「石田徹也展-ノート、夢のしるし」開催

平成26年4月9日

平塚市
担当 美術館課学芸担当 勝山
電話 0463-35-2111
 

「石田徹也展-ノート、夢のしるし」開催

 

事業概要

  
 現代社会の矛盾や悲しみをユーモアをこめて描いて高く評価される石田徹也の、県内で初めてとなる展覧会を開催します。
 代表作「飛べなくなった人」や「燃料補給のような食事」など108点をはじめ、本展ではその発想の源泉を明らかにするアイデアノート51冊を初公開し、その創作の秘密や言葉を紹介します。
 

作家

    
 石田徹也(昭和48年-平成17年)は焼津生まれの画家です。武蔵野美術大学を卒業後、現代社会を鋭く風刺する画風で注目され、新進気鋭の画家として頭角を現します。
 しかしながら、平成17年5月、踏切事故のため帰らぬ人となりました。没後は画集が発行され、テレビや雑誌などにも取り上げられて大きな反響を呼び、各地で開催された追悼展には、多くの人が訪れ、感動の輪が広がっています。
 石田徹也は、一貫して様々な器物や風景と融合した「自画像」を描き続けました。しかしそれは、石田の自我の表現ではなく、現代社会における匿名のものたちの象徴であり、生きる痛みや悲しみの表現として、見るものの共感を呼びます。
 本展は、石田徹也の代表作とともに、石田が残したスケッチブックや下絵類を初公開し、作品制作の過程や思考の跡をたどろうとするものです。
         

主催   


 平塚市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
 

協賛   


 ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン・日本興亜損保、日本テレビ放送網、神奈川中央交通株式会社
 

日時   


 平成26年4月12日(土)~6月15日(日)までの58日間 
 午前9時30分~17時(入場は16時30分まで)
 毎週月曜日休館(5月5日は開館)
 

入場料   


 一般800円・高大生500円 

《飛べなくなった人》平成8年、静岡県立美術館蔵の画像