11月定例市長記者会見 平成27年12月市議会定例会の提出案件  会期 平成27年11月25日 ~ 12月18日

平成27年11月18日

平成27年12月市議会定例会の提出案件について
平塚市側の説明

落合克宏市長:

 まず、平成27年12月市議会定例会の提出案件についてご説明します。案件としましては専決処分が1件、条例の改正が8件、指定管理者の指定が5件あります。
 補正予算については、一般会計に7,589万6千円、競輪事業特別会計に722万8千円、介護保険事業特別会計に1,079万9千円、農業集落排水事業特別会計に69万円、病院事業会計に3,500万円を計上しています。
 補正予算の主なものとして、1つの事業について簡単に内容をご説明します。
 4ページの下段、教育費の相模小学校移転整備事業ですが、既に設定している「相模小学校移転整備事業」の事業計画見直しを行い、新たに「相模小学校移転整備事業(設計委託)」を設定しています。
 そのほか、詳細については、お手元の資料をご覧ください。簡単ですが、説明は以上です。

 

質疑内容の要旨


Q記者:相模小学校は平成30年開校とおっしゃっていたが?

A市長:そうです。組合施行による都市区画整理事業の進展に伴い、平塚市が保留地を求め、という流れの中で進めると言うことでございまして、この9月に皆さまにお話申し上げましたが、8月に都市計画決定、それから9月に組合設立・認可を出しましたので、いよいよ面整備が始まる中で、具体的に相模小学校の移転についても、計画的な予算配置をするというものでございます。


Q記者:30年は厳しいんですよね?

A市長:ええ。議会等でも申し上げているが、当初の計画では30年4月開校を一部開校も含めて考えていたんですが、ちょっと厳しい状況になっています。


Q記者:いつ頃、というめどはあるのか?

A市長:今設計の基本・実施も勘案していまして…。いつというのはなかなかあれなんですけれども、30年4月には開校は難しいという判断でございます。できるだけ早く用地取得も含めてですね、設計、具体的な学校の形をつくって移転をさせたいと思っています。


Q記者:地権者の方で、直接、市に買ってほしいと議会に陳情書などをだす運動があるようだが、その中で予算をつけるのは、市民にとってないがしろにされた気がするのではないか?

A市長:決してそういうことではなくて、組合施行による区画整理ということで、あのエリアが指定をされましたので、我々といたしましては従来から、組合側からもそうですし、地元の同意形成も図ってきたところでございまして、理解をいただいていない地権者の方にはより丁寧に説明をして、組合設立、それから土地区画整理事業の中でのその土地の取得、学校の建設ということをしっかりと申し上げなければいけないと思っております。

 

その他の質問

 

落合克宏市長:

 新庁舎建設事業で、基準値を超える鉛が検出され、建設工事が中断していたことについて、わたくしから一言申し上げます。
 これらの状況については工事再開時期と合わせて発表する予定で進めていましたが、業者との調整などに想定以上の時間がかかってしまいました。
 早期に公表できなかったことにつきまして、市民の皆様をはじめご心配をおかけしました皆様にお詫びしたいと思います。
 工事の再開とその内容については、この後担当部から説明させていただきます。今後は、なるべく早く新庁舎建設工事が完成しますよう、工事監理者や受注者と一丸となって取り組んでまいります。

 

Q記者:鉛が出てから、その報告はすぐ市長に上がっていたのか?

A市長:はい。


Q記者:公共工事で鉛が出たなど問題があった時には公表すべき案件と思うが、市長はどう判断されたのか?

A市長:報告を受けて、その時はですね、いろいろ検査と言うんですか、こういう環境問題については検査ですとか、調査ですとか、それに時間がかかるということでしたので、それを見極めないと発表は判断できないなと思いました。しかしながら、今になって思いますと、市民の皆さんにこういうご不安をお与えするということになってしまったということは本当に申し訳ないことだと思っておりますし、その時点で、細かい数字を出すのがいいのか、それとも鉛が今回、こういう形になって、その経過として、こういう経過を進めているというのは、出すべきではあったのかな、と今は思っております。


Q記者:長い中断になった時も、説明させるタイミングはあったのではないか?

A市長:そうですね。私としては市民の皆さんへの説明責任という部分においては、少し配慮が足りなかったかなと思っております。繰り返しになりますけれども、大きな流れをやはり説明すべきであった、というふうに思っております。


Q記者:税務署が来る話が合ったと思うが?

A市長:はい。来ます。


Q記者:工期が遅れると税務署が入ることへの影響は?

A市長:いろいろと国の予算もつけてもらっていますので、その予算への配慮とかですね、今、担当、それから工事の方と一生懸命、詰めておりまして、どれだけ工期を工程通り進めることができるか、ちょっと若干これまで考えてきた工期にそのまま乗せてできるというのはなかなか難しい状況だと思いますが、今、一生懸命詰めておりますので、国の方の関係機関とも十分協議をいたしまして、国の方にも説明をしっかりとして、引き続き、結果として、結論として税務署が一緒に入っていただくというのは変わりませんけれども、工事の遅れですとかそういう説明はしっかりと進めて、一体となって進めなければいけないと思っています。


Q記者:4月1日にオープンという現時点では難しいのか?

A市長:再来年ですね。28年度末というのは厳しいと思っております。

 

定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 行政総務課 行政管理担当 森川
電話 0463-21-9754 
 

平成27年12月市議会定例会の提出案件
会期 平成27年11月25日~12月18日

 

専決処分の報告について

 庁用自動車による交通事故に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分を行ったので、同条第2項の規定により報告するものです。
 

平塚市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例

 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正等に伴い関連する規定を整備するほか、必要な規定を整備するものです。
 

議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例

 地方公務員災害補償法施行令の一部改正に伴い、規定を整備するものです。
 

平塚市市税条例等の一部を改正する条例

 地方税法の一部改正に伴い条例に委任された徴収の猶予及び換価の猶予の規定を整備するとともに、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の制定に伴い市民税の申告等に係る規定を整備するほか、必要な規定を整備するものです。
 

平塚市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例及び平塚市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例

 国家戦略特別区域法の一部改正に伴い国家戦略特別区域限定保育士の資格が設けられたため、配置すべき職員に係る規定を整備するものです。
 

平塚市保育所設置条例の一部を改正する条例

 平塚市金田保育園の廃園に伴い、別表を整備するものです。
 

平塚市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例

 一般廃棄物の処理手数料等の金額を改定し、及び一般廃棄物収集業等の許可証の再交付に係る手数料を新設するとともに、事業系一般廃棄物の受入拒否の対象となる行為の範囲を変更するほか、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い非常災害時における一般廃棄物処理施設の設置の特例に係る規定を整備するものです。
 

平塚市立幼稚園、小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

 公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、規定を整備するものです。
 

平塚市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例

 非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、規定を整備するものです。
 

指定管理者の指定について

 次の施設の指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものです。
 
  • 平塚栗原ホーム
   指定管理者 平塚栗原ホーム管理運営共同事業体
   指定期間  平成28年4月1日から平成33年3月31日まで
 
  • 平塚市袖ケ浜デイサービスセンター
   指定管理者 社会福祉法人恩賜財団済生会支部神奈川県済生会
   指定期間  平成28年4月1日から平成33年3月31日まで
 
  • 花水小学校区放課後児童クラブ
   指定管理者 なかよしフレンド学童保育会
   指定期間  平成28年4月1日から平成33年3月31日まで
 
  • 旭小学校区放課後児童クラブ
   指定管理者 旭学童保育会
   指定期間  平成28年4月1日から平成33年3月31日まで
 
 
  • 馬入ふれあい公園
   指定管理者 日産クリエイティブサービス・湘南ベルマーレSC共同事業体
   指定期間  平成28年4月1日から平成33年3月31日まで
 
 各会計補正予算 ……… 主な内容は別記のとおり
                    (補正額)        (累計額)
(1) 一般会計           75,896千円 82,174,526千円
(2) 競輪事業特別会計        7,228千円 19,038,227千円
(3) 介護保険事業特別会計     10,799千円 16,643,799千円
(4) 農業集落排水事業特別会計      690千円    282,690千円
(5) 病院事業会計         35,000千円 19,785,527千円
 
なお、今回補正のない特別会計を加えた全会計の12月補正後の累計額は、1,836億869万1千円となります。
 
追加提出予定案件
  教育委員会委員の任命について(初日提出)
 

別記

平成27年度12月補正予算の主なもの
 
一般会計        
  〔歳入〕      
  国庫支出金   2,597千円  
  繰越金   75,959千円  
  諸収入   11,040千円  
  市債   △13,700千円  
  〔歳出〕      
  (総務費)      
防災行政用無線維持管理事業 4,800千円
新庁舎建設事業 2,190千円
戸籍及び住民基本台帳事業 100千円
選挙管理委員会庶務事業   3,000千円  
  (民生費)      
デイサービスセンター等管理運営事業 3,000千円
介護保険事業特別会計繰出金 7,801千円
びわ青少年の家運営事業 1,146千円
児童発達支援等事業 18,612千円
母子生活支援施設運営事業 1,200千円
公立保育所施設整備事業   8,715千円  
  (衛生費)      
保健衛生庶務事業   866千円  
健康診査等事業   19,223千円  
(商工費)      
商店街共同施設整備促進事業2,501千円  
(教育費)      
相談指導事業 184千円
子ども教育相談センター管理運営事業 1,956千円
相模小学校移転整備事業 △54,000千円
相模小学校移転整備事業(設計委託) 30,000千円
単独調理場運営事業 2,684千円    
 
(職員給与費)   21,918千円  
        
         
〔継続費補正〕      
  (追加)      
相模小学校移転整備事業(設計委託)      
  (変更)      
相模小学校移転整備事業      
         
〔債務負担行為補正〕      
  (追加)      
平塚栗原ホーム指定管理料 121,891千円
花水小学校区放課後児童クラブ指定管理料 56,054千円
旭小学校区放課後児童クラブ指定管理料 56,054千円
馬入ふれあい公園指定管理料   850,813千円  
         
〔地方債補正〕      
(変更)      
起債限度額の補正
防災対策債等の変更      
         
競輪事業特別会計        
〔歳入〕    
繰越金7,228千円  
〔歳出〕    
職員給与費7,228千円  
         
介護保険事業特別会計        
〔歳入〕    
国庫支出金1,311千円  
支払基金交付金227千円  
県支出金656千円  
繰入金7,801千円  
繰越金804千円  
〔歳出〕    
介護保険庶務事業7,145千円  
介護予防事業   △715千円  
包括的支援事業   2,844千円  
介護予防・生活支援サービス事業   1,525千円  
 
農業集落排水事業特別会計        
〔歳入〕    
繰越金690千円  
〔歳出〕    
職員給与費690千円  
         
病院事業会計        
資本的収入及び支出      
  〔資本的収入〕      
企業債△17,300千円  
補助金52,201千円  
  〔資本的支出〕    
建設改良費35,000千円  
  〔継続費補正〕      
  (変更)      
年割額の補正
市民病院整備事業(新棟等建設工事)の変更    
  〔債務負担行為補正〕      
  (追加)      
  放射線治療システム(リニアック)購入費   620,000千円  
  (変更)      
限度額及び期間の補正
仮設救急棟賃借料の変更    
  〔企業債補正〕      
起債限度額の補正
市民病院整備事業債の変更    
                         
資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、過年度分損益勘定留保資金で補填する。