救急救命士の処置範囲を拡大

平成26年7月1日

平塚市
担当 消防救急課 救急救命担当 田中
電話 0463-21-9729
 

救急救命士の処置範囲を拡大

 
 救急救命士法施行規則の改正(平成26年1月31日付け)により、救急救命士の処置範囲が拡大されました。
 これをうけて、平塚市を含む湘南地域(注1)では、湘南地区メディカルコントロール協議会(医療機関、医師会、消防本部などで構成する地域の救急医療協議会)と連携して運用開始の準備を進めてまいりました。
 その結果、本市の救急救命士6名が神奈川県の認定を受け、7月1日8時30分から処置範囲拡大の運用を開始する運びとなりました。
 今後、順次、対象となるすべての救急救命士(注2)が認定を受けられるように研修してまいります。 
 

拡大される救急救命士の処置

 
 血糖測定と低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与
   低血糖発作による意識消失が疑われる傷病者に対して血糖測定を行い、低血糖の場合はブドウ糖溶液の投与を行います。
 
 心肺機能停止前の静脈路確保と輸液
  血圧が低下してショック状態の傷病者や重量物の下敷き事故で心臓が停止する可能性のある傷病者に対しての静脈路の確保及び点滴を行います。
 
注1 湘南地域=湘南地区メディカルコントロール協議会
    当該協議会に参画する次の消防本部の管轄区域
     藤沢市、平塚市、小田原市、茅ケ崎市、秦野市、厚木市、伊勢原市、海老名市、寒川町、大磯町、二宮町、箱根町、湯河原町、愛川町
 
注2 薬剤(アドレナリン)投与認定救命士
     平塚市には70人おり、うち48人が救急現場で活動している。(2014年4月1日現在)