを進めてまいります。

都市計画の概要につきましては、お配りをいたしました資料の一番下段にございますので、これをご確認いただきたいと思います。

 

質疑内容の要旨

 

Q記者:一部修正したものは何か?
A市長:提案の地図もお付けしていますが、提案区域の西側にあります、駅前通り線に面しています住宅地区Bの「用途地域」につきまして、本市の都市マスタープランとの整合を図るために、提案ではここが工業地域のままの提案だったのですけれども、近隣商業地域及び第一種住居地域に変更する。それに伴って、「高度地区」を第4種高度地区から第2種高度地区に、「防火地域及び準防火地域」についても指定なしから準防火地域に変更する、これが一点。もう一点が、区画道路のうちの一部について、道路の線形と道路の幅員を広げる修正を行いました。それと二つの公園が中にありますけれども、この公園が面しているメーン道路に広く接するように、公園の面積は提案のままとしておりますけれども、公園の形状を修正する。またそれに合わせまして、工業地区の西側に指定されておりますけれども、この植栽帯についての幅を広げるという修正をさせていただきました。それが一部修正という内容となります。

Q記者:住宅地区Bというのは最初の提案ではここは工業地域だったのか?
A市長:はい。そうです。今回の提案では住宅ですけれども、従来の用途(地域)としては、工業地域の指定でした。

Q記者:以前の提案の内容で報道もした住宅地区Bだったけれども、用途(地域)だけ工業地域が残っていたのか?
Aまちづくり政策部長:はい。用途地域上、工業地域でも、住宅は建てられますので、用途地域の変更をする必要はないということの提案があったのですけれども、今回そこを修正した理由は、工業地域が、今の住宅地区Bとさらにその北側と南側に一部残っていまして、今回、変更することによりまして、工業専用地域が商業系と住居系に変わります。従いまして、駅前通り線に接する部分の用途地域が、工業地域として残ってしまうということで、用途地域の配置上、好ましくありませんので、今回の提案に合わせて、その地区外になりますが、駅前通り線の東側の工業地域を近隣商業地域と第一種住居地域に変更したいというのが市の考えでありまして、今回の提案と合わせて、一部を変更させていただく内容であります。

Q記者:この区域以外にもということか?
Aまちづくり政策部長:はい。今ここにあります住宅地区Bの北側と南側の所が現在工業地域になっていますが、そこも合わせて今回変更を考えています。

Q記者:この都市計画手続きのほかに別の都市計画の変更手続きもするのか?
Aまちづくり政策課長:そちらがですね、今後のスケジュールということで、(資料の)下に出してあるんですが、市側の説明会を4月の28日、29日に(開催し)提案していく内容でございます。

Q記者:誰向けにどこでやるのか?
Aまちづくり政策課長:一般市民向けに開催しますので、広報ひらつかに開催の日程を掲載する予定でございます。

Q記者:ここの住民というわけでなく?
Aまちづくり政策課長:一般市民及びその周辺の住民に対して説明会を開催していくということです。

Q記者:この辺の道路沿いが工業地域の指定が残っていたのが、規制をきちんとしていくということか?
Aまちづくり政策部長:はい、整理するということです。

Q記者:使う用途としては以前の発表と変わってないということか?
Aまちづくり政策部長:はい。共同住宅としては変わりありません。

Q記者:市としては、ららぽーとの開場と着工についてはどのように聞いているのか?
A市長:施設的には、日産車体から土地を購入して開発する三井不動産さんが商業施設の開発をするという、そこまでですね。細かい所までは我々は、具体的には(聞いていません)。三井不動産さんが進める内容になりますので、平塚市としてその辺までしか答えられないということです。

Aまちづくり政策部長:具体的にららぽーとという名前は正式には伺っていません。三井不動産が行う開発で、商業施設というのはららぽーとですとかあるいはアウトレットとかいろんな種類があると思いますが、その中で想定されるのがららぽーとというものは協議の中では(話は)ありますが、具体的にららぽーとという話は伺っておりません。

Q記者:地元説明会では、ららぽーとと言って、開場時期も15年秋から16年春と説明しているが?
Aまちづくり政策部長:その程度の情報は伺っておりますが、正式にららぽーとがそこに出店するという社内的な正式決定は聞いておりません。


※定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 まちづくり政策課 小野間
電話 0463-21-8781
 

日産車体湘南工場第一地区跡地、都市計画手続きへ

 
 平成25年1月17日(木)に日産車体株式会社から都市計画法第21条の2の規定に基づき、同社湘南工場第一地区跡地の都市計画の変更等に関する都市計画提案(以下、「提案」という。)がありました。

 このたび、平塚市都市計画提案の手続きに関する要綱第9条の規定に基づき、平塚市都市計画提案評価委員会を開催し、本市のまちづくりの方針や地域の特性などを踏まえ、総合的に評価した結果、提案を一部修正したうえで、都市計画の決定又は変更を行う必要があると判断し、本日、提案者である日産車体株式会社に「都市計画提案に関する見解通知書」を通知しました。
 

これまでの経緯

 同社湘南工場の再編に伴い、平成19年9月に平塚市と同社との間で「平塚天沼地区(湘南工場第一地区)に係るまちづくりの方向性」が合意されました。この合意を受け、平成24年3月に同社からその実現に向けた土地活用案の提出があり、この案が都市計画の変更を伴う内容であったことから、日産車体株式会社がパートナーである三井不動産株式会社、さらに関係団体等との事前協議を進めてきました。

 本市では、この提案を受けて平塚市まちづくり条例の規定に基づき、都市計画提案書の縦覧や説明会による市民参加及び庁内関係課による検討を重ねてきました。
 

今後の予定

 今後は、提案を基に一部修正した平塚市の都市計画素案を作成し、都市計画変更素案説明会や都市計画案の縦覧など、都市計画手続きを進めていきます。
 

都市計画の概要

位置  平塚市天沼及び宮松町地内

面積  約18.9ヘクタール

用途地域の変更
 工業専用地域(容積率200%、建ぺい率60%)から、工業専用地域(容積率200%、建ぺい率60%)・近隣商業地域(容積率200%、建ぺい率80%)・第一種住居地域(容積率200%、建ぺい率60%)へ
 工業地域(容積率200%、建ぺい率60%)から、近隣商業地域(容積率200%、建ぺい率80%)・第一種住居地域(容積率200%、建ぺい率60%)へ

高度地区の変更
 第4種高度地区から、第4種高度地区・第2種高度地区へ

防火地域及び準防火地域の変更
 指定なしから、指定なし・準防火地域へ。

地区計画の決定 約18.9ヘクタール
 住宅、商業、産業が連携し、調和した潤いある良好なまちづくりの実現を図ることを目標とする。


 

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