5月定例市長記者会見 提案型ネーミングライツパートナーを募集

平成26年5月22日

 

平塚市側の説明

落合克宏市長:

 おはようございます。

 まず、定例市長記者会見を始める前に一言申し上げます。6月8日の日曜日にいよいよ新庁舎の竣工式を行います。私も実は先ほど新庁舎の内部を見てまいりました。高いレベルの庁舎機能を兼ね備えております建物で、よりよい市民サービスをぜひとも提供していきたいと、気持ちを新たにしたところでございます。

 報道機関の皆様には6月2日、月曜日の内覧会で内部をご覧いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは、本日の案件を説明します。

 提案型ネーミングライツパートナーの募集について御説明いたします。

 お手元の資料を御覧ください。

 本市では、平成23年度より平塚競技場を始め、5施設にネーミングライツを導入しております。今年度は、行政が対象を選ぶのではなく、愛称を付けたい施設を自ら選んで、ネーミングライツ料とともに提案していただくという手法「提案型ネーミングライツ」を導入いたします。これによりまして、民間企業の豊かな発想力で行政と民間の協働により施設の魅力を高めてまいりたいと考えております。

 導入対象施設は、スポーツ施設、文化施設、公園など主に市民が利用する公共施設といたします。ただし、庁舎、平塚競輪場、学校、幼稚園、平塚市民病院、ネーミングライツ導入済み施設と、これらの施設が設置されている公園を除きます。

 愛称の使用期間でありますが、原則として3年以上でネーミングライツ期間の始期を含めて提案していただきます。この始期につきましては、市民への周知期間や導入準備に要する期間を踏まえて提案者と施設所管課等と協議して決定いたします。

 募集金額は、消費税額及び地方消費税額を含む年額で提案していただきます。価格の条件は、設定いたしません。

 ネーミングの条件でありますが、原則として20文字以内で愛称を提案していただきます。施設によっては、愛称に含める文字を示す場合や略称を設ける場合がございます。

 また、事前相談ですが、提案型ネーミングライツの取得を検討する法人に応募前に行っていただく手続きになります。提案型ネーミングライツは、対象施設を限定しないで公募を行う提案の自由度を高めた手法を採っておりますが、施設の中にはネーミングライツの導入が適さないものもあります。この事前相談によりまして、ネーミングライツの導入の適否を施設所管課等と協議して、相談者に回答し、ネーミングライツの導入が可能な施設にのみ、応募してもらうことといたします。

 募集期間は、6月6日の金曜日から8月29日の金曜日までの85日間といたします。募集要項を6月2日にホームページにて公表いたします。

 なお、応募者があり、諸手続きを経てネーミングライツパートナーを決定いたしましたら12月に共同記者会見を行い、提案型ネーミングライツの導入を公表してまいりたいと考えております。

質疑内容の要旨


Q記者:具体的な施設をホームページ等で示すことはあるのか?
A市長:それも出す予定です。応募が想定できる具体的な施設等についても出すつもりでおりますけれども、今ちなみに申しあげますと、大神のスポーツ広場ですとか、馬入のサッカー場、桃浜町の庭球場、大神にあります軟式庭球場、こういうものが考えられます。想定している施設は、スポーツ施設が7施設程度、文化・教育施設が4施設程度、公園ですと260施設程度あります。このほかにも、市民活動センター、福祉会館、子どもの家、公園のプール、様々なカテゴリーの施設が対象となります。今、お話ししました想定できる施設としてはそういうところが考えられるのではないかなと思っております。

Q記者:なぜ今回提案型ネーミングライツを導入しようと考えたのか?
A市長:今まで市から提案をしてという形でお示しをしていたのですけれど、受けていただく方とのいろいろな条件設定ですとか、その辺を含めてやりとりをやってきた中で、今度は思い切って逆に民間の方たちの発想力を使わせていただきながら、良い提案として、市の施設等の魅力発信をしてもらえないかということで、今回思い切って取り組んだということであります。


Q記者:値段の幅はどのくらいなのか?
A市長:提案ですので、その施設によったり、他市の例もあると思いますけれど、そんなに極端に低くなることはないかと思います。一応、法人に対しての募集になりますので、今までの例で言いますと、どの施設でも年額だいたい100万円程度です。その金額の提案も含めて、提示をして一緒に検討させていくという制度であると考えています。

Q記者:海岸も対象となるのか?
A市長:今、ビーチパークは実際に湘南造園さんになっていますので、対象からは外れます。

A資産経営課長:ビーチパークそのものであれば、対象から外れますけれど、それ以外ということで提案があった場合には、事前相談ということで相談の対象にはなると思います。


Q記者:鎌倉(の海岸)が最近話題になっているが、海岸で別の名前がつくと湘南造園とバッティングしてしまうのでは?
A資産経営課長:その辺は相談の中で、対象施設所管課と協議をしていくということで考えています。

Q記者:収入の件なのだが、相模原市は中央商店街協同組合がこけ丸の森というので年間4万円となっているが、こういう場合でも構わないのか?
A市長:そうですね、はい。

 

Q記者:最低限の金額の設定はしないということですね?

A資産経営課長:金額がすべてだとは考えていませんので、それ以外の部分で例えば役務の提供ですとか、ボランティア清掃ですとかそういった提案というのも十分あり得ると思いますので、そういうのを含めて、提案をしていただきたいと考えています。

 

Q記者:県と横浜と相模原は事例があるようだが、それ以外の市町村で動きはあるのか?
A市長:伺っているところによると、平成25年に伊勢原市で提案をされたそうです。しかし、実現はできていないということで、県、政令市以外では実現をしているところはありません。

Q記者:企業側のメリットは?
A市長:やはり企業イメージを上げるとか、特に市民に対する貢献度、その辺が大きく扱われることになると思います。一つ、例を挙げますと、平塚競技場はBMWさんですが、御存知のとおり(湘南ベルマーレの)試合等でも応援歌の中に企業名を入れてもらったりですとか、サッカー全体のイメージを上げるとかですね、大変企業イメージを上げるメリット、企業の認知度を高めるということについては大変有効なのではないかと思います。


Q記者:収入源は二の次ということでいいのか?
A市長:そうですね、まあ、でもいただけるのであれば、それを(施設の)管理にしっかりと充てさせていただくというのが原則ですけれど。
 

※定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 企画政策部資産経営課資産経営担当 石井、齊藤
電話 0463-21-8763
 
 

提案型ネーミングライツパートナーを募集

 
 
 スポーツ施設、文化施設、公園など主に市民が利用する公共施設を対象に提案型ネーミングライツのパートナーを募集します。
 本市では、平塚競技場を始め、5施設にネーミングライツを導入しています。愛称を付けたい施設を自ら選び、ネーミングライツ料とともに提案してもらう手法の提案型ネーミングライツにより民間企業の豊かな発想力で施設の魅力を高めたいと考えます。
 新たな自主財源を確保するとともに、パートナー企業と協働して市民サービスの向上を図るため、引き続きネーミングライツの導入を推進します。
 
 

導入対象施設

  スポーツ施設、文化施設、公園など主に市民が利用する公共施設とする。ただし、庁舎、平塚競輪場、学校、幼稚園、平塚市民病院、ネーミングライツ導入済み施設及びネーミングライツ導入済み施設が設置されている公園を除く。
 

ネーミングライツ期間   

  原則として3年以上の期間でネーミングライツ期間の始期を含めて提案する。
 

ネーミングライツ料

  消費税額及び地方消費税額を含む年額のネーミングライツ料を提案する。
 

ネーミングの条件

  原則として20文字以内で提案する。施設によっては、愛称に含める文字を示す場合や略称を設ける場合がある。
 

事前相談

  提案型ネーミングライツの取得を検討する法人は、応募前に市に事前相談を行う。事前相談によりネーミングライツの導入対象として適しているか等の判断を市が行い、適している施設に応募してもらうこととする。
 

募集期間

  平成26年6月6日(金)~平成26年8月29日(金)
  ※募集要項を6月2日(月)にホームページに掲載
 
 

Get Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。

Adobe Reader ダウンロードページ 別ウィンドウで開く